西武鉄道 武蔵境駅発行 140円区間ゆき 片道乗車券

2005(平成17)年6月に、西武鉄道武蔵境駅で発行された、同駅から140円区間ゆきの片道乗車券です。


   

桃色PJRてつどう地紋のA型金額式券売機券になります。

御紹介の券は武蔵境駅の高架化工事によってJR東日本と改札分離された後のもので、乗車券は他駅と同じ券売機による発行に切り替わっています。
この様式は改札分離後に導入された券売機で発行されたもので、現在では機器が更新されていて、様式的には同一ですが、フォントの違いや発駅名のローマ字表記の追記、発売日の西暦表記等、細部が異なっています。

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西武鉄道 武蔵境駅発行 110円区間ゆき 片道乗車券(~その2)

1994(平成6)年1月に、西武鉄道多摩川線の武蔵境駅で発行された、同駅から110円区間ゆきの片道乗車券です。


   

桃色JRE地紋のA型金額式券売機券になっています。
同駅では国鉄時代からJRに移管された後も引き続き出改札業務の委託が続けられておりましたが、同駅の出札窓口が軟券化されると硬券での発売は廃止され、券売機での発売のみになっていました。

この方式は以後しばらく続きましたが、2004(平成16)年11月に中央線の高架化工事に伴って、JR東日本と西武鉄道の改札口が分離され、JR東日本による西武鉄道の乗車券の発売は終了しています。

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西武鉄道 武蔵境駅発行 110円区間ゆき 片道乗車券(~その1)

1984(昭和59)年4月に西武鉄道多摩川線の武蔵境駅で発行された、同駅から110円区間ゆきの片道乗車券です。


   

緑色せいぶてつどう自社地紋のB型金額式大人専用券になっています。

前回エントリーの続きになりますが、同駅の出改札業務は国鉄に委託されておりましたため、御紹介の券も国鉄窓口での発売になり、発駅の前に、東京西鉄道管理局の窓口で発行されたことを示す「◯西」の符号がつけられています。

この頃になりますと、国鉄の近距離券売機のボタンの内の2口座について西武多摩川線用の90円と110円のボタンがあり、西武線の乗車券は券売機での発売が主流になっていましたが、硬券での発売も引き続き行われており、券売機を案内されることなく、普通に購入することができました。

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西武鉄道 武蔵境駅発行 北多摩駅ゆき片道乗車券

1957(昭和32)年9月に、西武鉄道多摩川線の武蔵境駅で発行された、北多磨(現・白糸台)駅ゆきの片道乗車券です。


   

桃色せいぶてつどう自社地紋のB型矢印式大人・小児用券で、横赤一条の入ったものになります。

当時の武蔵境駅は国鉄中央本線の武蔵境駅の構内の片隅にホームがあり、出改札業務は国鉄の窓口で行われておりましたため、発駅である「武蔵境」の前に、東京鉄道管理局(分割後に東京西鉄道管理局)の「◯東」符号が付けられています。

西武多摩川線は、管理人が小学校に入学した後の昭和49年頃までは通票閉塞になっていて、武蔵境駅の中央線下り線と共用のホームの中程に木造の小屋があり、そこに信号機器がおかれ、西武鉄道の運転要員の係員が常駐し、タブレットの受け渡しや腕木式信号機の切替えなどの運転業務を行っていました。

また、供用ホームであったために中間改札等はなく、西武鉄道の乗車券を所持していない旅客が多くいたため、折り返しの停車時間には西武鉄道の車掌が車内を巡回し、国鉄の乗車券を回収のうえ西武鉄道の乗車券を発売する精算業務がおこなわれておりました。

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日立運輸東京モノレール 乗務区発行車内補充券

発行年月の記載がありませんが、1973(昭和48)年4月に、日立運輸東京モノレール(現・東京モノレール)の乗務区乗務員が発行した車内補充券です。


   

