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「アバター」のジェームス・キャメロン監督が探検家に

2011-07-08 | 先住民族関連
「アバター」「タイタニック」を生み出し、来春には「3D版タイタニック」の公開を控えている ジェームス・キャメロン監督がナショジオ探検家に就任
読売新聞 2011年7月7日 リリース

FOXインターナショナル・チャンネルズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小泉喜嗣)の運営するドキュメンタリー専門チャンネル、ナショナル ジオグラフィック チャンネル(以下、ナショジオ)は、「アバター」や「タイタニック」など数々の名作を生み出してきたジェームス・キャメロン監督と、海洋エコロジストのエンリク・サラが、ナショナル ジオグラフィック協会所属の探検家(以下、ナショジオ エクスプローラー)に就任したことを発表しました。
ナショジオ エクスプローラーとは、地理学者・古生物学者・考古学者など、世界の著名な探検家・科学者の集団であり、専門分野のプログラムを開発したり、協会からの援助を受けてフィールドワークを行なっています。
今回ジェームス・キャメロンがナショジオ エクスプローラーに就任することで、協会のプロジェクトやプログラムにその卓越した表現力と革新的な映画製作技術が応用され、より一層素晴らしいチームになることが期待されています。
今回の就任はジェームス・キャメロンの2つの功績により実現しました。
一つ目は、深海調査に対する功績です。ジェームス・キャメロンは3000時間以上の水中滞在記録を持つ熱心なスキューバダイバーであり、深海、特に難破船のタイタニック号へのダイビングに深い関心を寄せていました。映画「タイタニック」の撮影の準備として12人乗りの潜水艦でダイビングを行い、海淵での極度の水圧下で使える撮影、照明、自動装置の開発によって、深海での映像撮影技術の成功を収めました。その後、より多くの人に深海の映像を届けるために、海洋探索および保護についての映画を開発するアースシップ・プロダクションを設立。以降、大西洋海嶺沿いの熱水噴出口や東太平洋海膨など、潜水艦で72回深海へ潜っています。
二つ目はエネルギー問題における功績です。ジェームス・キャメロンは、「アバター」の制作を通して先住民の置かれている状況に関心を持つようになり、その中でもエネルギー問題に取り組むことを新しいミッションとしました。映画公開以来、エネルギー問題と戦っている地域で18カ月間過ごし、そこで環境と生活が脅かされた先住民と生活をともにしました。また、独自で深海専門家の特別捜査班を組織し、2010年のメキシコ湾原油流出事故によって持ち上がった沖合いの石油と海洋工学問題に取り組むなど、代替エネルギーの分野での活動を続けています。
ナショジオでは9月に「環境とエネルギー特集」を放送致します。特集詳細は2枚目をご参照ください。
「タイタニック」ではアカデミー賞最多受賞記録の11部門受賞、「アバター」ではゴールデングローブ賞最優秀監督賞、最優秀作品賞受賞に加え、アカデミー賞3部門受賞など、輝かしい受賞経歴を持つジェームス・キャメロンと、圧倒的な映像美と、迫力あるドキュメンタリー番組をお届けするナショジオがタッグを組み、今後どのような番組を製作していくのか是非ご期待ください。

【ジェームス・キャメロン 略歴】
カナダ出身の映画監督、脚本家、映画プロデューサー
■主な代表監督作品             
・ターミネーター(1985) ・エイリアン2(1986) ・ターミネーター2(1991)
・タイタニック(1997)  ・アバター(2009)
■主な受賞歴                   
・タイタニック⇒アカデミー賞 監督賞&編集賞 ゴールデングローブ賞 監督賞 
        放送映画批評家協会賞 監督賞        
・アバター  ⇒ゴールデングローブ賞 監督賞 放送映画批評家協会賞 監督賞 
【ナショナル ジオグラフィック チャンネルとは】
ナショナル ジオグラフィック チャンネルは123年の歴史を誇るNPO科学・教育団体であるナショナル ジオグラフィック協会が母体で、183の国と地域で世界最高峰のドキュメンタリー番組を放送しています。ナショナル ジオグラフィック協会の活動を通して、ナショナル ジオグラフィック チャンネルは人類の発展や地球環境の真実の姿を迫力の映像美でお届けしてます。
■『環境とエネルギー特集』放送スケジュール
9/12(月)~16(金)20:00-21:00 ほか
9/12(月)「サメと珊瑚のパラダイス」  
9/13(火)巨大環境テクノロジー「地熱エネルギー」 
9/14(水)巨大環境テクノロジー「太陽エネルギー」 
9/15(木)ライリーは修理中!2 「風力タービン、組み立て中」  
9/16(金)イタイプダム:世界最大出力の水力発電  
*今回ジェームズ・キャメロンと共にナショジオ エクスプローラーに就任したエンリク・サラは『サメと珊瑚のパラダイス』に出演しています。
【エンリク・サラ プロフィール】
地中海沿岸で育った海洋エコロジスト。人間が海中の生物に与えた影響を和らげる方法を見つけた。ナショナル・ジオグラフィックの特別研究員として、ワシントンDCの協会本部でグローバルな海洋保護研究を率いている。
http://www.yomiuri.co.jp/adv/enterprises/release/detail/00021237.htm

