先住民族関連ニュース

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「全ての人に尊厳を」 教皇、民間運動関係者に

2014-11-05 | 先住民族関連
クリスチャントゥディ 2014年11月4日16時12分
【CJC=東京】教皇フランシスコは10月28日、世界各国の民間運動関係者と接見した。
ローマでは同月27日からバチカン(ローマ教皇庁)正義と平和評議会が主催して、不定期労働者や、インフォーマルセクター労働者、移民、先住民族、小作農業者、都市周辺の貧困地域住民らの生活を向上させるためのさまざまな民間運動に携わる人々の国際集会が開かれた。
バチカン放送(日本語電子版)によると、参加者へのあいさつで教皇は、民主主義を実現し、飢えと戦争をなくし、貧しく疎外された人々をはじめ、全ての人に尊厳を保証することの大切さを指摘した。
教皇は、土地・家・仕事を人々の「聖なる権利」として、「こういうことを言うと、教皇は共産主義者ではないかと思う人がいるかもしれないが、それは貧しい人々への愛が福音の中心であることが分かっていないからだ」「これは教会の社会教説だ」と強調した。
多くの人々が飢えに苦しむ中、食料価格が投機目的で操作されていることを教皇は非難するとともに、農業に従事する家族の尊厳を守ることの重要性を示した。また、都市の華やかな発展の陰で、貧しく苦しむ人々が見捨てられている状況にも言及。全ての人が認められる都市づくりを願った。さらに、若い人をはじめとする多くの失業者の存在を憂慮した教皇は、人間より利益を優先する経済構造、人を消費物のように扱う「切り捨ての文化」に警告を発した。
「世界は父なる神を忘れ、神を脇に押しやることで、孤児となった」と教皇は述べ、キリスト者はイエスの山上の垂訓に代表される福音の精神のもと、「出会いの文化」をもって全ての差別をなくしていくように、いっそうの努力を呼び掛けた。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/14482/20141104/pope-private-exercise-international-meeting.htm

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菱刺しの農着など先人の“生きる術”紹介 民俗学者・田中忠三郎特別展/十和田市現代美術館

2014-11-05 | アイヌ民族関連
デーリー東北新聞社 11月3日(月)
 旧川内町(現むつ市)出身の民俗学者田中忠三郎のコレクションを紹介する特別展「田中忠三郎が伝える精神」が1日から十和田市現代美術館で開かれている。忠三郎が長年かけて集めた南部菱(ひし)刺しやこぎん刺しの農作業着などが展示されている。2015年2月15日まで。
 忠三郎は下北アイヌ語や縄文遺跡などを独自に調査、民具や衣服などの収集やフィールドワークも行った。13年に亡くなるまで収集・保存した民俗資料は2万点以上で、一部は国の重要有形民俗文化財に指定されている。
 展覧会は忠三郎コレクションを常設展示しているアミューズミュージアム(東京)が企画協力。南部菱刺しや津軽こぎん刺しなどを扱う団体や個人も資料提供した。
 展示室には畑仕事や田植えに使われたズボンのような農着「タツケ」や、晴れ着や野良着として羽織る「長着(ながぎ)」などがずらり。
 江戸時代、風を通しやすい麻布の着用しか許されなかった農民が、寒さをしのぐために麻糸で刺しゅうを施すことによって生み出された菱刺しやこぎん刺しなどの展示を通し、先人が考え出した“生きる術(すべ)”を見詰め続けた忠三郎の精神が紹介され、来場者の目を引いている。
 会期中はトークイベントや、南部菱刺研究会代表の山田友子さんや弘前こぎん研究所によるワークショップなども企画されている。
 時間は午前9時~午後5時。毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日)と12月26日から1月1日までは休館。入場料は常設展とセットで千円、高校生以下は無料。
 問い合わせは十和田市現代美術館=電話0176(20)1127=へ。
(三浦千尋)
http://www.daily-tohoku.co.jp/newsmart/201411020P036280.html


