先住民族関連ニュース

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アイヌ民族最古級の木綿衣 常設展示、当面見合わせ 釧路市立博物館

2016-06-11 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/11 05:00
 【釧路】釧路市立博物館は、所蔵する木綿衣(もめんい)(ルウンペ)について、博物館などに残るアイヌ民族の衣服では世界最古級の可能性が高いとされたため、常設展示を当面見合わせることを決めた。
 市立博物館の正面出入り口には10日、「(木綿衣は)調査中のため、展示室での公開を中止しています。展示再開時期は未定」などと書いた紙が張り出された。ホームページ(HP)でも同日、同様の内容を掲載した。
 市立博物館によると、国立民族学博物館(大阪府)などの研究チームが「超一級の資料」と判断したことを踏まえた措置。木綿衣の保全、管理に重点を置く方針だ。
 木綿衣は、昨秋から 北海道博物館 (札幌)など全国3カ所で開かれた「 夷酋列像 (いしゅうれつぞう)」展で展示され、5月18日に釧路市に戻った。市立博物館では従来、常設展示されていたが、戻ってからは陳列されていない。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0280949.html


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北海道150年 武四郎に焦点

2016-06-11 | アイヌ民族関連
読売新聞 2016年06月11日
 ◆18年記念事業、有識者会議で方針
 北海道と命名されてから150年の節目を迎える2018年に向けて、道が計画する記念事業の概念や内容を検討する有識者会議が10日、札幌市内で初会合を開いた。一連の企画では、幕末の探検家で、「北海道の名付け親」と呼ばれる松浦武四郎(1818~88年)に焦点を当てていく方針を確認した。
 松浦は1869年(明治2年)、「北加伊道ほっかいどう」を含む呼び方を明治政府に提案。同年、松浦の提案を踏まえ、北海道と命名された。松浦は明治時代、開拓判官として北海道の名称や国名などの選定に携わったことで知られ、アイヌ民族の文化や生活を守ろうと活動したとされる。
 記念事業について道は、150年の節目に歴史や先人の偉業をたたえつつ、今後の50年につながるようなものにしたいと考え、有識者による「北海道150年道民検討会議」を設置した。
 委員長に北海道大の山口佳三総長を迎え、道内の代表的な企業のトップを含む18人で構成。高橋はるみ知事は「今を生きる我々が、先人から受け継いだ財産を次の世代に継承するとともに、道内各地域が持つ多様な魅力を世界にも発信する絶好の機会」と述べ、18年に向け活発な議論を呼びかけた。
 この日の初会合では「未来志向」「価値創造」「道民一体」を基本姿勢として事業を組み立てていく方向性も確認した。道内在住の若者(15歳~25歳)に北海道の未来について作文を書いてもらう「北海道みらい日誌」(仮題)や、150年事業に関する道民アンケートに着手する方針も決めた。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160611-OYTNT50020.html

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東京)アイヌ語の短編アニメ、23日に上映 世田谷

2016-06-11 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2016年6月11日03時00分

アイヌ語の短編アニメ「七五郎沢の狐」の一場面。キツネのカムイの魂が尾に現れている
 映像作家すぎはらちゅんさん(42)が都内のアイヌ民族らと作ったアイヌ語の短編アニメ「七五郎沢の狐(きつね)」が、23日に世田谷区で無料上映される。「アイヌ語の美しい響きを一人でも多くの人に聞いてほしい」と話す。
 環境問題をテーマにした13分45秒の作品。北海道で狐のカムイ(神)が住む沢に産業廃棄物処分場ができ、沢を出て行く話だ。
 2014年に完成後、国内外の10以上の映画祭で上映され、昨年11月にはベルリンの国際短編映画祭で環境オンライン部門3位、今月にはアルバニア環境映画祭の短編部門で最優秀賞を受けた。都内と横浜市の6会場で26日まで開かれている国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」でもノミネート作品に選ばれた。
 横浜市在住のすぎはらさんは8年前に初めてアイヌ語を聞いた。1922年に19歳で亡くなった知里幸恵がアイヌ語を残そうと「アイヌ神謡集」を編んだことを知り、感銘を受けた。今回の映画はアイヌ語の専門家らの指導を受け、6年かけて完成させた。
 主人公の声の役を務めたのは新宿区でアイヌ料理店を経営する宇佐照代さん(44)。約10年前、祖母が亡くなる前にアイヌ語を話すのを初めて聞いた。この映画のためにアイヌ語を3年間勉強。「映画として残すことで、子どもたちにも引き継いでもらえる」と話す。
 原作者で映画でも原画を担当したアイヌ民族の版画家、結城幸司さん(52)=札幌市=は「人間は自然にはぐくまれている、というアイヌ民族の世界観に触れてもらうきっかけになれば」と言う。
 23日午後5時半から、世田谷区玉川2丁目の「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」で、短編映画祭の「地球を救え!プログラム」の中で上映される。問い合わせは実行委(03・5474・8844)。(青木美希)
http://digital.asahi.com/articles/ASJ655FMHJ65UTIL01F.html?rm=327