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苫小牧沼ノ端小学校3年生がアイヌ文化を学ぼう集会で歌や踊りを楽しむ

2011-07-08 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 7/7)

 苫小牧沼ノ端小学校(武田直樹校長)は6日、千歳市在住のアイヌ文化アドバイザー野本久栄さん、敏江さん夫妻を招いて、「アイヌ文化を学ぼう集会」を開いた。3年生65人が、歌や踊りを通してアイヌ文化を体験した。
 野本さんは「北海道の地名にはアイヌ語が語源となったものが多い」と話し、札幌や稚内、苫小牧などの元となったアイヌ語の意味などを説明した。
 また、「天から役目なしに下ろされたものは1つもない」というアイヌ民族のことわざを伝え、「人には必ずいいところがあるので、悪口を言ってはいけない」と子供たちに語り掛けた。
 この後、敏江さんの手ほどきで、アイヌ民族に伝わる歌やホリッパと呼ばれる踊りに挑戦する場面も。子供たちは、民族伝統のメロディーや振り付けをすぐに覚え、楽しそうに歌い踊っていた。
 この他、野本さんが持参した民族衣装を教員や武田校長が身に付けた「ファッションショー」も行い、子供たちは「格好いい!」「着てみたいな」などと大喜び。アイヌ文化に興味津々の様子だった。
http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11070703.html

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【白老】震災乗り越え再会果たす 白老小と仙台片平丁小の姉妹校交流始まる

2011-07-08 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 7/7)

 白老小学校(安藤尚志校長)と仙台市の片平丁小学校(西辰三校長)による33年目の姉妹校交流が、6日から白老町で始まった。東日本大震災の影響で、一時は中止も検討されたが、「激励」と「お礼」の機会として実現。ホームステイを通じて知り合った友達同士も念願の再会を果たし、無事を喜び合った。
 両校の交流は、1年置きに互いの学校を行き来する形で行われている。今回は片平丁小から児童の代表4人を含む8人の訪問団が来町。6日は白老小でホームステイ先との対面式が行われた。
  「久しぶりだな」「何も変わってないね」。栗原史昴君(片平丁小6年)は、昨年の姉妹校交流で自宅にホームステイした森拓実君(白老小6年)と1年ぶりに再会。震災直後、森君は栗原君へ何度も電話をしたが、数日間は連絡が取れず「とても心配だった」。お互い、少しはにかみながらも、ほっとしたような表情で会話を交わした。
 メンセンディーク華さん(片平丁小6年)と高橋彩花さん(白老小6年)も、昨年のホームステイで知り合った仲だ。
 久しぶりの対面でも、真っ先に話題となったのは震災の話。地震の時は授業中で、震度6弱の揺れに教室がパニックになったこと、昨年の交流で高橋さんと仲良しになったクラスメートが、震災の影響で転校を余儀なくされたことなど、メンセンディークさんから語られる被災地の現実に、高橋さんは驚きの表情を浮かべた。それでも2人は「今年の交流は中止だと思っていた。だから会えてうれしい」と声を弾ませた。
 今回の震災で片平丁小は児童全員が無事だったものの、一時は最大約1500人が身を寄せる避難所となり、学校も1週間ほど休校になった。西校長は「いろいろと混乱もあったが、白老小からは義援金も頂くなど温かく励ましてもらった。今回の交流は感謝の思いを伝えるということで、特別なものになる」と話していた。
 片平丁小の一行は8日まで滞在予定で、6日は仙台藩白老元陣屋資料館やアイヌ民族博物館を見学。7日以降は白老小での歓迎集会や授業に参加する予定だ。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11070701.html

