グリーン券の不使用証

MV999様のブログ「叩け!マルス 2」9月19日エントリーの「グリーン車Suicaシステム」に係る「不使用証」」にSuicaを使用した時のグリーン券の不使用証が紹介されておりますが、磁気グリーン券の不使用証が手元にございましたので御紹介いたします。

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これは東京駅から大船までのグリーン券を購入しておりましたが、人身事故で運転見合わせになってしまったため、車掌さんに不使用証を発行してもらったものです。

一番上の段から「□東」のマークと「不使用証」のタイトルが記載され、その次には券番を記載する欄があり、さらにその下には金額が記載されている点は、MV999様のものと同じレイアウトです。ただし、原券の券番は4桁のため、Suicaの時とは若干異なります。

違っているのはその下で、発行日のとの間に「グリーン不使用」の文字があり、何の不使用を証明するものなのかが明記されています。
ただ、この違いは原券がSuicaと磁気券の違いからくるものではなく、発行時に「グリーン不使用」という事由の入力をしたかどうかだけのことなのかもしれません。

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YAMAHAグループ乗車票

images(表) images(裏)

これは、浜松にある楽器やバイクでお馴染みの、YAMAHAグループ社員専用の団体扱いの乗車票です。
私はYAMAHA関係者ではありませんので使用する機会が与えられず詳細はわかりませんが、出張等の業務連絡時に使用されるものと思われます。

新幹線自由席特急券付の乗車券として発行されているようで指定欄には予め斜線が印刷されていますが、「指定1」の欄には列車名として「ひかり、こだま号」の表記があったり、「種別」欄に在来線の自由席特急券や急行券、グリーン券の記載があったりします。また、裏面を見ますと、「指定列車の2時間前までに…」という指定席への変更ができるような記載があり、何だかわかりづらい様式です。

発行箇所はJR東海ツアーズの浜松支店で、発行時に捺印されたと思われる発行日付印や小印、○印が紫色のスタンプインクで捺されているのに対し、使用開始日の日付印が青色スタンプで捺されていることから推測するに、実際に使用する人に交付する際にYAMAHAの管理者が使用開始日の記入をしたものと思われます。

wota様のブログ「続・吾輩はヲタである」で紹介されております、天理教の「おぢばがえり団参乗車票」や金光教の「金光教参拝券」なんかと雰囲気が似ており、どれも料補を彷彿させるデザインです。
また、理由は定かではありませんが、この種の乗車票はいずれも有効期間が「7日間有効」となっています。

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近鉄の手回り品きっぷ

先日久しぶりに近鉄線に乗る機会があったのですが、京都駅の券売機の中に、ちょっと珍しい口座がありましたので御紹介いたします。

 images(近鉄京都駅発行)

これは、京都駅発行の「普通手回り品切符」です。
液晶画面の中の乗車券や入場券のボタンに紛れるように発券ボタンがついていました。
発行駅名欄がやたら広く、「京   都駅発行」と間延びしていてバランス的にはあまり良くはありませんが、恐らく汎用性を持ってレイアウトされたものと思われます。

 images(高松琴平電鉄)

券売機で購入できる手回り品切符としては他に高松琴平電鉄の例を見たことがありますが、あまり一般的ではないようです。

近鉄線内の他の駅では確認していませんが、京都駅のものを見る限りでは、どうやら新しいPiTaPa対応機だけについているようです。

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「入鋏省略」バラエティ

自動改札化によってその意味するものはあまりなくなりましたが、私鉄の券売機券に「入鋏省略」と表示されたものがありました。
「入鋏省略」とは文字通り「れることを省略します」の意味で、改札のラッチに常時駅員を配置することを避けるため、比較的乗降客の少ない時間帯である早朝や、終日乗降客の多くない小さな駅でよく見かけたものです。

今でこそサーマル印字で表示されていますが、印版式の頃は、印版が捺されてから自動的に入鋏省略スタンプが捺されて発券されるものと、印版にそのまま一体となって表示されるものの二種類がありました。

 images(京王帝都)

これは京王帝都のもので、印版が捺されてから、右側に紫色のスタンプが捺されて発券される、「スタンプ型」です。

 images(小田急)   images(西武)

「スタンプ型」は京王帝都の他、小田急や西武等で使用されておりました。

 images(東京急行) images(東京モノレール)

