三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

神主の役職について

2011年02月06日 | 神社と寺の違い

最近私の禰宜(ねぎ)という役職について参拝者の方に質問されましたので、

神主(かんぬし)の役職について説明します。

まず神社にて奉仕し祭儀(さいぎ)や社務を行っている人・・・分かりやすく言うと神社で働いている人を神主(かんぬし)と呼びます。また職業としては神職(しんしょく)と呼びます。

住職、お坊さんといった呼称は寺で使われるものであり、通常神社で使うことはありません。そう神社と寺は違うものなのです。

それはさておき、神社では主に宮司(ぐうじ)、禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)という役職がよく使われます。これは一般の会社で言うと

宮司=社長

禰宜=専務

権禰宜=社員

にあたると思います。

会社もその規模や社員の数によって様々な役職があるように、神社でも神主が増えると、宮司、権宮司(ごんぐうじ)、禰宜、権禰宜、出仕(しゅっし)等、役職も増えていき立場も違ってきます。

皆さん普段はなかなか意識することも、目にすることも無いとは思いますが・・・同じ神主でも役職があり、呼ばれ方も変わってくるわけです。

このように何か気になることがあればお答えしますので、是非ご質問下さい。

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