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【BOOKほっかいどう】すべてを明日の糧として 

2011-07-30 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2011年07月29日

■すべてを明日の糧として  今こそ、アイヌの知恵と勇気を
 宇梶 静江《著》
■自然と人間への愛伝える
 浦河出身のアイヌ民族である著者は、1973年に「東京ウタリ会」(現・関東ウタリ会)を創設した。古布絵(こふえ)作家としても活躍し、アイヌ文化伝承の功績で今年、吉川英治文化賞を受賞。エネルギーに満ちた半生の自伝エッセーだ。
 アイヌ解放運動家として知られる著者だが、子ども時代からの揺れる心の軌跡がつづられる。貧しい生活と周囲からの差別に立ち向かうものの、当時は「アイヌはなぜ貧しく、差別されるのか」を学べる本も教えてくれる人もいなかった。
 仕事を求めて移り住んだ東京で和人の男性と結婚。アイヌを表に出す必要のない生活の中、抑えていた「アイヌとして生きたい」思いが噴き出し、新聞に同胞の連帯を呼びかける投書が載ったことが民族解放の運動へとつながっていく。
 自然を敬い、命を大切にし、困った人を助ける。著者が親から受け継ぎ実践する“アイヌの生き方”は、今の時代にこそ必要な普遍的な価値観だ。友に語りかけるような飾り気のない文章からは、著者の強さと、自然と人間に対する愛の大きさが伝わる。「何もおそれるな。ひとりひとりが輝くいのち」という呼びかけが心に響く。
(清流出版・1785円)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000861107290001

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【白老】飛生芸術祭2011 9月11日から1週間開催 竹浦の飛生アートコミュニティーで

2011-07-30 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 7/29)

 若手芸術家たちの創作空間「飛生アートコミュニティー」(白老町竹浦)の祭典「飛生芸術祭2011」が9月11日に開幕する。3年目を迎える今回は、これまで1日だけだった開催期間を18日までの8日間に拡大。彫刻や絵画などの作品展示をはじめ、アーティストによる日替わりのワークショップ、コンサート、キャンプなど多彩な企画を用意。実行委員長で彫刻家の国松希根太さん(34)は「芸術を通じ、人と人のつながりを実感できるような祭典にしたい」と話している。
 過去最大の約60組のアーティストが参加予定。日常の創作拠点となっている旧飛生小学校校舎、コンサート空間などとして今年度から5カ年計画で整備を進める「飛生の森」、旧飛生小南側に広がる約3000平方メートルの牧草地はキャンプ場として開放する計画だ。
 スケジュールは11日が開会式、12~16日は校舎(アトリエ)公開、ワークショップ、「飛兎(とびう)カフェ」営業、フリーマーケットなど(ワークショップは有料)。17、18日にはオールナイトの野外フェスティバル「トビウ・キャンプ」を開催し、キャンドルアートの第一人者キャンドル・ジュン(東京)、アイヌ音楽の女性ユニットMAREWREW(旭川)などがパフォーマンスやライブを繰り広げる予定。札幌の画家・富士翔太郎さんが8月下旬から白老に短期移住し、地元の竹浦小学校児童とプラネタリウムを共同制作する。
 チケットの購入方法など、詳細は飛生芸術祭2011の公式サイトへ。また、実行委では個人や企業を対象に、1口5000円からの協賛金や物資提供を7月末まで受け付けている。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11072902.html

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ペルーでウマラ大統領就任成 長と貧困層救済誓う

2011-07-30 | 先住民族関連
【共同通信】2011/07/29 05:42

 【リマ共同】南米ペルーで28日、6月の大統領選決選投票でフジモリ元大統領の長女ケイコ氏を破った先住民系の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(49)が新大統領に就任した。ウマラ氏は就任演説で「弱者を社会に取り込むことと、経済成長の同時達成は可能だ」と述べ、前政権の経済政策を維持しながら貧困層救済を進める方針を示した。
 ウマラ氏は、65歳以上の国民への年金無条件支給などの公約をあらためて強調。財源確保のため主要産業の銅鉱山を国有化するなど急進左派的な経済政策を取る疑念は依然残るが、ガルシア前政権の経済閣僚を続投させ、不安打ち消しに努めている。任期は5年。
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011072901000046.html

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ウマラ新大統領が就任 ペルー

2011-07-30 | 先住民族関連
(CNN) 2011.07.29 Fri posted at: 11:04 JST

6月のペルー大統領選でフジモリ元大統領の長女、ケイコ氏を破って当選した左派系政治家オジャンタ・ウマラ氏が28日、大統領に就任した。
就任演説でウマラ大統領は、ペルーを「誰もが豊かさと幸福を同じように手にする権利を享受できる場所」にしたいと述べるとともに「経済成長と社会的一体性は足並みをそろえて進めなければならない」と考えを語った。
ガルシア前政権下でペルーは順調な経済成長を遂げた。だがその一方で、ガルシア前大統領に対しては経済発展を優先するあまり先住民の暮らしや環境を犠牲にしたとの批判が寄せられていた。
ウマラ大統領は元軍人。前回2006年の大統領選にも出馬したが、ベネズエラのチャベス大統領の盟友として左派色を前面に打ち出した路線が受け入れられず落選した。
今回の選挙戦では中道へと軌道修正したが、当選のためのポーズではとの見方もあった。そこで組閣では中道政治家を集め、市場の懸念の払拭に努めた。
就任式でウマラ大統領は、ペルーの1979年憲法に従うと宣誓。だが現行の憲法はフジモリ政権下の1993年に公布されたもので、フジモリ支持者からは批判もされた。
ちなみにガルシア前大統領は就任式を欠席。地元メディアによれば、1期目(1985~90年)の退任時に議会で演説をしようとして激しいヤジを浴びた経験があり、再びその経験をするのを恐れたためだという。
http://www.cnn.co.jp/world/30003515.html

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