こんばんはKEDちちです。
今日は奈良の方へ。4チームでのトレマ大会。ウチはおかわりして4試合をこなしました。奈良のこのへんは今が田植えの時期みたいです。水を張った田植え前の水田を渡ってくる風が涼しく、選手も11名いたので4試合はちょうどよい。
10と15もケガから戻ってきた。まだ様子を見ながらということで。
今日は1勝3敗ということです。相手チームは全てドリブルに特徴を持つチームだと思っています。こだわりがあるチームとでもいいますか、ドリブルスキルの高い選手が多いというか。2戦目途中あたりまではズタボロにやられました。
ただ、そのへんは大体わかっていたので、スタートの集合時にすでに「真剣モードでやってみる」「軽い守備はしない」の2点だけを本日のめあてとしていました。なので、ピッチサイドやハーフタイムに私にゲキられながらも、どうにかこうにか、求めるレベルに近づいていってくれたように思います。
今年は6月から予選が始まってしまう。いつも通りにゆっくり収穫を楽しむ余裕がないので、最低限の部分は少し急かしたことになります。こればかりは仕方ない。だけど、みんなマジメに取り組んでくれたように思っています。頼むから今日の感じを絶対に忘れないで。今日来れなかった人には、あなたがたが今日学んだプレーを披露することでリードしてあげてと言っています。
1 キックが力強くなってきたこと。1対1のシーンでビッグセーブがあったこと。「みんな、ふがいないぞ!」みたいな事をピッチで発信してくれたこと。
4 守備のレベルアップに取り組んでくれました。簡単にやられるシーンがほぼ無くなったように思います。
5 不用意に飛び込むクセみたいなのは、全てその前のポジショニングや距離感に原因がある。だけど、最後の方はしっかりファイトできていたし、奪ってからのパスも良くなっている(だけどまだミスもある)。できることならば、こぼれ球のロングシュートも意識しながらやってもらいたい。君はそういうプレーヤーだ。
9 右サイドからのクロスだけど、チームがうまくいっていないような時には武器になるレベルですね。他の選手らが「9にはアレがある」っていうのをインプットしてくれたら、ゴールまでつながるでしょうね。それと今日、チームがめあてに大きく近づけたのは、9が先頭にたって引っ張ったからだと思う。9の背中を見て、特に5年生らにスイッチが入ったように思う。
10 さすがに、中盤でのボール奪取とチャンスメイクは効いています。ずいぶんとチームが安定する。
今日、10が言っていたことで重要だから記載するけど、主審の腕時計のアラームが鳴っても、それは何の合図でもないからね。過去にもそれでタイムアップと勘違いし足を止めてしまって、土壇場で大事なものを失った年代がありました。全く逆なんだ。アラームが鳴ったらそれは次にホイッスルが鳴るまでの全員ダッシュスタート!の合図なんだ。
12 3試合目か。前半と後半途中まで、ダッシュを繰り返していました。おそるべき体力です。少しくらいスピードが遅くても、あれだけ連続できればそれはチームの武器といってもよい。攻撃においては、9のクロスに飛び込んだシーンくらいか。あれは決めてほしかった。速いボールに腰が引けて、意味なくジャンプしてしまったけど、9のボールが速いことは分かっていたはずだ。
13 対人や球際はマシなんだけど、非常に責任感の無いチョロパスが残念。公式戦でも、それは相手が見逃してくれない。学んでくれればいいのだけど、またやるのかな。どうかな。
14 今日のチーム初得点は混戦からどろくさく抜け出してのゴール。14らしくないといえばそうなんだけど、今日のめあて通りのプレーでした。
15 今日は様子を見ながらなので特になし。何も起きなくてよかった。
16 このヒトも最後の方は少し変わってきた。サイドにこだわることなく、チームにとってイヤなドリブルにはアタックしにいっていた。守備範囲が広がったのは、主語が”自分”から”チーム”に進化したからだと思う。
18 集中できていれば、相手の攻撃を止める回数はチーム1に近いかな。奪ってからのパスについて、相手にとって一番イヤなところを突くことができる反面、なんとなくでトラップして、そこをかっさわれる回数も一番なような気がする。ま、そのへんを意識しだしてからは素晴らしく機能していました。だけど、そういうのまた忘れちゃうのかな。そうだろうな。まぁ仕方ないのかな?
桜井の選手がコーナーキックの時のこぼれ球に、遠い距離から走りこみ、身体を投げ出しながらヘッドでゴールをねらってきたシーン。あれが関西上位になるチームのプレーだ。だけど、あれをそのままやってほしいという意味ではない。
あの「迫力」こそが、最終的に目指すべきレベルです。「迫力」とは、あふれ出す感情のことだろう。絶対に勝ちたいとか、絶対に決めるとか、そういった決意のあらわれだともいえる。来週の公式戦、6年生は少なくとも「決意」をもってプレーしてほしい。じつは今日、そんなプレーが、5年生も含めた全員それぞれに、ほんの少しずつだけど見ることができて、カントクはうれしかったのです。