三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

令和2年秋祭りについて

2020年08月14日 | 三津嚴島神社祭典

令和2年秋祭りは
新型コロナウイルス対策として
三密を避けるため。大変残念ですが
お神輿の鉢合わせは中止致します。




秋祭りは五穀豊穣や町内安寧を祈るお祭りです。
鉢合わせは中止致しますが、祭典は規模を縮小して行います。

詳細につきましては調整中ですので、
決まり次第アップ致します。

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父母(ちちはは)も その父母(ちちはは)もわが身なり  われを愛せよ われを敬せよ

2020年08月01日 | 三津嚴島神社祭典

さて8月朔日(ついたち)の言葉は

「父母もその父母もわが身なり われを愛せよ われを敬せよ」

これは二宮尊徳の道歌です。

おりしも8月は盆月 先祖供養の時期です。

「盆は嬉しや 別れた人が 晴れてこの世に逢いに来る」

迎え火、送り火 亡くなったご先祖がそれぞれの家に戻り、またあの世に帰って行く時期でもあります。。

神道の考え方のひとつは祖先崇拝「祖先の恩に感謝する事」です

「親思う心にまさる親心」
と申しますが、自分自身を心から思ってくれる親の存在ほどありがたいものはありません。

子供の頃、どれだけ自分を可愛がってくれたか、身の回りの世話や病気の時の看病、
入学、卒業、成人式、結婚と人生の節目節目で共に喜び、
ともに心配してくれたかけがえのない存在、
たとえもう親が亡くなっていたとしても、こうしたことを思うたびに心が温かくなることでしょう。

「先祖あっての自分」とよく言われますが、自分の命は父母によってこの世に生み出されました。
両親がいなければ今の自分は存在しません。
同じように父母もまたその両親、祖父母に生命をうけています。
祖先がいなければ、両親も、今の自分も、子供も、孫も存在しないわけです。

 

そしてその祖先を遡ると、神様に行きつきます。
神様とは我々の大元(おおもと)のご先祖の事です。

父母、その父母と連綿と命が続いてきたからこそ今の自分の命がある。
自分の命は自分だけのものでなく、身体の中に神様やご先祖の尊い命、
魂が息づいている事を思えば、自分自身を愛し、敬い、悔いのない充実した人生を生きて行く事が、
神様、ご先祖を大切にすることにつながるのです。

芥川龍之介は「私の中には無数の先祖の魂が詰まっている」と述べておりますが、
神様やご先祖のお蔭で今の自分がある事を忘れずに、守られているありがたさや、
生かされているうれしさを感じながら、ご神前や神棚に手を合わせましょう。

 

心の幸福は感謝の気持ちから始まり、ひたすら祈る事によって、より大きくなるのです。

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十七夜祭 斎行

2020年07月17日 | 三津嚴島神社祭典

十七夜祭の祭典を斎行致しました。

夏祭りは疫病の流行りやすい時期に悪病退散や
農村部では農作物に虫がつかないように虫おくりを祈念したお祭りです。
今年は新型コロナウイルスの早期終息も併せて祈念致しました。

新型コロナウイルス対策として催しを中止にした本年
例年のように子供たちの笑い声が響くお祭りを早く行いたいものです。

関東を中心に徐々に感染者が増えてきました。
うがい、手洗いを行い三密を避けて行動しましょう。

尚、明日は戌の日、土曜日ということもあり、安産祈願のご予約が多く入っています。
腹帯のお祓いなど御祈祷を当日希望の方は事前にお電話をいただけると、待ち時間なくご案内できます。
宜しくお願い致します。

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夏祭りについて

2020年07月05日 | 三津嚴島神社祭典

当厳島神社では毎年7月17日に十七夜祭を執り行い
神楽、餅まき、水軍太鼓等、様々な催しを行っています。

しかしながら、今年は新型コロナウイルス感染防止の為
令和2年7月17日(金)十七夜祭の
催しものは全て中止して、祭典のみ行います。

また、当社で管理している
三津 恵美須神社(愛媛県松山市三津2丁目7−24)の
令和2年7月10日(金)夏えびす祭
令和2年9月19日(土)花火大会夏祭り
についても同じく催しは全て中止いたします。

大変残念ではありますが、新型コロナウイルスの感染防止の為
苦渋の決断ですので、ご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。

 

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月次祭(文月) お焚き上げ

2020年07月02日 | 三津嚴島神社祭典

7月1日9時半~

毎月恒例の月次祭(つきなみさい)を執り行い
今月も参列者はじめ氏子の皆様方の身体健康、家内安全を祈念致しました。

また、取りやめていた雅楽奉納を本日から再開し
「越殿楽」を演奏いたしました。

月次祭の前に
夏越祭にもってきていただいた「ひな形」と茅の輪を
古いお札と共にお焚き上げして、
火の神様のお力により罪穢を祓い清めました。

また、今月も「香川ひろ子」さんに献花をしていただき

別の方からもご奉納がありました。
誠にありがとうございます。

もう一月以上、新たな新型コロナウイルス感染者の報告が無い愛媛県
それでも尚、お参りに来られる方の大半がマスクをされています。
徹底したうがい手洗い、マスクによってか
今年はインフルエンザや風邪にかかる方も少ないそうですね。

