JR東日本 下諏訪駅発行 八王子・新宿までの急行券

1988(昭和63)年2月に中央本線下諏訪駅で発行された、八王子・新宿までの急行券です。


   

桃色こくてつ過渡期地紋のA型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

東京印刷場では、急行券などの料金券の発着駅を表示するのに使用する活字は16ポイントの大きさを使用するようになっていたようですが、着駅が2つ以上ある場合、16ポイントでは2段書きができないために12ポイントの活字を使用することになっています。
ところが、この券の場合、本来であれば発駅の「下諏訪」は16ポイントの活字を使用するべきところ、何らかの理由があったのでしょうか、着駅と同じ12ポイントの活字が使用されています。

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JR東日本 ◯社 藤沢駅発行 藤沢から50kmまで 普通列車グリーン券

前回エントリーで国鉄時代の ◯社 藤沢駅で発行された藤沢から100kmまでの普通列車グリーン券を御紹介いたしましたが、同駅ではJRとなってからも、平成10年代までグリーン券の発売を行っていました。


   

1998(平成10)年5月に◯社 藤沢駅で発行された藤沢から50kmまでの普通列車グリーン券です。
桃色PJRてつどう地紋のA型サーマル式券で、小田急電鉄の出札窓口用の印発機で発券されたものです。様式は当時のJR券売機で発券されたグリーン券に準じておりますが、右下に発行箇所名として「◯社 2 藤沢 駅発行」の記載があります。

同窓口は現在でも存在しておりますが、小田急電鉄ではグリーン券の発売を行っておりません。

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のと鉄道 穴水駅発行 和倉温泉から金沢ゆき B自由席特急券

ちょうど7年前の今日、2015(平成27)年2月22日にのと鉄道穴水駅で発行された、和倉温泉から金沢ゆきのB自由席特急券です。


   

青色JRW地紋のプリカット特殊指定共通券紙で発行されたものです。

プリカット紙は旅行会社等の端末用に設定されている券紙で、JR直営駅で使用するロール状の券紙ではなく、印刷時に予め1枚づつの大きさにカットされたカードのような券紙となっており、1枚1枚に紫色用紙番号が付番されています。
穴水駅の出札窓口は駅の窓口のようですが、JRが営業している出札窓口ではありませんので、旅行会社と同様の扱いになっています。
発行箇所名は「◯の のと鉄道」となっており、どの駅で発行されたか、券だけ見る限りでは特定できません。

本日は2022年2月22日と「2並び」の日です。時間まで刻印される入場券を購入すれば面白いのですが、目一杯「2」が並ぶ2022年2月22日22時22分となりますと深夜時間帯になってしまい、駅まで行くには寒いので、諦めます。

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JR東日本 新青森から新函館北斗まで 新幹線特定特急券(立席)

2021(令和3)年9月に、都内の駅で購入した、北海道新幹線の新青森から新函館北斗までの新幹線特定特急券です。


   

青色JRE地紋の特殊指定共通券で、前回エントリーの東京都区内から札幌市内ゆきの乗車券と同時に、指定券券売機で購入しました。

当該区間の新幹線はすべての列車が全席指定となっているため、自由席の設定がありません。その代わり、自由席の設定のない東北新幹線盛岡駅から北海道新幹線新函館北斗駅間だけを利用する場合、新幹線自由席特急券に相当するものとして、普通車指定席に空席があれば着席することのできる特定特急券が設定されています。
立席の特定特急券はあくまでも指定席が用意できない場合の代替策として発行されていることから、あくまでも指定席特急券の部類になり、券の様式を見ると指定席特急券の様式になっており、乗車日が指定されています。ただし、列車の指定は行われていませんので、発車時刻が空白になっています。そのため、「(立席)」となってはいるものの、「当日の普通車空席にお座り下さい」と内容に矛盾が生じてしまっています。

特定特急料金は指定席特急料金から指定料金の530円を差し引いた額で発売されており、御紹介の区間については、新幹線指定席料金の4,530円から530円を差し引いた4,000円になっています。
この料金が高いか安いかと言われればビミョーなところですが、この区間だけでこの料金と考えますと、個人的には決して安くはないかと思っています。


本年も拙ブログをご贔屓いただきましてありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。皆様、良いお年をお迎えください。
              古紙蒐集雑記帖 管理人 isaburou_shinpei

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JR四国 窪川駅発行 高知ゆき片道乗車券・急行券 連綴券

1990(平成2)年7月にJR四国土讃線の窪川駅で発行された、高知ゆきの片道乗車券と高知ゆき対応の100キロまでの急行券を1枚にまとめた連綴券です。


   

青色JRS地紋に赤縦一条が入ったA型大人・小児用連綴券で、民間印刷場で調製されたものと思われます。
特急や急行などの優等列車に乗車するには乗車券の他に急行券などの料金券の購入が必要となりますが、優等列車の利用が多い区間の場合、いちいち2枚の券を発券しなければならない手間と、1枚にまとめることでの印刷コストを考え、このような連綴券が誕生したと言われています。


