JR東日本 白河駅発行 普通入場券

2024(令和6)年12月に、JR東日本東北本線の白河駅で発行された普通入場券です。


   

青色JRE地紋の特殊共通券用紙に印字されたもので、窓口のマルス端末で発券されたものです。

最近、同社の改札用スタンパーは入鋏日付の入っていないタイプのものが出ており、御紹介の券はそのタイプのスタンパーが入れられています。
JR九州のように、金額式券を発券する際にスタンパーの日付が発行日という使用方法は想定されていませんし、話題になった「青春18きっぷ」に使用する日の日付を入れる必要もなくなりましたので、このようなタイプが「省力化」なのだろうと思います。
尤も、昔の鋏痕を入れる改札パンチには日付を入れる機能はありませんでしたから、これで良いのでしょう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

JR東日本 葛西臨海公園駅発行 普通入場券

1,989(平成元)年8月に、JR京葉線の葛西臨海公園駅で発行された普通入場券です。

   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調整されたものです。

京葉線は国鉄末期に開業していますが、開業時には硬券を常時取り扱った駅はなく、券売機は窓口端末券のみしか発売されていませんでしたが、JR化後に千葉支社管内の駅で硬券の入場券が再登場した時期があって、同駅も設備されてたようです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

JR東日本 (北) 福島駅発行 普通入場券

1988(昭和63)年8月に、JR東日本東北本線の福島駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。
福島(ふくしま)駅はJR線では東日本旅客鉄道会社東北本線と、西日本旅客鉄道大阪環状線に同名の駅があり、国鉄時代より、東北本線の福島駅を「(北)福島」駅、大阪環状線の福島駅を「(環)福島」駅とカッコ括りで線名略号を表示してきました。

御紹介の券は上記のルールに基づいて(北)福島駅と表記されていますが、東京印刷場では特段必要とされない場合において小児断片については線名略号を省略していたようです。

JR民営化となり、JR東日本とJR西日本はそれぞれ別会社になりましたが、同じJRグループの旅客鉄道会社として乗車券の発売をしていることから、この慣習は現在も継続しています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

JR東日本 新宿駅発行 精算書

前回エントリーに続いて、JR東日本の精算書の続きです。


   

国鉄民営化から約1年経過した、1988(昭和63)年4月に新宿駅で発行された、精算書を代用した普通入場券です。現在は見かけなくなりましたが、東京印刷場で調製された千切り軟券式の精算書綴りを流用したものになります。赤いゴム印で「入場券代用」と捺印されています。

当時の新宿駅には現在と同様に中央本線の優等列車専用のホームがありましたが、現在とは違い、ホームへ上がる階段の入口には中間改札口が設けられており、ここでは乗車券と特急券もしくは急行券を提示しなければホームへ入場することができず、乗車券の精算や急行券類の発売が行われていました。また、送迎等の目的で入場する場合には入場券を購入する必要がありました。
御紹介の券は、かつて存在した中間改札で発売されたものになります。

経理的に、運賃精算は運賃収入になりますが、入場券は雑収入になるわけで、冊子ごと入場券の代用として分けておかなければ、あとで売上を精算する際にわからなくなってしまうからでしょうか、入場券代用印は予め捺印されており、発売の際には日付印のみ捺印するようにしていました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

JR西日本宮島フェリー 宮島駅発行 普通入場券

2010(平成22)年3月に、JR西日本宮島フェリーの宮島駅で発行された、普通入場券です。

 
   

青色JRW地紋の指定共通券紙が使用された、POS端末券になります。
同社のPOS端末はJR西日本時代のものが継承されており、この端末で普通入場券の発売をしています。

宮島駅は宮島フェリーターミナル内にある同社の宮島側の桟橋で、自社航路の乗船券の他、規則上ではJR旅客鉄道会社線各社への連絡乗車券の発売をすることができることになっておりますが、実際のところ、POS端末が連絡運輸の社線駅発の乗車券に対応できていないことから 連絡乗車券を発券することができない関係で、JR宮島口駅から100km以内の券売機で購入出来る区間以外は基本的には扱っていないようです。
そのため、同駅で発売できるPOS端末券は、普通入場券のみということになります。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

JR東日本 荻窪駅発行 普通入場券

2024(令和6)年2月に、JR東日本中央本線の荻窪駅で発行された普通入場券です。


   

青色JRE指定共通券紙が使用された端末券になります。

同駅ではこの券が発売された2024年2月29日を以て、みどりの窓口が営業を終了し、翌3月1日からは話せる指定券券売機が導入されることになっています。

同駅のみどりの窓口が無くなることで、杉並区内にある、高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪の各駅すべての駅において、みどりの窓口がなくなってしまったことになります。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

