こないだ久々にドラム叩きにスタジオに入ったことを書きましたが、その時に感じたこと…。
めっちゃスネアの音が良かった。
スネアの音がいいとやっぱり気分がいいものでね、なんかそれだけで自分がちったぁうまくなったんじゃないかという錯覚に陥るものです。
実はこないだスタジオを2時間まとめておさえられなくて、1時間づつ別のスタジオでやったんです。最初のスタジオでは別にどうこう何も感じなかったけど、後のスタジオに入ってスネアを一発叩いたときに…これは違うゾ!と。音の締まりが違うというかヌケが違うというか。とにかく一音一音がきびきびしてるというか。今になって調べてみたら、
このスネアでした。うほっ、10万近くするのか。そりゃいい音するわけだ。なんでも
このスタジオに限ってPEARLのキャンペーンということで入っていたんだそうで。確かにこんないい音してたら欲しくなるわな~。
かく言う小生も学生時代には自分用にスネアを所有していた、てか今でもあるけど。わざわざ買うくらいだから当然スタジオに一般的に置かれてる普及品ではなく、まあそれなりのモノではあったんだけど、ここまでの音の違いに感動はなかったな。ドラムと付き合い出してもう25年。こんなに違うものかと目から鱗の体験でした。
で、ちなみに小生が所有しているスネアはYAMAHAのSD-965AEというアルミシェルモデル。選んだ理由は覚えてないけど、今調べてみると神保さんのYD-9000シリーズのモデルだったらしいんで、それが理由だったのかな。
ヘッドはピンストライプ・コーテッド。当時新製品だったけど、このヘッドは素晴らしかった。そもそも音の重さというか深みはピンストが素晴らしかったんだけど、ロールなんかするにはなんとなくコーテッドでザラついてた方がいいんじゃないか(あくまでも気分だけなんですけどね)なんて思ってたところに出た新製品だったもので。当時はスネアそのものよりも、このヘッドに感動してたな、そういや。それにリングミュート乗っけてガムテープベタベタ貼ってね、なんだかんだいろいろと拘ってたものです。実はその状態が20年の時を経てもまだそのまんま残ってます。さすがにガムテープはコチコチになっちゃってるけどね。スナッピーはまだ生きてるようなので、とりあえずそれらしい音は出そうなんだけど、このスネアを今ステイックでバシッと叩いたら音になっているのかな。これを再びスタジオに持ち込んで叩く日が来るのだろうか…。そうなったらヘッドくらいは替えてやんないとやばいんだろうけど。ちょいと自分で替える自信は…ないな。
ほぼ10年振りくらいに引っ張り出してきたこのスネアを眺めながら、旧友に再会しているような気分に浸っております。