これからも予防を徹底して
今月も元気に過ごしましょう。

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夏越の大祓(なごしのおおはらえ)

2020年06月28日 | 三津嚴島神社祭典

本日は天気も良く、気持ちのいい風が吹いていました。
初宮参りに来られる方も多く、
新型コロナウイルスの影響で自粛されていた方も、御祈祷を受けられていました。

さて、本年は新型コロナウイルス対策と致しまして
27日から30日まで夏越祭を執り行っています。

夏越祭は半年間の罪穢(つみけがれ)をお祓いするお祭りです。
ひな形に罪穢をうつし、お焚き上げすることでお祓い致します。

神社によっては海に流すところもあります。
当厳島神社では、ひな形をお持ちになられた方に悪病退散のお札をお分かちしています。


境内では初めてセミの鳴き声が鳴り響き
探してみると、奇跡的に発見できました!

本格的な夏がすぐそこまで来ているようです。

 

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本日から夏越祭

2020年06月27日 | 三津嚴島神社祭典

新型コロナウイルス感染防止の為
毎年6月30日のみ行っていた夏越祭を本日から行います。
今年は特別に日時は下記の通りに変更しました。

日程:令和2年6月27日(土)~30日(火)

時間:午前9時~午後4時半まで

密集、密接を防ぐため日数を減らし
残念ながら夜店の出店も中止して、
境内で飲食のすることの無いようにしました。

茅の輪作成についても総代さんに協力いただき
短時間で作成してもらいました。
誠にありがとうございました。

ですので例年とは少しが違いますがご理解頂ければ幸いです。

夏越祭は半年の罪穢れをお祓いするお祭りで
「夏越の大祓」とも呼ばれます。
新型コロナウイルスの早期終息もお祈りして、お参り下さい。

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アマビエ特別御朱印・御朱印帳 取材

2020年06月04日 | 三津嚴島神社祭典

アマビエ特別御朱印と御朱印帳の取材を受けました。

新型コロナウイルスの感染症の早期終息を願い
「悪病退散」の文字にアマビエの印をおした特別御朱印

そして、この度はじめて頒布を始めました
当厳島神社オリジナルの御朱印帳

お参りの方に喜んでもらえれば幸いです。

徐々に人手が戻ってきているように感じますが
このような時だからこそ、気を抜かずに
うがい、手洗い、三密を避けて行動しましょう。

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夏越祭 日時変更のお知らせ

2020年06月03日 | 三津嚴島神社祭典

毎年6月30日に夏越祭(なごしさい)を執り行っておりましたが
今年は「新型コロナウイルス」の感染拡大予防として
三密(密集、密接、密閉)を避けるため
下記日程にて行います。

令和2年 夏越祭
日程:6月27日(土)~30日(火)

時間:9時~16時半まで

また毎年出店している夜店は出ません

 

氏子の皆様には夏越祭が始まる前に各家にお邪魔して
「ひな形」をお配りしておりましたが、
このような状況ですので、今年は残念ながら中止とさせていただきます。

「ひな形」を受けられれる方は厳島神社授与所にお越しください。

夏越祭は半年間の罪穢(つみけがれ)を祓い清めて、
本来の清らかな姿に立ち返るために行う神事です。

私たちは本来神様から頂いた清浄な心身を持っておりますが、
ややもすると人をうらやんだり、よこしまな心を起こしたりします。

また、知らないうちに相手を傷つけたり、人に迷惑をかけたりします。

このような蓄積が罪穢(つみけがれ)となって、社会生活を乱すもととなるのです。

 

そこで、この罪穢(つみけがれ)を祓い清めるために、
古くから半年に一度、大祓(おおはらへ)の行事を執り行い、
これまでの生活を振り返りながら、心身を祓い清めて、明日からの生活を高めて参りました。

「ひな形」の取り扱いは

①ひな形の裏側にご家族氏名・年齢を書く(ひとり一体)

②ひな形で身体をなでて息を三回吹きかけ、一晩布団の下に敷く。
 車の御形代には必要事項を記入し、一晩車の中に入れておく。

ひな形を受けられた皆様方は
「新型コロナウイルス終息」の願いも込めて
期間中にご参ください。

「悪病退散」の替え札をお渡し致します。

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新型コロナウイルス感染症流行鎮静祈願祭

2020年03月13日 | 三津嚴島神社祭典

少し前まで雨模様が続いていた松山
一雨ごとに春めいて
これからは晴れた天気が続くようです。

境内では鳥の鳴き声が響くようになり
昨日、初めてウグイスの綺麗な鳴き声を聞き、
気持ちの良い朝を迎えることができました。

神社前の宮前川には数年前から姿を現すようになった
オオバンが気持ちよさそうに泳いでいます。

テレビをつけると、毎日新型コロナウイルスの話題
あまり気持ちのいいものではありませんね。
神社でも新型コロナウイルス感染症流行鎮静祈願祭を行いました。
早期鎮静を心より祈念致しました。