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アイヌの唄と話に触れる 千代田で30日 /東京

2016-06-11 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年6月11日 地方版
 アイヌ民族の古布絵作家、宇梶静江さんの唄(うた)と話に触れるイベント「母なる大地を唄おう〜伝承の大切さ〜」が30日午後6時半、千代田区内幸町1の区立内幸町ホールで開かれる。宇梶さんとNPO法人日本子守唄協会の西舘好子理事長、歌手の川口京子さん、ピアニストの長谷川芙佐子さんの語りや音楽を楽しむ。
 チケット(1000円)の申し込みは主催の日本子守唄協会(03・3861・9417)へ。
http://mainichi.jp/articles/20160611/ddl/k13/040/197000c

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神鋼にレイ加入=ラグビー

2016-06-11 | 先住民族関連
時事通信6月10日(金)19時7分
 ラグビー・トップリーグの神戸製鋼は10日、ニュージーランド人のバックス、コディ・レイ(27)の加入を発表した。ポジションはSO、FB、WTBをこなし、スーパーラグビーのチーフス(NZ)下部組織からの移籍となる。NZの先住民族マオリ系の選手で構成される代表チーム、マオリ・オールブラックスのメンバーに選ばれた実績を持つ。 
http://news.biglobe.ne.jp/sports/0610/jj_160610_1260818920.html

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まちづくり会社で説明会 見通しの不透明さ指摘-白老町商工会

2016-06-11 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2016年 6/10)
 白老町が設立を目指すまちづくり会社に関する説明会(白老町商工会主催)が8日、しらおい経済センターで開かれた。2020年の「民族共生象徴空間」開設を踏まえた取り組み。町の担当職員が町内事業者向けに概要を説明したが、一部の出席者から今後の見通しなどが不透明として、具体的説明を求める意見があがった。町は年度内に設立準備事務局設置を計画しているが、会社の立ち上げには町内各分野の事業者参画が不可欠。理解醸成に向けた早急な詳細説明が求められそうだ。
 町は象徴空間開設に向けて、今年度から5カ年で実施する白老町活性化推進プランに基づき、交流人口の増加を見据えた受け皿強化を目的にまちづくり会社を設立する方針。1次産業をはじめ、観光、小売り、建設など幅広い分野の事業者が参画し、地域の総合的マネジメントを行うもので、まちづくりの活性化を大きな柱としている。
 会合では、町の担当職員2人がプランの趣旨や町が掲げる多文化共生の目的と狙い、まちづくり会社の設立方針などを説明。アドバイザーとして関わるJTB総合研究所の担当者も先進地の事例を紹介しながら白老町の課題などを情報提供した。
 会場には商工会会員を中心に約40人の事業者が出席。説明後の質疑では、政府が掲げる年間来館者数100万人について「開設したら本当に100万人が来るのか」とする意見や、「まちづくり会社の中身が分かりにくい。町内事業者が参加することでどんなメリット、デメリットがあるのか」などの質問が出た。
 町の担当者は来館者見通しについて一定の修学旅行需要があることや、外国人のアイヌ文化に対する関心の高さを強調。「現在のアイヌ民族博物館も過去に年間87万人の入館があった。100万人の目標をさらに増やしたいと思っている」とした。
 JTB総研の担当者は開館3年目以降が鍵になるとし「博物館はリピーターが来ない。札幌の会議の分科会を白老で開くなど、イベントコンベンションの手法が有効ではないか」とした。
 まちづくり会社について町は「個別事業者ができないようなことをまちづくり会社が請け負い、連携して取り組みながら地域を活性化する。営利目的だけではなく地域全体のことを考えられる企業体というイメージ」などと説明した。
http://www.tomamin.co.jp/20160639394

