粨(100m)・瓸(100g)・竡(100L)を追加しました。
百 ヒャク・ハク・もも 白部
上段が白、下段が百
解字 白は親指の象形、ドングリの象形、頭蓋骨の象形など諸説があるが、はっきりとした定説はない。一方、百は白と発音が同じであったため文字を借りて、「一(ひとつ)+白(ヒャク・ハク)」で数の一百(100)を表した。
意味 (1)ひゃく(百)。数の名。もも(百)。「百人力ヒャクニンリキ」「百戦百勝ヒャクセンヒャクショウ」「百歳ももとせ」(百年。また、多くの年)「百歳ヒャクサイ」(年齢が百の人」 (2)多くの。もろもろの。「百貨ヒャッカ」「百般ヒャッパン」
イメージ
「数(かず)の百」(百・佰・粨・粨・瓸・竡)
「形声字」(貊)
「同体異字」(弼)
音の変化 ヒャク:百 ハク:佰・陌・貊 ヒツ:弼
ヘクトメートル:粨(100m)
ヘクトグラム :瓸(100g)
ヘクトリットル:竡(100L)
数の百
佰 ハク・ビャク・おさ イ部
解字 「イ(ひと)+百(100)」の会意形声。100人の人。また、百人のかしらの意。
意味 (1)おさ(佰)。百人のかしら。「仟佰センバク」(①千人の長と百人の長。②千百の意。③田の畔道。南北の通りを仟といい東西を佰という) (2)百の大字。数の百。画数の少ない百の字の改ざんを防ぐために百の代わりに用いられる。「五佰ゴヒャク」(=五百)
陌 ハク・バク・みち 阝部こざと
解字 「阝(うね)+百(ヒャク⇒ハク)」の形声。阝(こざと)は、ここで田のあいだの畝(うね)の道、百を横、千をタテと見なし、横の道をいう。タテの道を阡センという。
意味 (1)みち(陌)。あぜみち。「陌阡ハクセン」(田のあぜ道。東西を陌、南北を阡という)「陌上ハクジョウ」(あぜのほとり) (2)街路。「巷陌コウハク」(まちの道。ちまた)「陌頭ハクトウ」(みちばた。路上)「陌路ハクロ」(路上。路上の人。見知らぬ人)
粨<国字> ヘクトメートル 米部
解字 「米(メートル)+百(100)」の会意。100メートルの意。
意味 ヘクトメートル(粨)。英語でhectometre, 記号はhm。長さの単位。ヘクトはギリシャ語で100の意。1メートルの100倍。つまり100メートル。
瓸<国字> ヘクトグラム 瓦部
解字 「瓦(グラム)+百(100)」の会意。100グラムの意。ヘクトはギリシャ語で100の意。
意味 ヘクトグラム(瓸)。100グラム。英語でhectogram, 記号はhg。重さの単位。
竡<国字> ヘクトリットル 立部
解字 「立(=立方体。リットル)+百(100)」の会意。100リットルの意。ヘクトはギリシャ語で100の意。
意味 ヘクトリットル(竡)。100リットル。英語でhectolitre, 記号はhl。容積の単位。
形声字
貊 ハク・えびす 豸部むじな
解字 「豸(けもの)+百(ハク)」の形声。豸むじな偏は、野生動物を表す部首。これに百(ハク)がついた貊ハクは、ハクという名のけもの。転じて、古代の中国東北地方に住んでいた未開民族をいう。未開民族を見下した漢字。
意味 (1)えびす(貊)。中国の黒龍江省西部・吉林省西部・遼寧省から北朝鮮にかけての地域に存在したとされる古代の種族。周代以降の記録に濊ワイ・貊ハクの名が見える。「濊貊ワイハク」(古代の中国東北地方に住んでいた未開民族の濊と貊)「貊族ハクゾク」「夷貊イハク」(東北方の異民族)「蛮貊バンパク」(南の蛮と北東の貊。野蛮な国)
同体異字
弼 ヒツ・たすける・すけ 弓部
解字 金文は「弓弓+敷物」の会意。弓二つは、一本の弓に、弓の型を当ててしっかり固定し、弓の曲がりを矯正している形。それに敷物(むしろ)がついた弼は、敷物の上で弓を、ためる(矯正キョウセイする)作業を表す。篆文は敷物が変形し、現代字は百になって弓のあいだに入った形。意味は、君主の政治が曲がるのを正す意から、君主の政治をたすける意となる。
意味 (1)ためる。矯正する。 (2)たすける(弼ける)。たすけ。「輔弼ホヒツ」(天子の政治をたすけること。また、その役) (3)[国]すけ(弼)。律令制の弾正台(警察)の次官。大弼ダイヒツとも言う。 (4)人名。「井伊直弼いいなおすけ」(彦根藩主。幕府の大老。安政の大獄が原因で、水戸・薩摩浪士らに桜田門外で殺害された)