若草色TMKとうきょうモノレール自社地紋の駅名式券で、概算鋏でせん孔して発券する様式です。
当時は羽田整備場(現・整備場)駅が朝夕以外は無人駅であったことから、同駅から乗車した旅客へ発売するため、車掌が車内補充券を所持していました。
御紹介の券は羽田整備場駅から羽田駅(廃止駅)までの区間を乗車した際に購入したもので、羽田駅でそのままの状態で貰ってきたものです。

券面は、日付欄や記事欄、領収欄などに大きく場所が割かれており、乗車区間については下の2行だけといった独特な様式で、駅名の表記についても羽田整備場駅が「整備場」、流通センター駅が「流セ」、大井競馬場前駅が「大井」、モノレール浜松町駅が「◯モ浜」と思いっきり省略されています。


   

裏面です。簡素な「(ご注意)」表記があり、その下に精算欄があります。


同社では車掌がいつ頃まで車内補充券を所持していたかは不明ですが、現在ではワンマン運転が実施されており、車内補充券は日立グループからJR東日本グループに移管される以前に設備廃止になっているものと思われます。

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JR東日本 松島海岸駅発行 東京都区内ゆき 片道乗車券2態

前回エントリーで、東海道本線品川駅で発行された仙石線陸前富山駅ゆきの経由表記の異なる2態の乗車券を御紹介いたしましたが、今回はその帰路の乗車券についても同じような発券方法を試みてみました。


   

2024(令和6)年5月に、JR東日本仙石線の松島海岸駅で発行された、東京都区内ゆきの片道乗車券です。青色JRE地紋の指定共通券紙が使用された、指定券券売機で発券されたものです。
乗車経路は往路と同一で、途中の仙台駅から東京駅までは新幹線を利用するというものです。
御紹介の券は、東京駅で新幹線を降りたあと、東京駅で下車するという設定で発券しています。


   

2枚目の券もJR東日本仙石線の松島海岸駅で発行された、東京都区内ゆきの片道乗車券です。
乗車経路は1枚目の乗車券と同一で、途中の仙台駅から東京駅までは新幹線を利用するというものです。
ただし、こんどは東京駅で新幹線を降りたあと、東京駅で下車しないで東京都区内の他の駅まで普通列車等の在来線に乗車するという設定で発券しています。

この結果、誤取消防止符号である「C56」は同一ですが、1枚目の東京駅で下車する設定の乗車券の経由欄は「仙石・仙台・新幹線」だけの表記になり、2枚目の東京駅から普通列車等に乗換える設定の乗車券の経由欄は「仙石・仙台・新幹線・東京」と、新幹線から在来線に乗換をする駅として東京駅が記載されています。

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JR東日本 品川駅発行 東京都区内から陸前富山駅ゆき 片道乗車券2態

今回のエントリーで、拙ブログは3,000件目の更新を迎えました。2006年9月15日に立ち上げてから18年間、我ながら長続きしたものだと思っています。今後とも拙ブログをよろしくお願いいたします。

2024(令和6)年5月に、JR東日本東海道本線の品川駅で発売された、東京都区内から陸前富山駅ゆきの片道乗車券です。

   

青色JRE地紋の指定共通券紙で発券されたもので、指定券券売機で購入したものです。
素直に東京駅~仙台駅間を新幹線とし、仙台駅から先は仙石線という至ってシンプルな券になります。


   

2枚目の券も同じく2024(令和6)年5月に、JR東日本東海道本線の品川駅で発売された、東京都区内から陸前富山駅ゆきの片道乗車券です。

双方とも「C12」の誤取消防止符号が同一で、乗車券区間および経路、運賃は同じように見えますが、経由欄の表記が、1枚目の券は「新幹線・仙台・仙石」になっていますが、2枚目の券は「東京・新幹線・仙台・仙石」となっており、微妙に異なります。