次のものは、東京急行と東京モノレールの鹿児島空港委託券で、表示が予め印版と一体なっていて、「入鋏省略」が前提となって発券される「一体型」です。
若干イメージは異なりますが、表示される位置は「スタンプ型」とほぼ同じです。

ところが、これら「入鋏省略」の表示については、特に位置が定められているものではないようで、探してみるといろいろな様態が確認できます。

 images(京王帝都…天地逆)

これも京王帝都のもので、表示されている位置はだいたい合っている(?)のですが、ちょっと斜めになり、さらに天地逆になっています。

 images(京王帝都…左右逆)

次の例になりますと、左側に表示されています。

 images(京王帝都…左右逆および斜め)

そしてさらに、斜めになっちゃっているのもあります。

 images(交通営団…横書き)  images(筑波鉄道…横書き)

「一体型」もこれといって決まりはないようで、この交通営団や筑波鉄道のものは右側にあるものの、横書きになっています。

 images(東京急行…横書きおよび左側表示)

次の東京急行のものになると、同じ横書きでありますが、今度は左側に表示されています。

 images(近鉄…横書きおよび「入鋏略」)

近鉄のものになりますと、「入鋏省略」の「省略」までが略されて「入鋏略」となっています。

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京王新宿駅の乗換精算機

新宿駅のJR線と京王線の乗換口にJR仕様の乗換精算機が3台設備されています。
(機械番号は向かって左側から81・82・83番機)

機械の体裁や発券される券に「□東」のマークがついていることから、JR管理の精算機と思われます。
(しかし、設置されている場所は京王の構内にあり、実際には京王電鉄の駅員が券紙補充などのメンテナンスをしているのを目撃したことがあります。)

 images(「差額なし」にて発券した場合)

 images(「過剰額ありの区間変更」にて発券された場合)

PJR地紋の券売機用紙が使用され、左上のヘッダーには「(京王)」の文字があり、右下には「□東」のマークがついています。
精算額が無い場合は単に「新宿から京王線120円区間」の乗車券になりますが、区間変更の場合には左上に「区間変更券」の文字が加刷され、右上には領収額が表示されます。
この場合、JRの原券が新宿まで10円余計な乗車券であったため、実際の領収額は▲10円の110円となっています。

ところが最近、これらの券に変化が現れました。

 images(「差額なし」にて発券した場合)

 images(「過剰額ありの区間変更」にて発券された場合)

精算機そのものは全く変化ありませんが、券紙がJRE地紋のものに変わり、右上のヘッダーが「(京王)」から「(京王電鉄)」となり、三角矢印普通の矢印に変わっています。JRの券売機券で、こんなに太い矢印が使用されているものは他になかなか例がないと思われます。
また、「□東」の左側には「新宿駅発行」と発行駅名が追加されました。その関係上、若干行間が狭い、窮屈なレイアウトになっています。
また、行間だけでなく、文字間隔も若干狭いレイアウトになっています。

それでは、もし原券が新宿までの運賃に不足している場合はどのようになるでしょうか?

 images(「不足額あり」にて発券された場合)

区間変更ではありませんので「区間変更券」の文字はありませんが、右上の領収額表記はあり、JRの不足額と京王線の運賃を加算した額が記載されています。

ここでは以前、硬券による区間変更券が発売されていました。

 images(表)  images(裏)

裏を見ると発行箇所が「○K ○社 新宿駅発行」となっており、京王電鉄(当時は京王帝都電鉄)にて発行されたことがわかります。

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名古屋鉄道の「証明書」

名鉄の名鉄名古屋駅で偶然発行された「証明書」なるものです。

 images(表) images(裏)

発行した当日は使いまわしをするのか、予め用意してあるものを手渡されました。
賢明な諸兄はお分かりかもしれませんが、これを入手した経緯は敢えて控えさせていただきます。ただ、手渡された時は「こういうことが許されるんだ」と思ったものでした。

定期券購入証明書をはじめとし、誤乗証明や再収受証明など、結構万能選手です。

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東海交通事業城北線の整理券

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東海交通事業城北線といいますと、小田井駅の事務所で発売されているJRC地紋の補片と補往が有名ですが、車内で発行される整理券も捨てがたい様式になっています。

通常、整理券というものは乗車駅や停留所番号が記載されているのが普通ですが、城北線のものは運賃表形式の独特なものになっています。
駅数がすくないからこそ出来る業ではありますが、発駅に対してすべての着駅と料金が記載されており、大変合理的なものとなっています。

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「、」じゃなくて、「。」が正解 ?

