信濃境駅発行 常備往復乗車券

中央本線信濃境駅発行の、富士見駅までの常備往復乗車券です。

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同駅は鹿島サッカースタジアム駅を除いて、首都圏から一番近い常備軟券設備駅として有名です。
券種は往復券の他に近距離用の金額式券と長距離用の一般式券があり、常備券で対応できない区間については補充券での対応となります。

JR東日本の常備往復券は周遊券タイプの堂々とした様式で、ゆき券の左上及びかえり券の右上が小児断線となっていますので、ここを切り取れば小児用として発売することもできます。


しかし、富士見駅までの往復券には小児用も設備されており、一区間ではありますが、そこそこの需要があるものと思われます。

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こちらが小児用の常備往復券です。

大人用券と同じく周遊券タイプですが、こちらには小児断線がなく、「小」の影文字が付きますので、趣が異なります。

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東京モノレール 羽田空港国際線ビル駅発行 補充片道乗車券

羽田空港国際線ターミナル開業に伴い、京浜急行と同時に東京モノレールも新駅を開業させました。

場所は京浜急行と同じ国際線ターミナルビルの中にありますが、京浜急行が「羽田空港国際線ターミナル」駅なのに対し、東京モノレールは「羽田空港国際線ビル」駅と駅名が異なります。


   


同駅発行の補充片道乗車券です。

京浜急行同様に「御祝儀発券」でしょうか、すんなりと発売していただけました。
というか、窓口には「補充券発券申込書」なるものが用意されていて、自分の欲しい区間の枚数
を記入して窓口に提出するようになっている程の「用意周到」な体制になっていました。


東京モノレールには特別(出札)補充券は設備が無く、補充券といえば補片タイプのみとなります。

今となっては、補片タイプの補充券を扱っている東京都内の私鉄は同社と京成電鉄のみであり、ある意味貴重な存在です。


灰色TMK自社地紋の様式で、連絡運輸範囲が東京近郊区間に限られているため、「発売当日限り」と「下車前途無効」の文言は印刷により予め入れられています。
裏面については真っ白で、ご案内文の類は一切ありません。


同社の補充券を見るといつも思うのですが、自社完結の場合は経由欄に経由駅を記入する必要がないのですが、通常であれば横線を引くのが一般的ですが、「0 0 0」というゴム印を捺印します。

「0 0 0」の意味はいったい何でしょう?
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京浜急行 羽田空港国内線ターミナル駅発行 特別補充券

京浜急行の羽田空港国内線ターミナル駅発行の特別補充券です。


   


前回エントリーの通り、同駅発行の乗車券については当面の間「羽田空港」とするようですが、補充券については「羽田空港国内線ターミナル」という正式な表記になっています。
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京浜急行 羽田空港国際線ターミナル駅発行 特別補充券

残念ながら、先般開業した京浜急行の羽田空港国際線ターミナル駅には硬券の乗車券類が設備されませんでしたが、開業当日は「御祝儀発券」でしょうか、特別補充券を購入することができました。


   


緑色PJR地紋の様式で、ノンカーボン複写式となっています。

券売機券同様に駅名は駅名は2段書きとなっていますが、券売機は『「羽田空港」「国際線ターミナル」』となっているのに対し、ゴム印は『「羽田空港国際線」「ターミナル」』と改行の位置が異なっています。


一方、着駅である羽田空港国内線ターミナル駅はこれまでの羽田空港駅が改称されたものですが、同社では当面の間、乗車券の表記は「羽田空港」のままとするようです。
    同社ホームページ

なぜ乗車券類の表記を変更しないのか理由はわかりませんが、「国際線」と「国内線」の判別がしにくいことがその理由ではないかと思われます。

しかし、ゴム印は羽田空港国内線ターミナルとなっています。
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京浜急行 羽田空港国際線ターミナル駅

10月21日、羽田空港の国際線ターミナル開業に伴い、京浜急行に「羽田空港国際線ターミナル」駅が開業しました。

開業当日に発行された乗車券です。

   

同社では各駅に硬券の入場券や乗車券が設備されていますので、「もしや」と思い訪問いたしましたが、結果はNGでした。
どうやら、もう今後は新たに硬券を設備することはしない方針のようで、硬券を発売している各駅も、今あるものを売り切ってしまったら、その後の補充は無い模様です。

「はねだくうこうこくさいせんたーみなる」駅という少々長い舌を噛みそうな駅ですが、発駅表示は「羽田空港国際線ターミナル」ときちんと書かれています。

ローマ字の表記に至っては「Haneda Airport(I)」と、一部省略されてしまっています。
最後の「(I)」というのは、順当に考えれば「Internationalの略でしょう。
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JR東日本バス 青森駅発行硬券乗車券

