先住民族関連ニュース

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真の「美しさ」とは 比のシンデレラ物語

2016-06-09 | 先住民族関連
日刊まにら新聞-2016.6.6
 事の発端は、インターネット上に観光客の投稿で掲載された1枚の写真だった。ルソン地方の山奥でニンジンが山盛りにされた籠を運ぶ男性の写真が話題になった。男性は「キャロットマン」として有名になり、今や民間テレビ局GMAと契約を結び、著名デザイナーがデザインするTシャツの専属モデルにもなった。
 それに続いたのが、赤ん坊を抱きながら路上で物乞いをしている最中に写真家に撮影され、やはりインターネット上で話題となった12歳の少女「バジャオガール」だ。ミンダナオ地方出身とみられるエキゾチックな顔立ちが「美しい」と話題に。彼女はスタジオでモデル撮影され、学校への奨学金も獲得した。
 自らの美しさが世間に知れ渡たり、シンデレラ物語のように2人が恩恵を受けたことはとても良いことだと思う。しかし、この出来事を手放しに喜ぶことはできない。バジャオガールはテレビ局のインタビュー中、彼女の苦しい生活や「学校に行きたい」という思いを涙を流しながら語った。
 「ミーハー的」な流行としてではなく、視聴者はバジャオガールやキャロットマンが置かれている本当の状況について考えたことがあるだろうか。物乞いをしているのは彼女だけでない。私たちの周りで物乞いをしている人たちの顔を見てみると、そこにはバジャオガールような「美しさ」があるのではないか。
 報道機関は、キャロットマンのように地方で農業に携わる若者たちの置かれている状況について報道しただろうか。同じようにエキゾチックな顔立ちをしたミンダナオ地方の先住民族は今、迫害を受け、学校や家を焼かれて避難所で暮らしている。キャロットマンとバジャオガールは、今私たちに「真の美しさ」について問い掛けている。(1日・インクワイアラー)
http://www.manila-shimbun.com/category/society/news223369.html

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アジアでは唯一、タスマニアデビルが多摩動物公園にやってきた! 

2016-06-09 | 先住民族関連
ワールドペットニュース-[2016.6.5]
 オーストラリア連邦タスマニア州のトロワナ・ワイルドライフパークから東京都の多摩動物公園に来園した2頭のタスマニアデビルのお披露目会が、6月11日(土)10時30分から開催される。
 タスマニアデビルは現存する肉食有袋類としては世界最大種で、頭胴長は約60cm、尾の長さは約25cm。夜行性でワラビーなどの動物の死体を集団で食べる習性がある。人を寄せつけない外見と黒い体色から、「デビル」と呼ばれたとされている。かつてはオーストラリア本土にも生息していたが、現在はタスマニア島のみに分布。家畜を襲う害獣と疑われ駆除対象になったり、伝染性で致死率の高い「タスマニアデビル顔面腫瘍病(DFTD)」が蔓延したことで、野生のタスマニアデビルは激減してしまった。
 タスマニア州政府は2003年から「セイブ・ザ・タスマニアデビル・プログラム」を立ち上げ、飼育下繁殖や発症地域以外への個体導入など、保全活動に取り組んでいる。この一環として2013年に始まった海外の動物園がタスマニアデビルの飼育を通じ普及啓発活動をおこなうプログラムへの参加が認められた多摩動物公園に、タスマニアデビルが来園することとなった。多摩動物公園は、現在、アジアで唯一、タスマニアデビルを飼育する施設となっている。
 タスマニアデビルのお披露目会は、オーストラリア園カンガルー広場で、10時30分より執り行われ、その後、11時から一般公開される。また、当日は、11時15分と15時の2回、オーストラリアの専門家と多摩動物公園の飼育担当者がタスマニアデビルについて話すスペシャルトークイベントと、13時30分~14時30分(予定)には、タスマニアデビルの現地専門家アンドルー・ケリー氏(トロワナ・ワイルドライフパーク)による来園記念講演会「タスマニアデビルの魅力と保全について」が開催される。
 来園したタスマニアデビルは、2013年5月1日生まれのマルジューナ(Murdunna/先住民族の言葉で「星」の意味)と、メイディーナ(Maydena/「影」)の姉妹。
 また、6月11日(土)かた7月10日(日)の間は、オーストラリア園の3ヶ所にあるスタンプをすべて集めた方に、多摩動物公園オリジナルポストカードをプレゼントするスタンプラリーも開催される。
http://www.petoffice.co.jp/wpn/news.cgi?no=n2016060501

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コロンビア映画史上初!アカデミー賞外国語映画賞候補作が10月公開