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女性の社会進出を反映 30歳以上での出産が増加

2014-11-05 | 先住民族関連
サンパウロ新聞 14/11/03 (14:41)
 厚生省が10月29日に発表したデータによると、ブラジル国内で2012年に出産した女性のうち30.2%が30歳以上で00年の22.5%と比べて大幅に増加したことや、学歴と出産年齢の関係などが示された。同日付フォーリャ紙(ウェブ版)が報じた。
 30歳以上の女性の出産が大幅に増加したのに対し、15~24歳の年齢層が減少し、25~29歳についても10年以降はわずかに減少している。一方、15歳以下の低年齢出産は12年前からほぼ変わらず全体の1%を占め、年間約3万人の子供を生んでいる事実も判明した。また15歳以下の出産はブラジル北東部(38%)と北部(18%)に集中しており、黒人、混血、先住民(インジオ)に多いという。出産の高齢化は他国と同様に女性の社会進出が一因となっており、今後この傾向はさらに進むと予想される。
 このほか、学歴と第1子出産年齢の相関性も示された。高卒以上の学歴を持つ女性の78.8%が25歳以上で第1子を出産するのに対し、3年以内の教育しか受けていない女性の72.8%は25歳未満で出産をしている。
2014年11月01日付
http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/19554/cat/1


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沖縄知事選政策比較:観光

2014-11-05 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 2014年11月3日 10:02
■1500万人呼び込む 下地幹郎氏
 「沖縄経済のリーディング産業」として位置づけ、10年後に観光客1500万人、1兆5千億円収入の産業にしていくことを目標に取り組む。そのために、沖縄を世界から選ばれる国際観光地にしていく。
 できるだけ多くの県民が最小限の多言語ができる環境をつくり、北、中、南部、宮古、八重山に「多言語習得無料塾」を開設し、多言語の「沖縄地域限定案内士」を戦略的に養成する。
 1500万人の受け入れに対応するため、那覇空港の第2滑走路整備と国際ターミナルビルの大幅改築、USJの誘致、プロスポーツを産業化するボールテーマパーク構想、5万人規模のコンベンション施設、琉球空手道の総本山構想などの実現に取り組む。
 県内どこでもワンコイン(500円)バス移動、千円の船賃、5千円の航空賃にして島々の入域観光客を倍増する。
■高額消費層増やす 喜納昌吉氏
 急増するアジアやロシアの富裕層をターゲットに、カジノを含む長期滞在型高級リゾートや、医療・介護・保養ツーリズムなど、高額消費する観光客の層を増やす。
 県外資本のレンタカーを規制し、ホテル従業員の県民採用比率を向上させるなど、観光収入が地元企業を潤し、県民所得の向上に直結するような観光政策を実施する。
 世界ウチナーンチュ大会を発展させ、世界の県系人が参加する文化オリンピック、世界先住民の交流会を開催する。
 また、観光立県・沖縄が国際化に対応できるような人材を育てる観光大学を創設。英、中、韓国・朝鮮語で対応できる外国人ケア課を設置する。
 案内板・標識などを日・英・中・ハングルの4語併記にする。民間にもリーフレット・メニューなど4語併記を推奨する。
■収入1兆円目指す 翁長雄志氏
 国内・国外観光客の接客を戦略的に実施し、2021年をめどに、観光客1千万人超、観光収入1兆円超を目指す。
 沖縄観光の高度化を図るための「観光戦略会議」を設置するとともに、沖縄観光の安全・安心の構築と観光促進を図る「観光基金」を設置する。クルーズ船の需要の増大に対応するために20万トン超級のクルーズバースを設置する。
 自然、文化、伝統、万国津梁の精神など沖縄のソフトパワーにけん引される好調な沖縄観光の将来に影響を及ぼしかねないカジノに反対。幅広い集客効果が期待されるUSJの誘致、大型MICE施設の整備推進、J1対応の本格的なサッカー場の整備、十数面のサッカー場を多面的に網羅したボールパークを整備し、国内外チームの誘致を図る。空手道・古武道の聖地としての空手道会館の整備を図る。
■空港や港湾を拡充 仲井真弘多氏
 県の入域観光客数は、沖縄振興一括交付金を活用した誘客プロモーションの展開などで本年度は700万人を超えると見込まれる。国内・海外の航空路線拡充の動きやクルーズ船の寄港回数の増加、那覇空港第2滑走路とクルーズ関連施設の整備促進などで今後も観光客数は増加すると考えている。観光客の受け入れ態勢の整備が重要である。
 このため空港や港湾、陸上交通などの機能拡充、南北縦貫鉄軌道、東海岸に次世代型路面電車(LRT)等新交通支線の導入、宿泊・観光施設等の充実、観光人材の育成等に取り組む。
 多様で魅力ある観光地づくりに向けて、2万人規模の大型MICE施設の建設に取り組むほか、USJを誘致するなど、世界水準の国際観光リゾート地域の形成を図るなかで、入域観光客1千万人超、観光収入1兆円の実現を目指す。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=89150