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アイヌ民話 故萱野茂さん著「オキクルミのぼうけん」英訳

2016-06-11 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年6月10日 08時00分(最終更新 6月10日 08時00分)

「オキクルミのぼうけん」英訳版の完成を喜ぶ萱野れい子さん(左)とピーター・ハウレットさん=北海道平取町二風谷の萱野さん宅で2016年5月28日、福島英博撮影
 アイヌ民族初の国会議員だった萱野茂さん(2006年に79歳で死去)が記した、アイヌ民話「オキクルミのぼうけん」の英訳版が完成した。アイヌ文化の伝承活動を続ける民間団体が協力し、300冊を発行(非売品)。北海道立図書館や米国、ニュージーランドの先住民族博物館などに贈呈された。
 英訳したのは、道内の英語教師や研究者らで組織する「プロジェクト・ウエペケレ」(ウエぺケレはアイヌ語で昔話の意)のピーター・ハウレット代表(61)=函館ラ・サール高職員=ら。
http://mainichi.jp/articles/20160610/k00/00m/040/107000c

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アイヌ民族最古の木綿衣か 北海道・釧路市立博物館の所蔵品

2016-06-11 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/10 05:00、06/10 12:02 更新

 【釧路】釧路市立博物館所蔵のアイヌ民族の木綿衣(もめんい、ルウンペ)が、博物館などに残るアイヌ民族の衣服では世界最古級の可能性の高いことが、国立民族学博物館(大阪府)などの研究チームの調べで分かった。現在、世界最古とされているロシア所蔵の木綿衣2点と同じ製作時期と判断され、16世紀後半から17世紀初頭に作られたと考えられる。研究チームは「超一級の資料」として、来年3月までに最終報告をまとめる。
 この木綿衣は総丈128センチ、総幅136センチ。釧路市立博物館の初代館長(故人)が1951年に寄贈したという記録以外は、確認がとれていない。 北海道博物館 (札幌)など全国3カ所で開かれた「 夷酋列像 (いしゅうれつぞう)」展で展示され、5月18日に釧路市立博物館へ戻った。
 ロシアの木綿衣は2点あり、ロシア科学アカデミー・ピョートル大帝記念人類学民族学博物館(サンクトペテルブルク)が18世紀前半から所蔵。人の手を渡って受け継がれ、博物館などに展示されている伝世品としては世界最古とされている。
 研究チームは日ロ3点を比較。脇の布幅にゆとりを持たせた点やその寸法、装飾の模様、布素材などが類似していることから、釧路の木綿衣がロシアの2点と同じ時代に同じ地域で作られた可能性が高いと判断した。
 ロシアの2点は千島で収集された18世紀初頭の段階で、既に布地の劣化が著しいことが分かり、製作時期は16世紀後半から17世紀初頭と推定できるという。
 研究チーム代表の佐々木史郎・国立 アイヌ民族博物館 設立準備室主幹(前国立民族学博物館教授)によると、アイヌ民族の衣服は、古くはクマやアザラシの毛皮を使う獣皮衣(じゅうひい)、オヒョウなどの繊維を織る樹皮衣(じゅひい)(アットゥシ)、イラクサの繊維を織る草皮衣(そうひい)が知られる。アイヌ民族が木綿を手に入れるのは16世紀後半。木綿衣は江戸時代に普及し、江戸後期に主流になった。博物館などに展示されている木綿衣以外の衣服を含めても、釧路の木綿衣は世界最古級になるという。
 佐々木主幹は「日ロの木綿衣には、特殊な織り方や染め方による生地が使われていることも確認できた。アイヌ文化の質の高さを見直さなければならない」と話している。
■通常は残らない 元道立アイヌ民族文化研究センター研究主幹の古原(こはら)敏弘さん(64)=札幌市=の話
 釧路の木綿衣が17世紀の作だとすれば、木綿が手に入り始めた初期のもので大変貴重。通常は着古してしまい後世に残らない。アイヌ民族の衣服は製作年代や製作場所が特定できていないものが多く、生地や技法を厳密に調べて探る手法はアイヌ民族の他の衣服の調査でも有効と思われる。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0280525.html

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