<紫色は常用漢字>
百 ヒャク・ハク・もも 白部
上段が白、下段が百
解字 白は親指の象形、ドングリの象形、頭蓋骨の象形など諸説があるが、はっきりとした定説はない。一方、百は白と発音が同じであったため文字を借りて、「一(ひとつ)+白(ヒャク・ハク)」で数の一百(100)を表した。
意味 (1)ひゃく(百)。数の名。もも(百)。「百人力ヒャクニンリキ」「百戦百勝ヒャクセンヒャクショウ」「百歳ももとせ」(百年。また、多くの年)「百歳ヒャクサイ」(年齢が百の人」 (2)多くの。もろもろの。「百貨ヒャッカ」「百般ヒャッパン」
イメージ
「数(かず)の百」(百・佰・粨・粨・瓸・竡)
「形声字」(貊)
「同体異字」(弼)
音の変化 ヒャク:百 ハク:佰・陌・貊 ヒツ:弼
ヘクトメートル:粨(100m)
ヘクトグラム :瓸(100g)
ヘクトリットル:竡(100L)
数の百
佰 ハク・ビャク・おさ イ部
解字 「イ(ひと)+百(100)」の会意形声。100人の人。また、百人のかしらの意。
意味 (1)おさ(佰)。百人のかしら。「仟佰センバク」(①千人の長と百人の長。②千百の意。③田の畔道。南北の通りを仟といい東西を佰という) (2)百の大字。数の百。画数の少ない百の字の改ざんを防ぐために百の代わりに用いられる。「五佰ゴヒャク」(=五百)
陌 ハク・バク・みち 阝部こざと
解字 「阝(うね)+百(ヒャク⇒ハク)」の形声。阝(こざと)は、ここで田のあいだの畝(うね)の道、百を横、千をタテと見なし、横の道をいう。タテの道を阡センという。
意味 (1)みち(陌)。あぜみち。「陌阡ハクセン」(田のあぜ道。東西を陌、南北を阡という)「陌上ハクジョウ」(あぜのほとり) (2)街路。「巷陌コウハク」(まちの道。ちまた)「陌頭ハクトウ」(みちばた。路上)「陌路ハクロ」(路上。路上の人。見知らぬ人)
粨<国字> ヘクトメートル 米部
解字 「米(メートル)+百(100)」の会意。100メートルの意。
意味 ヘクトメートル(粨)。英語でhectometre, 記号はhm。長さの単位。ヘクトはギリシャ語で100の意。1メートルの100倍。つまり100メートル。
瓸<国字> ヘクトグラム 瓦部
解字 「瓦(グラム)+百(100)」の会意。100グラムの意。ヘクトはギリシャ語で100の意。
意味 ヘクトグラム(瓸)。100グラム。英語でhectogram, 記号はhg。重さの単位。
竡<国字> ヘクトリットル 立部
解字 「立(=立方体。リットル)+百(100)」の会意。100リットルの意。ヘクトはギリシャ語で100の意。
意味 ヘクトリットル(竡)。100リットル。英語でhectolitre, 記号はhl。容積の単位。
形声字
貊 ハク・えびす 豸部むじな
解字 「豸(けもの)+百(ハク)」の形声。豸むじな偏は、野生動物を表す部首。これに百(ハク)がついた貊ハクは、ハクという名のけもの。転じて、古代の中国東北地方に住んでいた未開民族をいう。未開民族を見下した漢字。
意味 (1)えびす(貊)。中国の黒龍江省西部・吉林省西部・遼寧省から北朝鮮にかけての地域に存在したとされる古代の種族。周代以降の記録に濊ワイ・貊ハクの名が見える。「濊貊ワイハク」(古代の中国東北地方に住んでいた未開民族の濊と貊)「貊族ハクゾク」「夷貊イハク」(東北方の異民族)「蛮貊バンパク」(南の蛮と北東の貊。野蛮な国)
同体異字
弼 ヒツ・たすける・すけ 弓部
解字 金文は「弓弓+敷物」の会意。弓二つは、一本の弓に、弓の型を当ててしっかり固定し、弓の曲がりを矯正している形。それに敷物(むしろ)がついた弼は、敷物の上で弓を、ためる(矯正キョウセイする)作業を表す。篆文は敷物が変形し、現代字は百になって弓のあいだに入った形。意味は、君主の政治が曲がるのを正す意から、君主の政治をたすける意となる。
意味 (1)ためる。矯正する。 (2)たすける(弼ける)。たすけ。「輔弼ホヒツ」(天子の政治をたすけること。また、その役) (3)[国]すけ(弼)。律令制の弾正台(警察)の次官。大弼ダイヒツとも言う。 (4)人名。「井伊直弼いいなおすけ」(彦根藩主。幕府の大老。安政の大獄が原因で、水戸・薩摩浪士らに桜田門外で殺害された)
<紫色は常用漢字>