十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

映画「杉原千畝」

2015年12月13日 | 共生

月1回のペースで肩のこらない映画を観に行っているが、今月は4回になりそう。
まず、007、「スペクター」先週見て、今日は「杉原千畝」、「海難1890」も観たいし、「スター・ウォーズ」も予定にしている。
「スター・ウォーズ」は他愛のないファンタジーものだが、いつの頃からか観出してしまったので封切られる度に観に行っている。

杉原千畝という人道的な素晴らしい外交官がいたことは日本として好ましいことであり、杉原千畝を知らない人は是非見てもらいたい映画である。

映画案内による【ストーリー】
1935年、満洲国外交部勤務の杉原千畝(唐沢寿明)は高い語学力と情報網を武器に、ソ連との北満鉄道譲渡交渉を成立させた。ところがその後彼を警戒するソ連から入国を拒否され、念願の在モスクワ日本大使館への赴任を断念することになった杉原は、リトアニア・カウナスの日本領事館への勤務を命じられる。同地で情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を日本に発信し続けていた中、第2次世界大戦が勃発し……。

第2次世界大戦中、リトアニア領事代理として日本政府に背く形で多くのユダヤ難民にビザを発給し彼らの命を救った杉原千畝の波乱に満ちた半生を映画化。世界情勢が混乱を極める中、諜報(ちょうほう)外交官として日本にさまざまな情報を送ってきた杉原を唐沢寿明が演じ、彼を支える妻に小雪がふんするほか、日本、ポーランドの実力派俳優が集結。『サイドウェイズ』などのチェリン・グラック監督がメガホンを取り、国際色豊かなスタッフ、キャストをまとめ上げた。

しかし、このストーリーに書かれている記述は美談するがあまり事実に反することが書かれているので、注意が必要である。
つまり、日本政府に背く形でビザ発給をしたとしているが、それは誤りである。ビザ発給は紙に書くだけであり、実際の難民がやってきた日本はどうなるのか、受け入れ体制ができていなければどうしようもないのである。日本政府は同盟国であるドイツの意向に反してユダヤ人受け入れを決めいたのである。

杉原に先行すること、樋口季一郎少将がソ連満州国境へやってきた万余のユダヤ人を受け入れ、それを東条英機関東軍参謀長が了とし、松岡洋右満鉄総裁が上海へ送り届けることをやっているのである。そして、ドイツから抗議を蹴飛ばしているのである。

つまり、通過ビザの発行は禁止されておらず、「通過査証は、行き先国の入国許可手続を完了し、旅費及び本邦滞在費等の相当の携帯金を有する者に発給する」とされ、他国においても発行されていて、杉原は短い期間に大量に大甘の審査で通してやったということなのである。

「参考」
第二次世界大戦時日本はユダヤ人を救うことを国策の一つとしていた!?
https://www.youtube.com/watch?v=gyvNaDwN3oE

戦後70周年 奇跡の将軍・樋口季一郎
https://www.youtube.com/watch?v=4caq5e_toz8

コメント
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