先住民族関連ニュース

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遡上するサケ、間近に観察 白老

2011-10-22 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/21 15:00)

 【白老】産卵期を迎えたサケの海から川への遡上(そじょう)がピークを迎えている。町内のウヨロ川はサケを間近に観察できることから、町内の団体が主催する観察会のほか、旅行会社のツアーなどで東京や大阪など道外からも多くの人が訪れている。
 バシャ、バシャ-大きな音と水しぶきを立て、数百匹のサケが川を泳ぐ。「動きが早くて、迫力がすごかった」。19日に開かれたアイヌ文化について学ぶイオル体験交流事業「川のイオル」(白老モシリ主催)に参加した萩野小3年の谷野峻介君(8)は興奮した様子で話した。
 町観光協会によると、昨年から同協会で受け入れている「ウヨロ川鮭遡上見学ツアー」は阪急交通社(大阪)やクラブツーリズム(東京)などが企画。今年は昨年の倍以上の約720人が参加する見込みという。
 道立総合研究機構さけます・内水面水試(恵庭市)によると、ウヨロ川のサケの多くはシロザケ。産卵を終えたサケは死に、川底に死骸が残されるが、キタキツネなど陸上動物の餌となり、生態系が維持されるという。同水試の卜部(うらべ)浩一研究主任(39)は「自然繁殖したものが遡上する川は少ないが、ウヨロ川はサケの自然繁殖に適した流域環境が維持されている」とウヨロ川の河川環境の貴重さを説明する。
 一方、密漁も後を絶たない。9月下旬、町内の別の川でサケの卵を密漁・所持した疑いで、登別市の男性が逮捕された。ウヨロ川でも卵だけを取り、捨てられた死骸が多く見られ、苫小牧署はパトロールしている。
 11月下旬にサケの観察会を予定している町内のグループ「めむの会」の有田勝彦さん(71)は「産卵行動も見られるのがウヨロ川の特徴。ありのままの自然の姿を感じてほしい」と話していた。(池田裕樹)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/326768.html

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アイヌ民族資料、韓国へ 函館

2011-10-22 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/21 15:00)

【函館】函館市青柳町の市立函館博物館が所蔵する国重要文化財(重文)指定のアイヌ民族の資料が、韓国の国立民俗博物館で開催される企画展に貸し出されることになった。同館所蔵の重文指定資料の海外への貸し出しは開館以来初めて。(松嶋加奈)
 今回貸し出す資料は、木彫りのクマにヒグマの皮をはった木偶(もくぐう)やイクパスイ(捧酒(ほうしゅ)箸)など儀礼具を中心に、重文16点を含む60件65点。韓国・ソウル市にある国立民俗博物館がアジア各地に伝わる神への儀礼の様式を比較する企画展「天と地を結ぶ人びと-シャーマン展」の展示品として、日本から唯一貸し出すことになった。
 アイヌ民族のコレクションは現在、市内末広町の北方民族資料館に保管されており、19日には韓国の学芸員3人が訪れ、資料の点検と梱包(こんぽう)を行った。
 国立民俗博物館の李官浩(イグァンホ)展示課長は「函館の博物館の尽力で資料がお借りできた。クマ崇拝は韓国の建国神話にも出てくることから、類似性を感じた。韓国人が函館に関心を持つきっかけになれば」と感謝の意を示した。
 一方、函館博物館は「海外でも注目される一級品の資料が、函館にあることを市民に知ってほしい」と話している。
 資料は、通関手続きを済ませた後、11月3日に韓国に渡る。企画展は11月29日から来年2月27日まで開催される。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/326773.html

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台湾総統選挙、「お国言葉」が支持獲得のカギに

2011-10-22 | 先住民族関連
ロイター 2011年 10月 21日 11:17 JST

 [台北 20日 ロイター] 来年1月の台湾総統選挙に向け、候補者が「お国言葉」をどう使いこなすかが勝敗を分けるカギになりそうだ。
 台湾の公用語は北京語だが、国民の約8割は台湾語を話す。ただ、都市部と農村部、工業地域である北部と農業が盛んな南部などで民族や政治的な立場が分かれる傾向があり、どの言葉を話すかがその地域の支持獲得に大きく影響するという。また、中国に対する認識の違いも、使う言語に反映される。
 ドイツのルール大学ボーフムで中国語と中国文学を教えるヘニング・クローター教授は、「口から発する一語一語が、『自分は身内でよそ者ではない』というメッセージを持つ」と説明。「したがって、国民の言語的な背景を考慮して言葉を選ぶことは、台湾の政治家にとって極めて重要だ」という。
 北京語は産業界、官界、学界、社会的エリート、そして中国とのつながりを象徴する言葉であり、台湾北部で多く使われている。一方、台湾語は、1980年代後半まで一時使用を禁止されたものの、台湾の独立を求める人の間で広まり、台湾南部で使われている。
 再選を目指す馬英九総統は香港生まれで、両親は中国の大陸出身。馬総統は台湾語を練習し、現在ではほかの台湾の先住民族の言葉とともにスピーチに取り入れている。
 対立候補で、総統選挙に最大野党である民主進歩党の総統候補として出馬する蔡英文主席は台湾南部の出身。政界・学界のキャリアを進むなかで北京語が第一言語だが、党の支持基盤である南部を意識し、台湾語を取り入れている。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-23741820111021

