横浜高速鉄道 元町・中華街駅から東横線渋谷駅ゆき 片道連絡乗車券

2013(平成25)年3月に、横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街駅で発行された、横浜駅接続の東急東横線渋谷駅ゆきの片道連絡乗車券です。


   

若草色PJRてつどう地紋のノンカーボン式第1種特別補充券で発行されています。
同駅では本来、東横線の渋谷駅までは券売機での発売になりますが、駅の改札口で同年3月15日で終了する東横線渋谷駅(地上駅)の無効印を蒐集したいことを申し上げましたところ、「それなら」と特別補充券で発売して頂けました。

同社の特別補充券は紙質が薄く、裏が透けて見えるような感じの券で、レイアウトは小田急電鉄のものによく似ています。


   

裏面です。ご案内文が印刷されています。


   

この時に東横線渋谷駅で捺して貰った無効印です。通常の「(東横)渋谷」駅の無効印と、ハチ公図柄の「さよなら東横渋谷駅」のイラストが一体型になったゴム印で、地上駅の営業終了前の数日間、改札口に置かれていたものです。
無効印が2つ並んでいるような体裁なので、大きさ的にかなりの大きさになりますので、通常の券売機券に捺すと、ちょっと目一杯な感じがします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

東京急行電鉄 雪が谷大塚乗務区乗務員発行 車内補充券

購入年は失念してしまいましたが、管理人が会社業務の近距離出張の時に購入したので、平成2年から3年くらいの間であったと思います。
東京急行電鉄(現・東急電鉄)池上線の車内で購入した、雪が谷大塚乗務区乗務員発行の車内補充券です。


   

桃色PJRてつどう地紋の図補で、概算鋏でせん孔して発券するタイプになります。
当時何回か業務で同区間を利用していたのですが、あるとき車掌さんが他のお客様の乗車券の車内精算をしているのを見て、「次の機会」に挑戦したものです。
まだ自分は社会人になったばかりのころで、上司に同行での乗車でしたので、上司の話を聞いている「フリ」をして精算しているのを見つめていたものです。通勤電車の車内で車掌さんが概算鋏を使って車内補充券にパチパチ鋏を入れている姿は、きっぷ蒐集家としてはたまらないものでした。そして、やっと一人で行動することになったとき、わざと本来は110円である区間なのに最短の90円の乗車券を購入し、車内で20円を精算して購入したものです。

いまでは首都圏の大手私鉄各線では、東武鉄道を除いて車内精算はしていないようです。おそらくIC乗車券の発達と省力化といったところが理由でしょう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

京王電鉄 吉祥寺駅発行 新宿経由 吉祥寺駅ゆき 片道乗車券

2012(平成24)年5月に、京王電鉄井の頭線の吉祥寺駅で発行された、新宿駅接続のJR吉祥寺駅ゆきの片道連絡乗車券です。


   

鼠色KEIO自社地紋のノンカーボン式特別補充券での発行になります。
乗車経路は京王吉祥寺~(京王井の頭線)~明大前~(京王本線)~新宿~(JR中央線)~JR吉祥寺という一周の経路になります。

同社では新宿駅・吉祥寺駅・分倍河原駅・渋谷駅の各駅(高尾駅は廃止)でJR線との連絡運輸が行われていますが、接続駅毎に連絡対象駅(社線側の運賃設定駅)が定められており、すべての同社駅でJRの4駅での連絡運輸が行われている訳ではありません。
例えば井の頭線の管内発では神泉駅~東松原間各駅に限られるため、吉祥寺駅では発売できません。ただし、JR線側からですと、例えば山手線の恵比寿駅で渋谷駅接続の東松原駅までの連絡乗車券を購入して乗り越してしまえば、吉祥寺駅までの乗車は可能かと思われますが、特段意味はありません。

御紹介の券は、吉祥寺駅から当時は連絡運輸が取り扱われていました新宿駅を経由してJR吉祥寺駅までの乗車券になりますが、吉祥寺駅の券売機にはJR連絡乗車券口座に渋谷駅はあるものの新宿駅の設定が無いため、窓口での購入ということになりました。


   

裏面のご案内文です。京王の特別補充券は、かなり以前のご案内文が使用されています。


現在では連絡乗車券そのものの発売範囲が小さくなっており、駅によっては乗継割引設定区間など、連絡乗車券を発売しなければならない区間に限られている場合が多く、実際に新宿駅接続の連絡乗車券についても京王本線の初台駅~笹塚駅間の各駅に限られてしまっていることから、このような連絡乗車券の発売はなくなっています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