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平取の二風谷アイヌ資料館、焼失の伝統家屋再建 「チセノミ」で50人祈り

2014-11-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (11/02 16:00)
 【平取】日高管内平取町二風谷にある萱野茂二風谷アイヌ資料館(萱野志朗館長)の敷地内で1日、アイヌ民族の伝統家屋「チセ」の新築を祝う儀式「チセノミ」が行われた。火災で焼失したチセの近くに再建され、約50人が祈りをささげた。
 同資料館では2012年8月、敷地内のチセ2棟が焼失。今年7月から地区の住民有志でつくる「シシリムカアイヌ文化研究会」(川奈野一信代表)が財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の助成を受け、チセ造り職人尾崎剛さん(60)の指導の下で1棟の再建に取り組んでいた。
 儀式は約25平方メートルのチセ内で行われ、火の神に祈りをささげた後、屋根裏へヨモギの矢を射る「チセチョッチャ」やシト(団子)などをまく「ハルランナ」などを行った。川奈野代表は「地域の協力があって無事に完成できた。感謝したい」と話していた。
 チセでは今後、トマ(ござ)編みなどの文化伝承活動を行う予定。(清水泰斗)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/572148.html

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アイヌの神々へ祈り 白老

2014-11-05 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年11月4日10時19分
■白老で秋の「コタンノミ」儀式
 白老町のしらおいポロトコタンで1日、アイヌ民族の伝統儀式、秋の「コタンノミ」が行われた。アイヌの人たちが自然の恵みに感謝し、集落や家の神々に健康で暮らせるよう祈りを捧げた。
 コタンノミは、ポロトコタンを運営するアイヌ民族博物館が2002年に復活させ、毎年春と秋に実施している。伝統家屋「ポロチセ」(大きい家)の囲炉裏を前に、同博物館の野本三治伝承課長を祭司に、「火の神」や「家の守り神」「祭壇の守り神」などへの祈りが厳かに続いた。午後からは丸木舟をポロト湖から引き揚げる儀式「チプヤンケ」も執り行われ、観光客が熱心に見入っていた。
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411040100010.html

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白老町文化祭で踊りや歌…住民ら芸術の秋堪能

2014-11-05 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年11月4日(火)朝刊】
 第49回白老町文化祭(白老町文化団体連絡協議会主催、白老町教育委員会共催)が10月31日から4日間、中央公民館で開かれ、町民らが生け花や剣詩舞など芸術の秋を堪能した。
 絵画や書、写真、革工芸、菊花、盆栽、生け花、陶芸、絵手紙、アイヌ文様、木工、手工芸、タペストリー、子どもたちの作品などさまざま。アイヌ刺しゅうサークル「フッチコラチ」はアイヌ文様の衣服や布袋、タペストリーなどを出品した。日本ハムファイターズしらおい後援会コーナーは、同後援会や町内少年野球チームの活動の様子を伝える写真などを展示した。
 最終日の3日はステージ合同発表会が午前11時から開かれ、民謡、詩吟、歌謡、舞踊、フラダンス、剣詩舞、越後踊りなどが披露された。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/11/04/20141104m_08.html