どちらの券も効力は同一ですが、1枚目の券は発駅を東京駅として発券し、2枚目の券は東京駅および上野駅以外の東京都区内の駅を発駅として発券したものになります。
1枚目の券は東京駅が発駅とされたことからいきなり新幹線が経由になっていますが、2枚目の券については東京都区内の各駅から東京駅まで行くという行為が含まれているため、新幹線乗車駅である東京駅が経由欄に表記されています。

ちなみに、どちらも中央本線のある駅から乗車していますが、自動改札機ではエラーになること無く入場し、東京駅でもエラーになること無く新幹線の中間改札を入場することが出来ています。

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JR東海 えきねっと発券による新幹線特急券

2024(令和6)年5月に、JR東海品川駅の券売機で発券された、JR東日本のえきねっと発券扱いの新幹線特急券です。


   

青色JRC地紋の指定共通券紙で発券されています。
JR東日本のえきねっとで予約された乗車券類を紙のきっぷで発券するには、JR東日本およびシステムを共通化しているJR北海道の券売機およびみどりの窓口で受け取ることになっていますが、JR東海の券売機やJR西日本の北陸新幹線の停車駅と七尾駅・和倉温泉駅のみどりの券売機およびみどりの窓口でも受け取ることができます。

御紹介の券はJR東海の券売機で受け取ったもので、えきねっと発券ではありますが、JR東海の券紙で発行されています。そして発行機器番号も「品川駅MV821」とJR東海のものになっていますが、発行会社符号は「(2ー )」とJR東日本の自社完結表記になっています。


   

地紋の部分を拡大してみました。JRC地紋であることがわかるかと思います。


   

さらに、えきねっとの文言のある部分の拡大です。
なんとなく違和感があります。

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京急電鉄 定期券取扱乗車券(~その2)

前回にひきつづき、京急電鉄の定期券取扱乗車券の話題です。


   

2024(令和6)年5月に、京急本線北品川駅で発売された定期券取扱乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型矢印式券売機券です。
前回エントリーのものとは購入方法を変え、交通系ICカードを使用して購入しました。右下に「[IC]」の符号が付いていることから、交通系ICカードで決済されたことが分かります。

御紹介の券は実際に使用してみました。自動改札機入場時にはパンチ穴が開き、普通乗車券と何も変わることはありませんでしたが、出場時には集札されることなく返却されます。

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京急電鉄 定期券取扱乗車券(~その1)

2024(令和6)年5月に、京急電鉄本線の北品川駅で発行された定期券取扱乗車券です。


   

桃色PJRてつどう地紋のA型矢印式券売機券になっています。

定期券取扱乗車券は、定期券取扱窓口のある駅へ行く必要がある旅客が該当する駅まで行くために購入する乗車券で、窓口での所用が終わった際、使用済の乗車券と引き換えで額面額が払い戻されるものです。
同社の定期券取扱窓口は品川駅・横浜駅・上大岡駅・横須賀中央駅の4駅ですが、各駅に設置されております定期券発売機能のある券売機では大抵の用事を済ませることができるため、払い戻し等の限られた内容での使用になるかと思います。

当然ながら、定期券取扱窓口のある駅では発売されておりませんが、該当する4駅以外の各駅では、定期券発売機能のある券売機でのみ発券できるようになっており、乗車券の選択画面のなかで「定期券センター」というボタンを押すと、最寄りの駅までの発券ボタンが現れます。
同駅の場合は品川駅が最寄りの駅になりますので、横浜駅までの選択はできません。

東京近郊の私鉄各線では、定期券窓口のある駅へ行く場合には、目的駅までの乗車券を購入し、改札口を出場する時に定期券窓口に行く旨を申告して証明印を受けて窓口へ提出する方法が一般的ですが、同社の他、西武鉄道でも同様の方法が採られているようです。


   

購入時に領収書を発券してみました。但し書きには「定期券取扱乗車券」代金と記載されており、普通乗車券とは区別されているようです。
ちなみに、西武鉄道では定期券購入用乗車券は払い戻しが原則であることから、領収書の必要が無いものという考え方であると思われますが、領収書を発券する機能は付けられていません。

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