先住民族関連ニュース

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白老町高齢者大学で学園祭、多彩な活動の成果を発表

2011-10-11 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2011年10月10日(月)朝刊】

 白老町高齢者大学(223人)の第27回学園祭が7日、町コミュニティセンターで繰り広げられ、ステージと展示両部門に日ごろのクラブ活動の成果を発表した。
 開会式で安達清志実行委員長が「力を入れて舞台発表に取り組んでほしい」と激励。ステージのトップバッターはコーラスクラブ。約30人が「村まつり」「ずいずいずっころばし」「ドナウ河のさざなみ」を披露、会場から大きな拍手が送られていた。
 舞台はこのほか、民謡、カラオケ、舞踊、詩吟、ダンス、器楽演奏などが発表された。ロビーでは陶芸や書、園芸、写真、アイヌ文様刺しゅうなどが展示された。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/10/10/20111010m_08.html

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きょうマリモを送る儀式/阿寒湖畔

2011-10-11 | アイヌ民族関連
釧路新聞 2011年10月10日

 釧路市阿寒湖温泉で開かれる一大イベント、第62回まりも祭りは9日、同温泉街で「まりも踊り行進・まりも神輿(みこし)」や「タイマツ行進」「アイヌ民族舞踊」などが行われた。阿寒湖中学校の生徒らが参加する伝統のみこし渡御と「まりも小唄」に合わせて踊る「まりも踊り」の行進が行われた。夜には、国の特別天然記念物・マリモを湖から迎え、護(まも)る儀式が行われ、全国各地から集まった約250人がたいまつを持ち温泉街を行進。アイヌコタン広場に到着すると民族舞踊を披露、観光客の注目を集めていた。10日はカムイノミやマリモを湖に送る儀式などが行われる。
http://www.news-kushiro.jp/news/20111010/201110101.html

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『退屈』ピーター・トゥーヒー著、篠儀直子訳 古今東西から集めてみました 

2011-10-11 | 先住民族関連
【共同通信】2011/10/10 09:04

 どうやって測定したのか、イギリス人は週に6時間ほど退屈しているそうだ。オーストラリアの先住民の言葉に「退屈」を意味する語はないらしい。動物園のゾウにモーツァルトを聴かせたら、退屈したときの異常行動が最小限になったという。
 西洋古典学者の手になる本書の魅力は、こういった退屈にまつわる知見を古今東西からかき集めたところにある。美術、文学、哲学、科学…ありとあらゆるジャンルから。根拠の確かさにこだわることなく。
 退屈を逃れる方法の一つが旅であり、最も退屈に支配された19世紀ヨーロッパでは放浪癖が流行した。医学的には「病理的観光」と呼ぶらしい。黒人奴隷が逃亡するのは放浪癖が発症したためで治療法は十分なムチ打ちだ、という学説を当時の医師が発表した。むちゃである。
 別の学者は「海愛好症」なる病理的観光を提唱し、この症状を有するのは「最良の海軍士官」だとした。これ、単なる「海好き」じゃダメなんですか?と随所でツッコミを入れつつ読み進めると、著者の逆説的な主張に行き当たる。すなわち退屈は、これ以上同じ状態が続くと心の健康を害するぞ、という「初期警告システム」であり、変化を促し創造性につなげる有益な感情である。だから「敬意を払われるに値する」。
 「学校つまんねー」「仕事面白くなーい」と感じること自体、大事というわけだ。だから、たとえ本書を読んで退屈するところがあっても、それは有益な感情として敬意を払うように。(青土社 2200円+税)=片岡義博
http://www.47news.jp/EN/201110/EN2011100501000565.html

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