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島人の心守ろう ハワイ3・4世がコンサート

2011-10-22 | 先住民族関連
沖縄タイムス2011年10月21日

 ウチナーグチを、沖縄の文化を、守りましょう―。ハワイの県系3、4世らでつくる御冠船歌舞団(エリック・和多代表)が20日、那覇市のぶんかテンブス館でコンサート「いちまでぃん島人」を開いた。ウクレレや三線などを手に、ハワイアン音楽と島唄で自らのルーツを発信。アイデンティティーを形作る芸能文化や言葉の大切さを訴えた。
 同歌舞団は、第5回世界のウチナーンチュ大会の関連公演「我らが住むは五大州」と本公演のため来沖。
 ステージでは和多代表(46)らが演奏の合間に日本語と英語に、ハワイ語やウチナーグチを交えて苦労を重ねた移民1世の体験を紹介した。
 また、ハワイ先住民が西洋化の波を乗り越えて、自らの文化復興に取り組んだことから、ウチナーンチュも言語や文化を守ろうと主張。「私たちの心の中にウヤファーフジ(先祖)がいる。オジー、オバーの心を守りましょう」と呼び掛けた。
 同大会に合わせて米カリフォルニア州から夫と来沖した慶良間出身の房子・クボさん(61)は「『汗水節』を聴いたら泣いちゃった。向こうでつらいこともあったから…」と話した。
 同歌舞団は1999年、和多代表らが琉球芸能の保存、継承を目的にハワイで設立。芸能公演やワークショップを行っている。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-10-21_25002/

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ジョニー・デップ、製作中止予定だったディズニー映画が撮影開始決定!

2011-10-22 | 先住民族関連
セレブリティニュース 10/20 23:25

 俳優ジョニー・デップが製作中止となったディズニー映画『ザ・ローン・レンジャー』(原題・公開日未定)の撮影を来年2月から開始する。
 ゴア・ヴァービンスキー監督が指揮をする同作は、莫大な制作費が必要であったことから8月に1度製作を中止していた。しかし、製作費を2億7500万ドル(約211億円)から2億1500万ドル(約165億円)にまで削減し、2012年2月6日から撮影を開始することにしたとセレブのゴシップサイトDeadline.comは報じている。
 ローン・レンジャーの相棒で、アメリカ先住民のトントを演じるジョニーも、この映画の予算が問題であることが分かっていたのだとか。彼は、「予算は最初、莫大だったし、僕らも中止になるだろうということは分かっていたよ。それにある意味忍耐強く待つって感じだったしね。ここをちょっと削り、ここもちょっと削りって調節したんだ」と話したそうだ。
 また、ジョニーは「MTVニュース」に、「相棒のインディアンっていう役を楽しく演じるチャンスを持ててうれしいね。ハリウッドの歴史の中で、アメリカ先住民はいつも2等、3等、4等の市民だったけど、トントはそうじゃないと思っている。だから今回はアメリカ先住民に敬意を表す機会なのさ」と語った。
 ジョニー自身もアメリカ先住民の血を引いており、同作でインディアン役を演じるジョニーが見られることとなった。ジョニー本人が話すトント役の話だけでもワクワクしてきそうなこの映画、新しいジョニーを見るのが待ち遠しい。【馬場 かんな】
http://woman.infoseek.co.jp/news/celebrity/story.html?q=hollywood_20Oct2011_20155

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第2回ウレシパ・フェスタを開催

2011-10-22 | アイヌ民族関連
札幌大学 2011.10.21

 札幌大学では、10月30日(日)にウレシパ・フェスタを開催します。第2回となる今回は、上橋菜穂子氏による基調講演をはじめ様々な企画によりアイヌ文化を発信します。
 札幌大学では、2010年度からアイヌの子弟を毎年一定数受け入れ、未来のアイヌ文化の担い手として育成するとともに、大学内に多文化共生コミュニティのモデルを作り出す仕組みを整える活動として「ウレシパ・プロジェクト」をスタートしました。
 そのプロジェクトを担うウレシパクラブでは、これまでの活動状況をお知らせするとともにアイヌ文化を発信する場として10月30日(日)に「第2回ウレシパ・フェスタ」を開催します。
 本イベントでは守り人シリーズや「獣の奏者」でおなじみの作家、上橋菜穂子氏をお招きし、「歩いてきた道~物語と文化人類学」と題し先住民研究と物語執筆の関わりについて触れながら、なぜ多文化・多音声の世界を描くのかをお話いただきます。
 また、やまびこ座による人形劇では、アイヌの昔語りを公演いただくほか、パネルトークやアイヌの学生を含む「ウレシパ・スチューデント」による発表も企画しています。
一般の方々もご参加いただけます。事前の申し込みは不要です。
開催日:10月30日(日)

〈第1部〉13:00~
会場:札幌大学プレアホール(札幌市豊平区西岡3条7丁目3番1号)
・基調講演 「歩いてきた道~物語と文化人類学」上橋 菜穂子 氏(作家/文化人類学者)
・公演 札幌市こども人形劇場やまびこ座
・パネルトーク
・ウレシパ・スチューデントの発表
〈第2部〉17:30~会場:札幌大学大学会館(リンデーンホール・イースト2F)
・懇親会 ※参加費500円
【問い合わせ先】
札幌大学学生支援オフィス ウレシパクラブ担当 tel:011-852-9108
e-mail:urespa@sapporo-u.ac.jp

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年東京都出身。立教大学文学部を卒業、同大学院博士課程を単位取得退学(文学博士)。1989年、『精霊の木』で作家としてデビュー。その後〈守り人シリーズ〉など多くの話題作を世に出し、数々の賞を受賞。特に『精霊の守り人』『獣の奏者』は、NHK[Eテレ]でアニメ化放映され、より多くの人気を博しました。また、上橋先生は作家である一方、文化人類学者でもあり、『隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民』等を執筆。
http://www.sapporo-u.ac.jp/news/info/2011/1021133507.html

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