   

裏面です。券番の他、発行駅名が乗車券部分と急行券部分の双方に入っています。


以前、コレクターの先輩から、四国では国鉄時代より特急や急行などの列車車内で、終着駅近くに近づくと特急券や急行券などの料金券を車掌が回収する習慣があり、車内で半分に捥いで、右手で旅客に乗車券を返還しやすいよう、四国の連綴券だけは乗車券と料金券の順番が逆なんだと聞いたことがあります。
この習慣は、高松駅に到着する際、宇高連絡船への乗り換えが時間内にスムースに行われるように始まったということで、JR四国となった現在でも、特急列車が終着駅に近づくと車掌が特急券の回収をする光景が見られます。

確かに他の印刷場で調製された連綴券は左側が乗車券で右側に料金券が付いていますので、本当にそのような考え方があったのかもしれません。

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JR東海 飛騨小坂駅発行 北アルプス自由席特急券

1988(昭和63)年2月にJR東海高山本線の飛騨小坂駅で発行された、新名古屋(現・名鉄名古屋)までの自由席特急券です。


   

桃色こくてつ過渡期地紋のA型大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。
この券は名古屋鉄道(名鉄)が運行しておりました特急「北アルプス」号用の連絡自由席特急券で、飛騨小坂駅から高山本線を通り、途中の鵜沼駅(新鵜沼駅)で名鉄犬山線に入り、新名古屋駅方面へ向かう経路になっています。券の名称は「北アルプス自由席特急券」となっていますが、小児断片には「連〇自特」と記載されているように、「連絡自由席特急券」ということになります。

名鉄特急「北アルプス」号は、名鉄とJRを結ぶ連絡特急で、神宮前駅から新名古屋駅を通り、名古屋本線と犬山線を経由して新鵜沼駅まで自社線内を走行します。新鵜沼駅では短絡線を経由してJR高山本線に入り、鵜沼駅を通過して飛騨古川駅まで走っていました。
また、過去には1983(昭和58)年(廃止は1984年)までは、夏季限定ではあったものの高山本線の終点の富山駅まで延長運転されており、富山駅からはさらに富山地方鉄道へ直通し、立山駅まで運転され、名鉄の神宮前駅から富山地方鉄道の立山駅までという、間に国鉄を挟んで2社の私鉄を起終点とする非常に珍しい運転形態の列車で、車両もキハ8000系という名古屋鉄道の専用車両を使用していました。
立山までの延長運転が廃止された後、ダイヤ改正で富山まで運転された時期がありましたが、富山地方鉄道への乗り入れはありませんでした。

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JR東日本 品川駅発行 快速「ムーンライトながら」号指定席券

2009(平成21)年12月にJR東日本東海道本線品川駅の指定席券売機で発行された、快速「ムーンライトながら」号の指定席券です。


   

青色JRE地紋の特殊指定共通券紙で発券されたもので、熱転写式時代のものになります。

この券は恐らく管理人が一番最後に乗ったムーンライトながら号の指定席券で、英文モードで発券してみました。指定席券売機ではかんたんに英文モードで発券することが可能ですが、操作する画面も英文に切り替わるため、英語の苦手なコレクターのなかには敬遠されるされる方もいらっしゃるようで、「どうしても」という方はボタンの位置を覚えて操作するらしいです。
ただ、指定席券売機は券を発券するときに「大きな声」で喋りますが、英文モードですと英語で喋ってくるものですから、周りの目を気にしてしまうと、気取っているみたいで何となく恥ずかしくなります。


JR東日本は、昨日の1月22日に春の増発列車の概要を発表し、そのなかで、快速「ムーンライトながら」号について触れ、「お客さまの行動様式の変化により列車の使命が薄れてきたことに加え、使用している車両の老朽化に伴い、運転を終了いたします」としました。

同列車は、東京駅〜大垣駅間で運行されていた「大垣夜行」を前身とした、長い伝統を誇る東海道線の座席夜行列車です。
東海道新幹線開業以前から東海道本線で運転されていた夜行普通列車の名残りで、新幹線開業以降も通称「大垣夜行」として1往復が定期普通列車として残存していましたが、JR化後の1996年にJR東海の特急用車両である373系へ置き換える際、快速「ムーンライトながら」号の名称が付けられています。
そして、2009年以降は臨時快速列車として年末年始や春・夏休みシーズンといった繁忙期に、183系・189系、185系といった「国鉄型」の特急用車両が使用されていました。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響もあってか、2020年3月以降は運転されておらず、2020年3月29日の上り列車の運行が最後となっていました。

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JR東海 伊豆箱根鉄道修善寺駅発行 新幹線自由席特急券

1988(昭和63)年5月に、伊豆箱根鉄道の修善寺駅で発行された、三島から東京までの新幹線自由席特急券です。


   

