ふろしき王子のブログ◎
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公民館の風呂敷講座に向かっています。

さて、あたいらの暮らしたる長屋は
古めのアパートを改装したような造りですが、
昨今のほとんどの建物と同じく
床下は壁面でふさがれ、小さな通氣孔がぽつっとあるのみ。

雨が続くと、水が壁と地面の隙間の割れ目からか
床下にしみてくるのか。
風通しがよくないから、
湿氣は上の部屋に昇り、タンスの下の畳がかびることがしばしばある。

内側の壁自体も、モルタルか石膏ボードに
ビニルクロスを貼ったもので、調湿の呼吸がなく
結露しやすいというダブルパンチ。

それで、家を建てるならばまるで神社のように
高床式にしたいと望んでしまう。
丘の上とか、周りに堀をほって水はけがよい土地ならば
逆に竪穴(半地下)住居も暖かいかもしれないけど、
日本では、やはり湿氣対応が第一だ。

床下はそのまま鶏の寝所にできる。


(追記)女学生のファッション例

中学生:髪を結ぶ。運動靴。
スカート丈長い。ナップザック背負う。

高校生:髪を流す。ローファー革靴。
スカート丈短め。スポーツバッグを肩に。



こうして見ると、前者の方が走りやすく暖かで、
緊急時も含めて機動的だ。

おしゃれ心が促進されるほどに見ためやストーリー重視となり、
機能性が下がるというのは残念。

より生命力をサポートしながら、鑑ためも佳ろしき在り方、
それが民族衣装ともいえる。
わが国にては着物、それ以前は貫頭衣。
腰を支え暖め、乗馬における胃下垂を防ぐ帯。
通氣と保護のふんどし、腰巻き。
かたちは人に沿った定型で、
中の色柄、染織を自由に遊ぶ。

そんなこんなで、せめて義務教育の中学生までは
和服を制服にあらまほし。
ハカマをはけば走れるし、自転車も乗れる。
一同身につけておいて、その後も着るかは本人の自由でよい。
おお、海外からの観光客も増えそうです。



同じくして、僕は小中学生のサブバッグとして
風呂敷を採り入れてほしい。
男子は紺色。女子はえんじ色。1メートル幅の麻(ヘンプかリネン)の丈夫なもの。
辞書や参考書、体操着などを持ち運ぶ。
非常時は全荷物をひとまとめに背負える。

他、保温の羽織や腹巻き、斜め折りでロープになるなど、
かえすがえす多機能で安全保障に役立つ。

パッチワーク風の当て布や刺し子を加えて、
より丈夫に可愛く(かっこよく)改造や修繕も可能。

また、書道の時間だけでなく、国語の授業も
墨をすって毛筆で書くのが、心技体の安定に貢献されるだろう。

きもの、ふろしき、筆という かたちから、
心にも共鳴する。

心だけで、無理やりポジティブを気どっているだけでは
揺りもどしでかえって暗たんたる谷底へ落ちかねない。

体がばっちり決め調えば、意識せずとも心はより沿う。

たくさんの情報の海で疑心暗鬼に混乱しないように、
形で証明、示し判断する体質を、
日々の実地から馴染ませておくことが大切と思う。

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