JR東日本 高田馬場駅発行 普通入場券

2024(令和6)年2月に、JR山手線の高田馬場駅で発行された普通入場券です。


   

青色JRE地紋の感熱式指定共通券紙のマルス端末で発券されたものです。

同駅は、この券が発行された2024年2月9日を以てみどりの窓口が営業終了し、東京の心臓部路線でもある山手線の駅でさえ、所属線名が山手線ではない駅も含めると、新宿駅・日暮里駅・上野駅・秋葉原駅・東京駅・新橋駅・品川駅・目黒駅・渋谷駅の9駅しかなくなってしまいました。全30駅のうちの9駅ということは、3割しかなく、7割の駅には窓口がないことになります。

同駅は近隣に早稲田大学をはじめとした大学や専門学校が多く、また、海外からの留学生のための日本語学校などもあり、学割証などの利用が多く、窓口がなくなるとかなりの不便が想定される駅でしたので、みどりの窓口終了ということを知ったときは「来るところまで来たか」といった感じでした。
実際、窓口終了日以降の同駅にはオペレーターとコンタクトが取れる「話せる指定券発売機」が1台新設されましたが、時間帯によっては長蛇の列ができています。特に、日本語学校の学生さんは、慣れない日本語で苦労されているみたいでした。


    (表)

    (裏)

窓口終了最終日の昼、窓口には列が無かったので、入場券を購入しました。そのときに貰った入場券用の台紙です。

JRはインフラとはいっても「民間企業」ですから、当然ながら企業の業績改善のための合理化が必要であることは明白です。しかし、同駅の業績や混雑度など、内部の目から見て判断している訳ではありませんが、利用者の側からすれば本当に実施すべき合理化であったのか、疑問に思ってしまうこともあります。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

JR東日本 戸狩野沢温泉駅発行 普通入場券 ~その2

1987(昭和62)年4月にJR東日本飯山線の戸狩野沢温泉駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

同駅はこの券が発売された約2ヶ月前の1987(昭和62)年3月に戸狩駅から戸狩野沢温泉駅に改称されており、図示いたしませんが、御紹介の券は券番は0070番と若番であることから、駅名改称時に新規に設備されたものと思われます。そのためか、駅名の活字が特活になって居らず、12ポイントの活字を組んで作成されているため、「駅」の文字との大きさの差違が大きく、見た目のバランスが悪くなっています。

拙ブログ2023年8月26日エントリーの「JR東日本 戸狩野沢温泉駅発行 普通入場券」で御紹介いたしました券を再掲いたします。


   

こちらは3年後の1990(平成2)年8月に発行されたものです。券番は1000番を超えており、改称時以後に再度請求されたロットと思われ、駅名の活字は特活になっており、バランスが整っています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

JR東日本 戸狩野沢温泉駅発行 普通入場券

今からちょうど33年前の1990(平成2)年8月26日にJR東日本飯山線の戸狩野沢温泉駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

同駅は戸狩温泉に近いということで戸狩駅として開業していますが、野沢温泉の方から苦情が来たのでしょうか、国鉄が民営化される直前の1987(昭和62)年3月に現在の駅名に改称され、その後1ヶ月間のみ新駅名を名乗った後、JR東日本に移管されています。

確かに、駅名が改称されたころには戸狩温泉・戸狩スキー場へ行くバスの他、野沢温泉・野沢スキー場へ行くバスが駅前から出発していましたが、現在では野沢温泉村が運営するバスしか運転されておらず、野沢温泉を名乗るには少々無理がある感じです。
実際、野沢温泉の公式HPを見ても、飯山駅から野沢温泉ライナーというバス路線しか書かれておらず、同駅はお勧めの駅ではないようです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

JR東日本 葛西臨海公園駅発行 普通入場券

1989(平成元)年8月にJR東日本京葉線の葛西臨海公園駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

葛西臨海公園駅はJR東日本管内では漢字6文字の駅で、同社では文字数の多い駅の部類に入るため、乗車券類のような定型で、かつスペースに限りのあるものでは、駅名の活字には「特活」と呼ばれる特殊な活字を鋳造して印刷されていました。
小児断片の駅名も含め、かなり苦心したような出来映えです。

同駅は国鉄民営化後の1988(昭和63)年に、東京都江戸川区(東京23区)内に開業した駅ですが、開業当初は京葉線の東京駅~新木場駅間が開業していなかった関係で「飛び地」になっていた関係で特定都区市内制度における東京都区内の駅には属していませんでしたが、1990(平成2)年の京葉線の東京駅~新木場駅間が開業の際から東京都区内の駅に含まれています。

この時代にJR九州博多駅で発行された東京都区内ゆきの乗車券を拙ブログ2010年12月22日付「新木場駅と葛西臨海公園駅」で御紹介いたしておりますので、宜しければご覧下さい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