スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

「トランスポーター2」

2006-06-09 | 映画

Transporter2

どんな依頼品でも正確に目的地へと送り届けるプロの運び屋フランク。今回、運転手として6歳の少年ジャックの送り迎えという簡単な仕事を引き受けたのだが、ある日二人の前に冷徹な女殺し屋が現れ、ジャックを誘拐されてしまう。

前作「トランスポーター」に引き続き、製作・脚本にリュック・ベッソン、監督にルイ・レテリエ。もちろん主演は、ジェイソン・ステイサムだ。

この映画で、ストーリーはあってないようなもの。前作や「タクシー」シリーズ同様、リュック・ベッソンらしく、子供でもすぐ理解できるほどのゆるーいストーリーで、お話は進んでいきます。もちろん、この作品を見にわざわざ映画館に足を運んできている人は、そんなこと百も承知の上でしょう。

この映画の見所は、ジェイソン・ステイサム演じるフランクのアクションに尽きます。今回も、様々なド派手なアクションシーン満載で、初っ端からラストまであっという間に過ぎていきます。前作のBMWからアウディに乗り換えてのカーアクションはスゴイのひと言。”そこまでするか”とか”そんなことできるわけないぞ”というリアリティからは、はるかにかけ離れたアクションなんですが、逆にそこがまた爽快感を感じられる。
しかも、そこまでやっといて、ほとんど車に傷ついていないし、めっちゃ自分の車を大事にしているフランクがお茶目でおもしろい。

それにしても、主役フランクのキャラクターがまたまた格好いい。ピンチになっても動じないところもいいし、あれだけ大暴れしておきながら自分のスーツの着こなしを気にするところなど、筋肉ムチムチのアクションスターというよりも、007のジェームズ・ボンドっぽいキャラ(悪人顔のダニエル・クレイグより絶対ジェイソン・ステイサムの方がいいな)。前作では自分のルール破っちゃって事件に巻き込まれる事になっちゃいましたが、今回は最後まで筋の通った振る舞いで、ますます好感度アップです。ブルース・ウィリス以来の”ハゲ格好いい”おやじでした。

このハチャメチャさで、続編も期待したい。

コメント
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