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DNA分析で縄文人と弥生人の混血が進んでいたことが判明

2014-11-29 | アイヌ民族関連
NEWSポストセブン-2014.11.28 16:00
 われわれの祖先はどのように日本に渡り、どのように変貌したのか。最先端のDNA分析により得られた新事実を、ヒトゲノムによって日本人の起源を探る研究の第一人者、国立遺伝学研究所の斎藤成也教授が明かす。
 * * *
 DNA分析という手法の開発により、分子生物学によって日本人のルーツを探る研究は劇的に進歩した。
 DNAは「たんぱく質の設計図」とされる物質で、親から子に遺伝情報を継承する。
 人体を構成する約60兆個の細胞は、すべて最初の1個の受精卵が起源であり、細胞増殖によって体が作られる。この増殖でDNAが複製されるとき、稀にDNAが部分的な突然変異を起こすことがある。変異が精子や卵子などの生殖細胞で起きると、部分的に変異したDNAはそのまま子や孫へと引き継がれていく。
 アフリカで誕生した人類は7万年前から世界に拡散していったが、特定の集団のなかで誰かの生殖細胞に変異が起き、集団内でそれが広まり蓄積することがあった。また、別の集団との交流により、混血で変異が共有されることもあった。
 つまり、現代人と遺跡から出土する人骨のDNAを分析し変異の痕跡を比較すれば、どこで変異が発生し、どう受け継がれてきたかが分かり、人類がアフリカからどのようなルートを辿って拡散したかが見えてくるのだ。
 では、日本人はどこからやってきたのか。若干の想像を交えて、最新のDNA分析の結果から推定されるルートを提示してみよう。
 およそ7万年前に我々の祖先がアフリカを出たことはすでに判明している。数度に亘る「出アフリカ」の何回目かにアフリカを出た人々がアラビア半島を渡り、ユーラシア大陸の南側に進出。5万年ほど前に台湾や琉球諸島を経て、日本列島の地を踏んだと考えられる。これがいわゆる「縄文人」だ。1万年前までは最終氷河期で、海面は今より70m低かった。氷河にも覆われていたので、台湾、琉球からの渡来はそう難しくはなかっただろう。
 一方、7万年前にアフリカを出て東アジアに渡った人々は、小麦農耕の技術を身に付け、今でいう中国の中原と呼ばれる地域で人口を爆発的に増やした。そこからあふれ出た人々が稲作の技術を携えて移動し、およそ3000年前に朝鮮半島を経て、北九州に渡った。それが「渡来系弥生人」と考えられる。
 実はこの説は、DNA分析が行なわれる前からあったが、従来は、農耕民の弥生人により狩猟採集民の縄文人が駆逐され、北海道に追いやられたのが「アイヌ人」、南に追いやられたのが「沖縄人」と考えられていた。しかし、現代日本人のDNA分析によって縄文人と弥生人の混血が進んでいたことが判明し、両者の間で交流があったことが認められた。
※SAPIO2014年12月号
http://www.news-postseven.com/archives/20141128_285323.html

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マイア・バルー、新作『KODAMA』をひっさげたコンサートが決定!

2014-11-29 | アイヌ民族関連
CDJournal.com-2014/11/28 14:52掲載
 マルタン・ソメニエをプロデューサーに迎えたニュー・アルバム『KODAMA』(PROP-10007 2,400円 + 税)を12月3日に発表するマイア・バルー(MAIA BAROUH)が、2015年4月2日(木)に東京・渋谷 WWWにてコンサートを行なうことが決定しました。チケットは前売り4,000円、当日4,500円(ともにドリンク別)、12月6日(土)の一般発売です。
 ニュー・アルバム『KODAMA』は津軽じょんがら節、新相馬節、会津磐梯山、ソーラン節やアイヌの熊送りの歌など、日本の民謡を自身で再構築した楽曲を主軸に、マルタン・メソニエとの共作やオリジナルなどもミックスさせて、インパクトあるベースラインとエレクトロニカ・サウンドによってドラマティックかつトランスな世界を聞かせるもの。フェラ・クティ、キング・サニー・アデ、パパ・ウェンバとの仕事で知られるマルタン・ソメニエをプロデューサーに迎え、2011年以来拠点にしているパリで録音したアルバムです。
 レコーディングに参加したミン・ファン(key)、アントニー・フレノー(ds)、駒澤れお(perc)、ミッシェル・ミチナ(cho)とともにステージに立つ貴重な来日公演をお見逃しなく。
http://www.cdjournal.com/main/news/maia-barouh/63075

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露日研究者が大昔の熊を共同研究

2014-11-29 | アイヌ民族関連
VOR ロシアの声-28.11.2014, 04:59

露日の研究者らは共同で大昔の熊の研究を行う計画。ロシア科学アカデミーウラル支部、植物動物環境学研究所、古代環境学実験室のパーヴェル・コシンツェフ室長がタス通信に明らかにした。
「来年、日本の研究者らとともにウラルの森と日本で発見された古代の熊の骨の研究を計画している。これらの骨からDNAを取り出し、それを研究することで、いかにして熊がウラルの森に出現したか、どういった進化をとげたか、どうやって日本の島々に姿を現したかをとく鍵にしたい。」
ロシア科学アカデミーウラル支部の研究者らは来2015年、日本の研究者らとともに北海道からわたってきたアイヌとウラルノマンシー族の信仰の研究を続ける。両民族ともヒグマを信仰の対象としてきた。
コシンツェフ氏は、熊信仰の儀式がどれだけ類似しているか、両民族の文化にどれだけ強い影響を与えたかを知ることも調査の一環と語った。
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_28/280586898/

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