桃色JRC地紋のA型大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。

一見しただけでは一般的な三島から東京までの新幹線自由席特急券に見えますが、発行駅名がJR線の駅ではない「修善寺駅発行」となっているところから、伊豆箱根鉄道駿豆線の修善寺駅で発行されたことが判ります。


   

裏面です。券番のほかに、発行事業者名である「(伊豆箱根鉄道)」の表記があります。


国鉄時代より伊豆箱根鉄道では新幹線の自由席特急券の委託発売を行っておりましたが、三島駅での乗換の時に購入すれば良いだけの話でしたので、あまり需要が無かったのでしょうか、現在ではJR東海および東日本との直通運転をしています特急「踊り子」の特急券および自由席特急券の発売のみしており、新幹線自由席特急券の発売は行われておりません。


2021年春のダイヤ改正にあわせ、JR東海および東日本では特急「踊り子」の料金体系を変更することがプレスリリースされています。
発表によりますと、普通車のすべての座席を指定可能にし、自由席特急券の設定を取りやめる、最近のJR東日本に見られる「ひたち・あずさ型」の特急料金制度に変更されます。これによって年間を通して同一の料金になり、指定席の特急券と発券後に座席指定可能な座席未指定券が同額で発売されます。また、いままで伊豆箱根鉄道線内の特急料金の設定はありませんでしたが、ダイヤ改正後は一律200円の特急料金が新設され、また、同じく乗り入れをしている伊豆急行線内の特急料金も改定されることが発表されるようです。

新たに伊豆箱根鉄道線内の特急料金が設定されることから、同社で発売されている特急「踊り子」用の特急券の様式が変更されることが予想されます。

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JR東海 X'mas Express

1989(平成元)年7月にJR東海の名古屋駅で発行された、新横浜・東京までの新幹線自由席特急券です。


   

桃色JRC地紋のA型大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。


この年のクリスマスには、JR東海は前年の1988年に放映された山下達郎さんのクリスマスイブという曲とタイアップし、深津絵里さん出演の「HOME-TOWN EXPRESS(X'mas編)につづき、牧瀬里穂さん出演の「X'mas Express」というCMを流し、大変話題になりました。
当時のCMを御存知ない方も多いかと思いますが、管理人と同じ50歳代の世代の方々に於かれましては覚えていらっしゃる方も多いと思います。
(青いX'mas Expressの文字をクリックしてみてください。当時のCMを見ることができます。)

このCMはJR東海名古屋駅構内の桜通口と中央コンコースで撮影されたもので、クリスマスイブに名古屋に帰って来る彼氏に会うために駅の改札口まで走り、改札口の彼を見つけると柱の陰で待ち伏せるというストーリーでした。
御紹介の券は名古屋から東京方面に行く新幹線自由席特急券で、クリスマス本番の日である12月25日の夕方、ふるさと名古屋から東京へ戻るために利用する券といったところでしょうか?


本日はクリスマスです。今年のクリスマスは、深刻な新型コロナの感染拡大の影響で、例年のような迎え方をすることが出来なかった方も多いと思います。
来年のクリスマスも今までと同じようにはならないかも知れませんが、少しでも早い終息の時が来ることをお祈りいたします。

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JR東日本 スーパービュー踊り子号特急券

2002(平成14)年11月に、かつて東京駅の地下にありましたJR北海道プラザ東京で発行された、伊豆急行線伊豆高原駅から新宿駅までのスーパービュー踊り子52号連絡特急券です。


   


青色JR北地紋の熱転写式指定共通券紙のマルス券です。
列車名を表記する場所が字数オーバーになってしまうのでしょうか、スーパービュー踊り子52号という表記が「スーパビュ踊り子52号」に省略されてしまっています。

スーパービュー踊り子号は踊り子号とは違い、A特急料金が適用されます(踊り子号の東京~伊東・三島間はB特急料金)ため、券の表題は「特急券」になります。ただし、御紹介の券の区間の場合、伊豆急行線の特急料金が加算されますので、正確には連絡特急券になりますが、マルス券の場合、連絡特急券も「特急券」にまとめられています。
硬券時代においても、踊り子号の特急券は連絡特急券でも「特急券」と表記されていましたが、JRと小田急を運転するあさぎり号の特急券は「連絡特急券」と表記されていたと記憶しています。


   


この日は2名での利用でしたが、1名分は区間の異なる特急券であったため、伊豆急行線伊豆高原駅で乗車変更をしています。
こちらの券は青色JRE地紋の熱転写式指定共通券紙となっていますが、プリカット紙を使用するプリンターが接続されていますため、右端にプリカット券紙の番号が印刷されています。

   (251系スーパービュー踊り子号 2008/11/23・新子安にて)


スーパービュー踊り子号は昨日のダイヤ改正によって廃止されてしまい、251系電車も3月13日の運転を以って過去帳入りしてしまいました。

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