手洗い、うがいなどウイルス対策は勿論しながらも
気持ちの良い春を楽しみたいものです。

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月次祭(つきなみさい)弥生

2020年03月02日 | 三津嚴島神社祭典

3月1日

毎月恒例の月次祭を執り行いました。
このブログを見て参列していただいた方もおり、嬉しかったです。
ありがとうございます。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により
各地で様々な影響があり、催しも次々に中止になり大変残念です。

当社でも、月次祭での御神酒の無料接待を取りやめ
なるべく短時間で行えるように雅楽奉納も省略いたしました。

 

手洗い、うがいをきちんと徹底して、感染予防に努めましょう。
来月1日に皆様と笑顔で会えることを楽しみにしています。

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令和2年 祈年祭

2020年02月23日 | 三津嚴島神社祭典

2月17日

祈年祭を執り行いました。

これは農作物が豊かに実ることをお祈りするお祭りで

全国の神社でこの日にお祭りが行われます。

現在は飽食の時代とも呼ばれ、当たり前のように食事を取ることができますが、これは近年の話です。

安定して食料を確保する為、様々なものがうくられましたが、農作物が実らず、食糧不足にあえぐ時代は長く続きました。

県内松前町に伝わる作兵衛の話は有名です。

享保17年(1732年)、西日本は深刻な天候不順に見まわれた。
伊予国でも5月からの長雨で洪水に襲われ、6月になるとウンカの大発生により米の収穫は皆無に近かった。
やがて餓死者が多数出はじめた。世にいう享保の大飢饉である。
作兵衛は衰弱するなかでも畑を耕そうとするが、遂に倒れてしまう。

倒れた作兵衛を家に運び込んだ村人らは、彼の枕元に麦俵があることに気づく。
「命には代えれないので、その麦種を食べてはどうか」と勧めたが、作兵衛は「農は国の基、種は農の本です。
一粒の種子が、来年には百粒にも千粒にもなります。
わずかの日に生きるためだけに食してしまって、どうして来年の種子ができるでしょうか。
自分の身を犠牲して多くの人の命を救うことができれば私は本望です」と述べ、
麦種を一粒も食することなく飢え死にしてしまった。

村人たちは、作兵衛の百姓としての心構えに心を打たれ、
作兵衛が残した麦種を一粒ずつ大切に蒔くことで次の年を乗り切ったという。
また、この話を聞きつけた松山藩は、年貢の軽減、免除の措置を施したという。

今一度食べ物に感謝して奉仕いたしました。

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愛媛マラソン 祈願絵馬

2020年02月09日 | 三津嚴島神社祭典
愛媛マラソンに出場する
ランナーや応援する皆様に
自由に願い事を書いていただいた
愛媛マラソン祈願絵馬



愛媛マラソンの前日に
絵馬に書かれた願い事が叶いますように祈念祭を執り行いました。


本日は天気も良く、絶好のマラソン日和となりました。
沢山のドラマが誕生したことでしょう。
皆様の良い報告をお待ちしています。



本日からは絵馬に感謝の言葉を書けるようにしています。
どうぞご自由にご記入下さい。

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どんど焼き

2020年01月17日 | 三津嚴島神社祭典

1月16日

皆様よりお預かりしました御守、御札等をお焚き上げ致しました。

一年間お守りいただいたことに感謝しながら、ご奉仕致しました。

古い御守、御札のお預かりは年中承っております。
拝殿向かって右側に納め所がありますので、お納めください。

尚、正月飾りや注連縄のお預かりは承っておりませんので、ご了承下さい。

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愛媛FC 必勝祈願祭2020

2020年01月09日 | 三津嚴島神社祭典

昨日8日は物凄い強風で驚きましたね。
当社では看板などが破損しましたが、大きな被害はありませんでした。

さて、来月のJ2リーグ開幕に向けて愛媛FCの選手や監督・スタッフが
必勝祈願をしました。

江戸時代に松山藩主が参勤交代でお江戸に行く際に
当厳島神社に立ち寄り、武運長久や藩内平和を祈願したことにあやかり
愛媛FC必勝祈願祭を毎年執り行っています。

今年は初練習を終えた川井健太監督や選手ら40人が神事に臨み

サイン入りのボールを奉納したあと、西田剛選手ら代表の3人が玉串を奉げました。

今年こそ
プレーオフに進出し
J1に昇格できるよう祈念致しました。

頑張れ愛媛FC!!

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