今回御紹介いたしますのは、上毛電気鉄道でかつて発売されていた、東武鉄道の硬券を印刷している、足利印刷製の硬券入場券です。

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よくよく見ると、注意書きがこのように書かれています。
「旅客車内に立ち入ることはできません

ん、、、、?

なんで文章の最後が「(まる)」じゃなくて「(てん)」で終わるんだろう…。
同日に大胡駅と赤城駅で購入した券も同じ様式で、同じように「、」で終わっていました。
また、なぜか西桐生駅は大人専用の駅名補充式で様式が違っていました。

その後、上毛電気鉄道の硬券入場券は東武鉄道そっくりの大人専用の常備券に様式が変更され、昨年くらいから独自のA型券になって現在に至ります。
現行の券は007様のブログ「着札箱」9月1日エントリーの「入場券【様式変更】」にて紹介されています。

当時、赤城駅は硬券入場券の発売が行われていましたが、110円時代に上電の券売機が設置され、それに入場券が設定された為、以降硬券入場券は発売されていません。その後、赤城駅の入場券を望む声が多かった為、前のB型の様式の時代に西桐生駅で「赤城駅」の入場券を発売しました。ただこの券を発売した時期は短く、程なく現行の赤線入りA型券に切り替わってしまいました。
(以上の赤字部分はヒミツ様よりご教示いただき、内容の訂正をさせていただきました。)

この記事は、007様の「着札箱」9月1日エントリーの「入場券【様式変更】」にトラックバックさせていただきました。


また、こちらからもリンクを張らせていただきました。

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船内グリル

学生の皆さんは、楽しかった夏休みも終わってしまった(大学生の方はもう少しで終わりか…)とお嘆きのことでしょう。

私も学生時代、夏休みにはいろいろなところへ鉄道旅行を楽しみました。
そして、なんと言っても忘れられないのは、青函連絡船に乗って北海道に渡り、当時縦横無尽に張り巡らされていたローカル線を完乗したことです。今となってはレールは無くなり、寂しいばかりです。

さて、今回御紹介いたしますのは、青函連絡船の中にあった船内食堂「船内グリル」の箸袋です。

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箸袋なんか持ってきて、変な趣味って言わないでくださいね…

青函連絡船は片道4時間余りの航海で、今のように青函トンネルをあっという間にくぐってしまうようなものではありませんでした。
4時間ともなりますと、乗船して出航するまではワクワクしているのですが、だんだんと飽きてきます。
飽きてくると、決まって船内グリルへ足を運びました。

ここには「いかさし定食」や「鮭三平汁定食」という北海道を連想させる定食から、「ジンギスカン丼」なんて一品料理までいろいろとメニューがありましたが、いつも決まって「海峡ラーメン」を注文しました。
海峡ラーメンは塩味と味噌味があって、500円という値段の割には野菜が乗っていたりして美味しかったです。

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特急あさぎり号の自由席特急券

小田急電鉄の連絡特急あさぎり号は全車指定席ですが、JR御殿場線内の御殿場⇔沼津間は自由席の取り扱いをしています。
沼津⇔御殿場間の営業キロはは24.7kmですが、B特急料金適用区間外のため、通常であれば大人730円の特急料金がかかります。しかし、これでは料金が嵩んでしまうため、沼津⇔松田間の30km以内の区間については310円の特定料金が適用されています。

 images(大人用) images(小児用)

これは沼津駅の発着ホームにて立ち売りされている自由席特急券です。
券面の下に日付を捺印する欄が印刷されておりますが、駅員氏はチケッターしか所持されておらず、日付はチケッターで代用されています。

実は、この券を購入するのは2回目で、リベンジ購入でした。
というのは、この券は下部が切り取り線になっている冊子状になっており、1回目に購入した時には下の券のように切り取る前にチケッターを捺印され、何だか赤いハンコがうざったくなってしまったのでした…

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これが本来の形だといえばそうなのでしょうが、なんとなく、なんで余白に捺してもらえないのかな、と思ってしまいます。

2回目に購入した時は、列車が発車してしまってから駅員氏が撤収される時に、コレクション用に購入したいと所望したところ、チケッターしか持っていないけれど捺してしまっても良いかどうか訊ねられ、良いと答えたところ、一旦冊子から切り離した上で、下から真っ直ぐに捺印してくださいました。
お心遣い、ありがとうございました!!

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