2016-06-09 | 先住民族関連
シネマトゥデイ-2016年6月5日 10時00分

コロンビア映画史上初のアカデミー賞外国語映画賞候補作『彷徨える河』 - (C)Ciudad Lunar Producciones
 第88回アカデミー賞外国語映画賞でコロンビア映画史上初のノミネートとなった『彷徨える河』が10月に日本公開されることが決定した。
 本作は、20世紀初頭と半ばにアマゾンに足を踏み入れた、ドイツ人民族誌学者テオドール・コッホ=グリュンベルクと、アメリカ人植物学者リチャード・エヴァンズ・シュルテス、2人の探検家の手記に基づく物語。先住民族唯一の生き残りとしてアマゾンのジャングルで孤独に生きてきたシャーマンのカラマカテは、かつて重い病に侵され助けを求めてやって来たドイツ人民族誌学者を救うため、幻の聖なる植物ヤクルナを探した。数十年後、記憶や感情を失ったカラマカテはヤクルナを求めるアメリカ人植物学者と出会い、再び旅に出る。過去と現在、2つの時間軸を交錯させながら、幻覚や呪術といった神秘的な世界観、大アマゾンを捉えた美しいモノクローム映像によって、失われた彼の記憶を映し出していく。
 監督は、米エンタメ業界紙「Variety」の「2016年に注目すべき監督10人」に選出されるなど、世界的な注目を浴びるコロンビアの俊英シーロ・ゲーラ。第68回カンヌ国際映画祭で監督週間芸術映画賞を受賞するなど数々の映画祭で高い評価を受けた本作は、アメリカでの初週の週末成績が2015年に公開された外国語作品のトップになったほか、フランスでもロングランを記録するなど興行面でも成功を収めた(※配給調べ)。
 日本では昨年、京都ヒストリカ国際映画祭で『大河の抱擁』の邦題で上映されていたがこの度『彷徨える河』と改め、劇場公開が決定。劇場公開に先駆け、8月11日より開幕する国際美術展覧会「あいちトリエンナーレ2016」映像プログラムで上映される。言語はスペイン語・ドイツ語・アマゾン先住民語。上映時間124分。(編集部・石井百合子)
『彷徨える河』は10月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
http://www.cinematoday.jp/page/N0083312

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英国で発見された「古代ローマ時代のメモ帳」に書かれていたこと

2016-06-09 | 先住民族関連
WIRED.jp-2016.06.04 SAT 11:00

ロンドンの中心部、金融会社ブルームバーグの新社屋建設現場で、古代ローマ時代の木製の手書き板405枚が見つかった。中には「借用書」も含まれているという。動画で紹介。
PHOTOGRAPHS COURTESY OF MOLA
TEXT BY EMILY REYNOLDS
TRANSLATION BY TAKU SATO/GALILEO
WIRED (UK)
ロンドンで、2012〜14年にかけて発掘された古代ローマ時代の「手書き板」の詳細が発表された。解読の結果、なかには「借用書」も含まれていたという。
405枚の木製の手書き板が見つかったのはロンドンの中心部で、金融会社ブルームバーグの新社屋の建設現場に近い場所だった(ローマ時代に築かれた「ロンディニウム」の中心部は、現在のシティ・オブ・ロンドンに当たる地域。なお、ロンディニウムとは先住民族ケルト族の言葉で「沼地の砦」を意味していた)。
ある1枚には、西暦57年1月8日という日付が書かれていた。別の板の日付は西暦43年ころで、これは古代ローマ人が英国の地域を支配した最初期の時期にあたる。
さらに別の板には、ロンドンに関する最も古い記述があるが、これはローマ時代の歴史家タキトゥスが、自身の著作でロンドンについて記述した時期よりさらに50年前にあたるという。
見つかった405枚の板のうち87枚はすでに解読されており、英国で発掘されたこの種の標本としては最大規模となっている。
「LONDINIO MOGONTIO(ロンドンにて、モゴンティウスに宛てて)」と書かれている。英国最古の手書き板を含む700を超える出土品は、ブルームバーグの新社屋で展示される予定だという。
解読されたなかには、金銭の返済を求める内容や、ロンドンの貿易業者への借用書などがある。
ある板には、「パンと塩と引き換えに、ヴィクトリアタス銀貨で26デナリウス分のお金と、10デナリウス分のPaterioをすぐに送ってください」と書かれている。また、別の板には、「Venustusの自由民が、Spuriusの自由民であるグラタスという者から105デナリウスを借りました」と書かれている。
これらの板は元々、表面に蜜ろうが塗られたうえで、針を使って文字が彫られるか刻まれていたと見られている。上の画像は、発見された段階での板であり、こうしたわずかな刻みから文字が復元された。
手書き板の解読に当たったのは、オックスフォード大学の古典学者ロジャー・トムリンで、写真と顕微分析を利用して文字を解読した(文末の動画で詳しく紹介されている)。
「地中に埋まった木版が損傷を免れることはめったにない。これほど良好な状態が保たれたのは、湿った土によって酸素が遮断され、木版が腐らずに済んだためだ」とロンドン考古学博物館(MOLA)は説明している。「いまは埋め立てられているが、ローマ時代にはこの一帯をウォールブルック川が流れていたからね」
http://wired.jp/2016/06/04/earliest-notepads/

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