西武鉄道 武蔵境駅発行 新小金井駅ゆき片道乗車券

JR東日本との改札分離後の2006(平成18)年に、西武鉄道多摩川線の武蔵境駅で発行された、新小金井駅ゆきの片道乗車券です。


   

若草色せいぶてつどう自社地紋の特別補充券で発行されています。
同社では現在は特別補充券の発行はかなり厳格になっているようですが、当時はまださほど厳しくは無く、窓口が混んでいなければ改札が分離した記念ムードで発券して頂くことが可能でした。

御紹介の様式は自社地紋券としては末期の様式で、事由欄に片道券・往復券・特急券の文字が予め印刷され、また、指定欄に特急列車名が印刷されているなど、独自の様式になっています。


   

裏面です。同社の特別補充券はJRの東京近郊区間に限定された内容のご案内文になっています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

日立運輸東京モノレール 乗務区発行車内補充券

発行年月の記載がありませんが、1973(昭和48)年4月に、日立運輸東京モノレール(現・東京モノレール)の乗務区乗務員が発行した車内補充券です。


   

若草色TMKとうきょうモノレール自社地紋の駅名式券で、概算鋏でせん孔して発券する様式です。
当時は羽田整備場(現・整備場)駅が朝夕以外は無人駅であったことから、同駅から乗車した旅客へ発売するため、車掌が車内補充券を所持していました。
御紹介の券は羽田整備場駅から羽田駅(廃止駅)までの区間を乗車した際に購入したもので、羽田駅でそのままの状態で貰ってきたものです。

券面は、日付欄や記事欄、領収欄などに大きく場所が割かれており、乗車区間については下の2行だけといった独特な様式で、駅名の表記についても羽田整備場駅が「整備場」、流通センター駅が「流セ」、大井競馬場前駅が「大井」、モノレール浜松町駅が「◯モ浜」と思いっきり省略されています。


   

裏面です。簡素な「(ご注意)」表記があり、その下に精算欄があります。


同社では車掌がいつ頃まで車内補充券を所持していたかは不明ですが、現在ではワンマン運転が実施されており、車内補充券は日立グループからJR東日本グループに移管される以前に設備廃止になっているものと思われます。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

箱根登山鉄道 鋼索線車内券 小児用券

前回エントリーで箱根登山鉄道鋼索線(箱根登山ケーブルカー)の大人用車内券を御紹介いたしましたが、同線には小児用券もございました。


   

大人用券と同時に購入した小児用券です。白色無地紋の千切り式軟券ですが、大人用と様式は同一ではありますが、ロットは一世代前のもののようで、紙質が若干茶色く、厚みも薄いようです。


   

再掲いたしますが、大人用券です。紙質や活字が異なっていることが分かります。


   

裏面です。大人券同様に券番しかありませんが、券番の活字は大人用のものとかなり異なります。


   

再掲いたしますが、大人用券の裏面です。

箱根登山鉄道は、2024(令和6)年4月付けで同社を存続会社として小田急箱根ホールディングス・箱根登山鉄道・箱根観光船・箱根施設開発の4社を合併し、社名を「小田急箱根」に変更しています。株主は小田急電鉄で、同社の100%子会社になります。合併後のおもな事業は鉄道業・鋼索業・索道業・船舶業・不動産業および温泉・遊園地業になり、箱根登山バスは小田急箱根の100%子会社として存続しています。

小田急箱根ホールディングスは(旧)箱根登山鉄道の名称で設立されましたが、2004(平成16)年に同社の持株会社制への移行に伴って社名が変更され、同社の子会社として設立された(新)箱根登山鉄道が鉄道事業を引き継いでいました。
今回、社名が小田急箱根に変更されたことで、「箱根登山鉄道」の名称は法人名としては無くなったことになります。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

箱根登山鉄道 鋼索線車内券

日付がありませんが、平成10年代に箱根登山鉄道鋼索線(箱根登山ケーブルカー。現・小田急箱根鋼索線)の車内で発行された80円区間用車内券です。


   

白色無地紋の千切り軟券で、発駅を概算鋏で穴開けして発行します。発行日の欄はありません。

箱根登山鉄道鋼索線は、下から箱根登山電車の強羅駅を起点として、公園下駅・公園上駅・中強羅駅・上強羅駅・早雲山駅と、日本の鋼索線のなかでも駅数が6駅あり、中間駅の駅数が多いのが特徴の路線です。単線2編成交走式で、現在では各2両編成の車両が運転され、輸送力の大きさも特徴です。

