暴 ボウ・バク・あばく・あばれる 日部
解字 金文は「日(太陽)+動物の死体」の会意。動物の遺体が日にさらされている形。日にさらされるが原義。日の下の動物の遺体部分は、篆文以降いろんな漢字の組み合わせで表現されたが、現代字は「共+水」の形。遺体がさらされている環境は、日照りの続く乾燥地帯で時折、はげしい風が突然吹きおこることから、「はげしい」「にわかに」の意が生じた。本来の意味は、日をつけた曝バク(さらす)が作られた。
覚え方 にち(日)きょう(共)みず(水)で、暴
意味 (1)あらあらしい。はげしい。あばれる(暴れる)。「暴力ボウリョク」「暴風ボウフウ」「暴虐ボウギャク」 (2)にわかに。たちまち。急に。「暴発ボウハツ」「暴落ボウラク」 (3)あらわす。あばく(暴く)。「暴露バクロ」(①風雨にさらされる。②さらけだす)
イメージ
「はげしい・たちまち」(暴・瀑・爆)
本来の意味の 「さらす」(曝)
音の変化 ボウ:暴 バク:瀑・爆・曝
はげしい・たちまち
瀑 バク・たき 氵部
解字 「氵(水)+暴(はげしい)」の会意形声。はげしく落ちる水で、たきを表す。
意味 たき(瀑)。高い所からはげしく流れ落ちる水流。大きな滝。「瀑布バクフ」(大きな滝)「飛瀑ヒバク」(高い所から飛ぶように落ちる滝)
爆 バク・はぜる 火部
解字 「火(ひ)+暴(たちまち)」の会意形声。火の勢いがたちまち大きくなること。
意味 はぜる(爆ぜる)。はじける。「爆発バクハツ」「爆破バクハ」「被爆ヒバク」(爆撃を受ける。原水爆の被害をうける)
さらす
曝 バク・さらす 日部
解字 「日(ひ)+暴(さらす)」の会意形声。暴はもともと、さらす意であったが、はげしい・たちまちの意が主流となったので、日を付けて本来の意味を表した。
意味 さらす(曝す)。日にさらす。「曝書バクショ」(書物の虫干し)「曝衣バクイ」(着物の虫干し)「被曝ヒバク」(放射線にさらされる) ※「被爆ヒバク」との違いに注意。
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 金文は「日(太陽)+動物の死体」の会意。動物の遺体が日にさらされている形。日にさらされるが原義。日の下の動物の遺体部分は、篆文以降いろんな漢字の組み合わせで表現されたが、現代字は「共+水」の形。遺体がさらされている環境は、日照りの続く乾燥地帯で時折、はげしい風が突然吹きおこることから、「はげしい」「にわかに」の意が生じた。本来の意味は、日をつけた曝バク(さらす)が作られた。
覚え方 にち(日)きょう(共)みず(水)で、暴
意味 (1)あらあらしい。はげしい。あばれる(暴れる)。「暴力ボウリョク」「暴風ボウフウ」「暴虐ボウギャク」 (2)にわかに。たちまち。急に。「暴発ボウハツ」「暴落ボウラク」 (3)あらわす。あばく(暴く)。「暴露バクロ」(①風雨にさらされる。②さらけだす)
イメージ
「はげしい・たちまち」(暴・瀑・爆)
本来の意味の 「さらす」(曝)
音の変化 ボウ:暴 バク:瀑・爆・曝
はげしい・たちまち
瀑 バク・たき 氵部
解字 「氵(水)+暴(はげしい)」の会意形声。はげしく落ちる水で、たきを表す。
意味 たき(瀑)。高い所からはげしく流れ落ちる水流。大きな滝。「瀑布バクフ」(大きな滝)「飛瀑ヒバク」(高い所から飛ぶように落ちる滝)
爆 バク・はぜる 火部
解字 「火(ひ)+暴(たちまち)」の会意形声。火の勢いがたちまち大きくなること。
意味 はぜる(爆ぜる)。はじける。「爆発バクハツ」「爆破バクハ」「被爆ヒバク」(爆撃を受ける。原水爆の被害をうける)
さらす
曝 バク・さらす 日部
解字 「日(ひ)+暴(さらす)」の会意形声。暴はもともと、さらす意であったが、はげしい・たちまちの意が主流となったので、日を付けて本来の意味を表した。
意味 さらす(曝す)。日にさらす。「曝書バクショ」(書物の虫干し)「曝衣バクイ」(着物の虫干し)「被曝ヒバク」(放射線にさらされる) ※「被爆ヒバク」との違いに注意。
<紫色は常用漢字>
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