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【教科書を考える】採択へ差別化図る

2011-07-08 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2011年07月07日

 横浜市などで、今夏の採択に向けた検討が続く中学校の教科書。来年度から実施される新学習指導要領に沿った内容での初の採択となる。教科書はどのように作られるのか、なぜ出版社によって「特色」が生まれるのか。
 今回の採択対象となる教科書は、文部科学省が2008年に告示、12年春に実施の新学習指導要領に沿った各社の新版。中学校の社会科・歴史的分野では、昨年度の同省による検定で合格した東京書籍、教育出版、清水書院、帝国書院、日本文教出版、自由社、育鵬社の7社が対象となる。
 各社とも、計130時間分の授業内容を250ページ前後に収容する。古代から現代までを網羅するため、事実を圧縮して列挙する本文の記述は「無味乾燥になりがちで、出版社によって大差はない」(ある出版社幹部)という。
 それでも通読すれば違いに気づく。例えば本文とは別の「コラム」には、その社の編集方針が表れる。古代から現代までの時代ごとに、どれほどの紙幅を割くかの配分にも差がある。教科書作りの中で、その相違点はどのようにして生まれるのか。
 多くの出版社では教科の専門家と教育学の研究者、教員ら15人前後の編集委員会で1年半ほど合議し、記述や構成を練り上げる。委員の人選は所属大学や居住地、思想的な偏りがないようにするのが一般的だ。委嘱前にはその人の論文などにも目を通す。
 ある社の担当者は「研究上の主張は控えてもらい、書き直しも4回はお願いする。新しく参加した学者は必ず一度は怒ってしまうほどです」。
 別の大手役員は「教科書は報道や言論の手段ではない。偏らない立場から大局的に歴史を見つめ、自分の立ち位置を知るという狙いを実現する教材。日本史が必修なのは中学までなので特に重要」と話す。
 しかし、採択には他社との差別化も必要になる。そこで、各社は「注目してほしい事柄」「関心を持って考えてほしいテーマ」を選び、本文とは別にコラムを設けている。
 例えば、ある社では世界各国で多文化共生を目指す現代の状況を踏まえ、日本史の中に琉球王国やアイヌ民族を位置づけて解説。別の社では「環境問題」「男女平等」など、現代につながる課題が、どの時代から芽生えたのかを紹介。歴史学界の新しい見解を意欲的に取り入れ、大人にも読み応えのある内容にする社もある。「事実を淡々と伝えようとする点は同じでも、細部で特色を出すのが教科書の世界です」
 一方、育鵬社は「日本をもっと好きになる教科書を」「教育から日本を良くする」という明確な目的を掲げる。執筆者はこの方針に賛同する14人。伊藤隆・東大名誉教授を中心に、八木秀次・高崎経済大教授、渡部昇一・上智大名誉教授らが名を連ねる。
 親会社の扶桑社は「新しい歴史教科書をつくる会」と共に教科書を出し、00年度と04年度の検定で合格したが、採択率は低迷した。そこで今回は「つくる会」と決別。他社版を研究し、編集部主導で一般書籍の編集手法を持ち込み、分かりやすさを狙ったという。
 漫画調のイラストを満載し、章ごとに出来事を要約した絵巻や穴埋め形式のまとめを配置。人物紹介のコラムも多く、勉強が苦手な子の興味を引くあの手この手を凝らしている。
 一方で全225ページのうち112ページを割いた近現代で「大東亜会議」に言及。「東京裁判」「昭和天皇」を大きくコラムで扱うなど、他社にない切り口が際だつ。
「扶桑社時代の旧版は『子どもに何を学んでほしいか』の主張が前面に出すぎ、どう学ぶかの工夫が少なかった。教材としての完成度を上げ、採択率を上げたい」と育鵬社の真部栄一教科書事業部長は話す。
(織井優佳)
■修正重ね検定合格
 日本の教科書は民間会社が発行し、原則4年に1度の文科省の検定を合格したものを使う。一方、学習指導要領は約10年ごとに改訂される。改訂の告示直後の検定は、新要領に沿って大改訂された教科書が対象で注目度が高い。
 大学教授や現場の教員らも参画する検定に一発合格は少なく、ほとんどは修正を求める「検定意見書」が出される。単純な誤記から学術的な異論、教材としてのわかりやすさまで指摘はさまざま。100カ所以上指摘を受けた例もある。発行会社は繰り返し修正表を出し、再審査を経てやっと合格となる。この中から検定の翌年、地方自治体が公立学校で使用する教科書を採択する。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000231107070001

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