御紹介の券が発行された時は車両が更新される前で、まだ1両編成の車両になっておりました。
この券は乗務員が持っており、強羅駅と早雲山駅は有人駅ですが、途中駅はすべて無人駅であることから、途中駅から乗車した旅客に対して発売されます。


   

裏面です。券番が印刷されています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

別府鉄道 野口線用片道車内乗車券

1983(昭和58)年6月に別府鉄道野口線の列車内で購入した、野口線用の片道車内乗車券です。


   

灰色TTDてつどう地紋の軟券で、入鋏式になっています。区間は固定式になっていて、発売日のみせん孔して発売する形になっており、乗車駅へのせん孔はしていません。
これは、旅客の殆どが国鉄高砂線加古川駅発の列車からの乗換客であったことと、野口駅では高砂線の列車との連絡時間がほぼ1分程度であったこと、野口線の乗車時間がわずか11分しかなかったことから、運転確認の合間に車掌が発券する時間を短縮させるため、専用券として設備されていたものと思われます。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

名古屋鉄道 名鉄名古屋駅発行特別補充券

名古屋鉄道名古屋本線の名鉄名古屋駅で発行された山王駅までの特別補充券です。


   

緑色名古屋鉄道新地紋の券で、カーボンを挟んで記入する様式です。

最近、JRを始めとした各社が乗車券の発行日を和暦から西暦に切り替えており、同社も西暦で表示するようになっています。
大抵、西暦対応の補充券類の発行日記入欄は、和暦の印刷を削除した様式になっていますが、同社の場合は「20 」と頭2ケタが予め印刷されている変わり者です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

東京メトロ 西日暮里駅発行 都区内から都区内ゆき 区間変更券

2022(令和4)年10月に東京メトロ千代田線の西日暮里駅のJR線乗換改札にある出札窓口で発行された(東京)都区内から都区内ゆきの区間変更券です。


   

灰色東京メトロ自社地紋のA型印発機で発券された改札補充券になります。
発駅は西日暮里駅になりますが、券面は「都区内から千代田線経由都区内ゆき」という大変理解に苦しむ区間の乗車券です。
券面の有効区間は「(東京)都区内から千代田線経由、東日本線(東京)都区内ゆき」となっており、西日暮里駅から東京メトロ千代田線を経由して常磐線各駅停車に直通し、JR東日本常磐線の東京都区内の駅である綾瀬・亀有・金町の各駅で下車する内容になっています。

この券はJR東海の新大阪駅で発行された大阪市内から東京都区内ゆきの片道乗車券を原券として、同精算所で西日暮里駅〜北千住駅間を東京メトロ千代田線経由で常磐線の亀有駅までの変更を申告して購入したものです。原券の着駅が東京都区内ゆきであれば、JR東海のように東京メトロ(東京地下鉄)線とは連絡運輸が設定されていない区間からの乗車券でもこの券が発券されます。


   

こちらが当日、原券となった乗車券です。精算の原券になりますので恐らく使用済でも手元に残すことはできないと考え、敢えて記念に戴けるかどうかは聞かずに精算前に携帯で写真を撮っておいたものになりますので、画像が歪んでいます。

原券の乗車券は東京都区内までであり、西日暮里駅のような東京都区内の駅で下車した場合は下車前途無効ですので、同駅で東京メトロ線に乗り換えた時点で下車したことと見なされ、たとえ旅客が亀有駅を最終目的地と考えていても乗車券は前途無効として回収されます。
しかし、常磐線各駅停車のみが停車する駅は上野・日暮里からの快速や普通列車では北千住駅で地下の各駅停車ホームへの乗換えが発生することから、乗換えによる不便を解消するため、西日暮里駅〜北千住駅間の東京メトロ線の運賃を別途精算することで都区内着の乗車券をそのまま使用して東京メトロ千代田線を経由して旅行を継続できるという特殊な取扱いがあるようです。

先ほど、「JR東日本常磐線の東京都区内の駅である綾瀬・亀有・金町の各駅で下車する内容」と申し上げましたが、北千住駅で常磐線の上野方面に乗車して、北千住・綾瀬・亀有・金町以外の東京都区内の各駅で下車することも可能のような気もしますが、一般的にそのようなことをする旅客は皆無でしょう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