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室蘭文化財講演会アイヌ民族史紹介、和人の歴史も

2014-11-05 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年11月3日(月)朝刊】
 室蘭市文化財講演会(市教育委員会主催)が1日、東町の胆振地方男女平等参画センターで開かれた。北海道開拓記念館の学芸員東俊佑氏が「蝦夷地のころ 交易と交流」と題して講演、アイヌ民族と和人の歴史を解説した。
 同講演会は、文化庁が進める「地域の特性を活かした史跡等総合活用支援推進事業」などの一環として開講。アイヌと市内の史跡を2日に分けて紹介する。初日は約30人が聴講した。
 東氏は13世紀以降、蝦夷地に渡来する和人が増加し、17世紀から盛んになった松前藩との交易の主導権を次第に握られていく経緯を説明。砂金掘りで生活の場を荒らされたり、蝦夷地の特産品の代わりに得ていた米を一方的に減らされたことで「生活できなくなった」と指摘した。
 アイヌが交易の独占などに反抗して1669年に起こした「シャクシャインの戦い」に敗れ、和人の支配がより強まったと解説。参加者は配布された資料を読みながら真剣に聞き入っていた。2日目は陣屋町のモロラン陣屋跡が演題。15日に同会場で開かれる。
(吉本大樹)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/11/03/20141103m_04.html

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白老で厳かに「秋のコタンノミ」、神々に祈りささげる

2014-11-05 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年11月3日(月)朝刊】
 白老・アイヌ民族博物館主催の「秋のコタンノミ(集落の祈り)」が1日、ポロトコタンに立つポロチセ(大きい家)で行われ、約50人が神々に祈りをささげた。
 毎年春と秋に行われており、通算24回目。民族衣装の関係者がいろりや儀式の道具を挟んで座り、同博物館の野本三治伝承課長が祭主を務めた。儀式に先立ち、野本勝信代表理事が「私たちアイヌの精神文化を受け継ぐ大事な儀式です。象徴空間の管理・運営に当たっては当博物館の役割がますます大きくなってくる」とあいさつした。
 ハルエオンカミ(食物による拝礼)、シラリエオンカミ(酒かすによる拝礼)、シンヌラッパ(先祖供養)などが厳粛な雰囲気の中で進行。「自然の恵みが豊かでありますように」「コタン(集落)の者が健康に過ごせますように」と集落や家の祭神に祈願した。病気にならないようにと願うシラリオンカミでは、全員が酒かすを手のひらで受け取り、口に運んだ。
(富士雄志)
【写真=厳かな雰囲気の中で行われた秋のコタンノミ】
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/11/03/20141103m_08.html

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北海道で「ししゃも祭」豊漁願う アイヌ伝統行事

2014-11-05 | アイヌ民族関連
2014/11/02 17:27 【共同通信】
 北海道白糠町で2日、アイヌ民族の伝統行事「ししゃも祭」が行われ、全道各地からアイヌ協会の会員ら約130人が集まり、道東では最近始まったばかりのシシャモ漁での豊漁と安全操業を祈願した。
 アイヌ文化施設「ウレシパチセ」でカムイノミ(神への祈り)、茶路川の河口ではイチャルパ(先祖供養)を行い、設けられた祭壇に白糠町特産のシシャモなどを供え、古式舞踊を奉納した。
 主催した白糠アイヌ協会の高木津吉会長(68)は「会員に若い人が少ないが、こういう機会を通しアイヌ文化に理解を深めて、後継ぎとなってもらいたい」と話した。
 (写真)北海道白糠町で行われたアイヌ民族の伝統行事「ししゃも祭」=2日
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014110201001463.html

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