(苫小牧民報 2011年 10/24)
日本詩吟学院北海道道南岳風会白老支部(兼近岳鋭支部長)の第30回吟道大会が23日、白老町中央公民館で開かれ、会員や来賓など62の個人・団体が多彩な吟詠を披露した。
大会は7部構成で行われ、会員による独吟「朗詠」「寒梅」などで開幕。ほかにも地元の小学生らによる合吟、刀剣を持っての舞いと吟詠を同時に披露する剣詩舞などが次々と繰り広げられた。
今大会では30回を記念した構成吟「アイヌ民族の復権に生涯を捧げた野村義一翁を讃えて」を上演。道ウタリ協会理事長として民族差別に立ち向かった野村氏の生前を辿る写真がスクリーンに映し出される中、民族衣装を着た会員3人が「胸張りて民族の名を語り継ぐこの世であれば願いし義一」「国連の場に立つ義一は朗々と民族自立復権を説く」などと吟じ、故人の功績に思いをはせた。道アイヌ協会白老支部の松永八重子さん、アイヌ民族博物館学芸員の中野巴絵さんによるムックリ・トンコリの演奏、聖月流日本吟剣詩舞道会白老支部による吟舞も加わり、詩吟とアイヌ文化の融合に華を添えた。
式典では兼近支部長が「歴史と文化のまちに詩吟の花を咲かせ、地域文化の振興に寄与する」とあいさつ。会員に対する冠位や許証の伝達などが行われた。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11102401.html
日本詩吟学院北海道道南岳風会白老支部(兼近岳鋭支部長)の第30回吟道大会が23日、白老町中央公民館で開かれ、会員や来賓など62の個人・団体が多彩な吟詠を披露した。
大会は7部構成で行われ、会員による独吟「朗詠」「寒梅」などで開幕。ほかにも地元の小学生らによる合吟、刀剣を持っての舞いと吟詠を同時に披露する剣詩舞などが次々と繰り広げられた。
今大会では30回を記念した構成吟「アイヌ民族の復権に生涯を捧げた野村義一翁を讃えて」を上演。道ウタリ協会理事長として民族差別に立ち向かった野村氏の生前を辿る写真がスクリーンに映し出される中、民族衣装を着た会員3人が「胸張りて民族の名を語り継ぐこの世であれば願いし義一」「国連の場に立つ義一は朗々と民族自立復権を説く」などと吟じ、故人の功績に思いをはせた。道アイヌ協会白老支部の松永八重子さん、アイヌ民族博物館学芸員の中野巴絵さんによるムックリ・トンコリの演奏、聖月流日本吟剣詩舞道会白老支部による吟舞も加わり、詩吟とアイヌ文化の融合に華を添えた。
式典では兼近支部長が「歴史と文化のまちに詩吟の花を咲かせ、地域文化の振興に寄与する」とあいさつ。会員に対する冠位や許証の伝達などが行われた。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11102401.html