JR化後まもない頃の昭和62年9月に青森駅で発行されたJRバスの乗車券です。


   

当時、JRバスはJR本体の経営形態が採られており、国鉄時代東北地方自動車部であった東北地方のJRバスは、JR東日本(通称JR東日本バス)の東北自動車部として運営されていました。

路線バスの乗車券は東京印刷場調製の硬券で、JR東日本を示す「□東」マークが付き、「東日本鉄道バス」と表記されていました。

   

裏面です。
料金箱に投入した時に裏返しになっても識別できるよう、裏面にも発駅と金額が印刷されています。


この後、昭和63年3月には、ジェイアールバス東北株式会社が設立され、翌月の4月にはJR東日本より東北自動車部管轄であったバス部門が引き継がれました。

   

引継ぎ後の青森駅発行のJRバス乗車券です。

JR東日本時代同様東京印刷場調製の硬券ですが、JR東日本を示す「□東」マークが無くなり、「JRバス東北」という表記に改められています。
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しなの鉄道 しなのサンセット券

引退が発表された、しなの鉄道169系電車使用の快速しなのサンセット号です。


   


この列車は夕方長野駅~上田駅間をノンストップで走る列車で、普通乗車券の他に「しなのサンセット券」という200円のライナー券が別途必要です。


   


こちらが車内で発行された、しなのサンセット券です。

しなのサンセット券はJRの駅である長野駅では発売されておらず、車内で車掌さんから買い求めることになります。
列車が長野駅を発車して車内アナウンスが終了すると、検札を兼ねて車掌さんが個々の乗客を訪ね、しなのサンセット券
の発売が開始されます。


反対に、朝は上田駅~長野駅間をノンストップで走る、快速しなのサンライズ号もあります。
しなのサンライズ号もしなのサンライズ券というライナー券が必要で、こちらは車内の他、駅出札口でも発売されているようです。

サンライズ券は手元にありませんが、タイトルが「しなのサンライズ券」となって「いる点と、乗車区間が逆となり、上下の赤線が黒線になっている点が異なります。

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銚子電鉄 JR連絡大型軟券乗車券

銚子電鉄外川駅発行のJR千葉駅ゆき連絡乗車券です。


   


常備式の軟券となっていますが、なんとなく補充片道乗車券(補片)の必要な部分を可能な限りすべて予め印刷してしまったものといった感じの券です。

地紋は青色JPR地紋となっており、独特な感じから、地元銚子にあります関東交通印刷にて調製されたものと思われます。
発行前の券は冊子状に左片が綴られており、発行の際に冊子から切り取られます。

この様式は、外川駅のほか、笠上黒生駅と観音駅の窓口で見かけましたが、犬吠駅と仲ノ町駅にもあるかどうかは確認しておりません。


JR西日本の常備軟券が大きさといい雰囲気は補片と似ていますが、ここまで補片に忠実に模した様式で作られた常備券はあまり例がないと思われます。
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ことぶき入場券

国鉄時代、新婚旅行の旅客がことぶき周遊券を購入すると、ことぶき入場券という無料の入場券が10枚ついてきました。





見本券ですが、ことぶき入場券です。
地紋のない赤い券で、おめでたい鶴の飛び立つイラストが描かれています。


まだ新婚旅行が列車での国内旅行中心であったときのもので、披露宴の後にみんなで駅へ出向き、盛大に見送りしたのでしょう。

ことぶき入場券は、そんなのんびりした時代の産物ですね。
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JR北海道 第1種車内補充券

JR化後間もない昭和63年2月に、列車車内で車掌氏から購入した、第1種車内補充券です。

   

まだ過渡期のもののため、「□北」の符号は付いていますが、国鉄地紋のままとまっています。

よく見ますと、縦のラインは真っ直ぐにカットされていますが、横のラインはかなり斜めにカットされてしまっていて歪(いびつ)です。
私鉄の補充券を見てもこのようなことは良くありますが、なぜか横のカットが斜めになっていることが多いように感じます。


現在はこのような第1種車内補充券は廃止されて車発機(携帯発券機)によるものとなっており、経由の打ち込みさえ間違えなければ正当な運賃の券が印字されますが、当時は都度手帳のような運賃表を片手に運賃を確認し、手書きで乗車券類を作成していました。

いまになって考えますと、揺れる車内で立ったまま、JR旅客鉄道会社全線と連絡運輸会社線という広範囲の乗車券を、運賃表一つで発券していた当時の車掌さんのスキルはスゴイですね。

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