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過去最大級「大アマゾン展」 剥製、標本400点並ぶ

2016-06-01 | 先住民族関連
西日本新聞 2016年05月31日 14時36分

大アマゾン展のポスター
■6月25日 福岡市博物館で開幕 
 南米・アマゾン川流域に生息する動植物や、そこで暮らす先住民族の秘密に迫る「大アマゾン展」が6月25日、福岡市早良区百道浜の市博物館で始まる。約400点の動植物の剥製や標本が展示され、過去最大級の規模となる。9月4日まで。
 世界一の流域面積、長さを誇るアマゾン川。流域には、多様性に富んだ生態系を抱えるジャングルが広がり、その神秘性が多くの人々をひきつけている。
 展覧会では、アマゾン川が誕生するはるか前の1億年前から現在に至るまで、流域に生息する哺乳類、爬(は)虫(ちゅう)類、鳥類、魚類、昆虫類のほか、植物、菌類などの剥製や標本を展示。同時に、映像で動物が動く模様なども合わせて紹介する。
 流域に住む先住民族は、まだ70近くが文明社会と接触していないとされる。こうした民族の日用品、宗教的な意味合いを持つ「干し首」、儀式の装具品などを展示する。
 一般1300円(前売り1100円)、高大生900円(同700円)、小中生600円(同400円)。開館時間は午前9時半~午後5時半。月曜日は休館。問い合わせは市博物館=092(845)5011。
http://www.nishinippon.co.jp/feature/jigyo_news/article/248775

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アイヌ文化6テーマで 白老の国立博物館、展示計画

2016-06-01 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/31 17:47、05/31 23:55 更新
 文化庁は31日、 東京五輪 ・ パラリンピック 前となる2020年春の開館を目指す「国立 アイヌ民族博物館 」(胆振管内白老町ポロト湖畔)の展示計画を発表した。展示室で最も広い基本展示室は「多様性」「民族共生」をテーマに、大人も子供も親しみやすい展示を目指す。
 博物館は、国が整備するアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の中核施設。延べ約8600平方メートルで、うち約2500平方メートルが展示スペースとなり、アイヌ民族が居住してきた北海道、東北、千島、サハリンを中心に、周辺地域との関わりの中で文化が醸成されたことに留意して展開する。
 基本展示室(1250平方メートル)は《1》世界(信仰)《2》くらし《3》しごと《4》交流《5》ことば《6》歴史―という六つのテーマを、アイヌ民族の視点で語る展示になる。
 例えば「世界(信仰)」は自然観や死生観のほか、 ヒグマ や シマフクロウ を霊送りする儀礼などを道具類と共に紹介する。
 「くらし」は幕末・明治期―昭和期の集落をジオラマで示し、シト(団子)やオハウ(汁)といった各地の食を紹介。伝統音楽から現代音楽まで楽器や映像を織り交ぜて見せる。
 「しごと」は伝統的な狩猟や漁労から、近代化以降は畜産や観光など多様ななりわいを得て苦境を生き抜いてきたことを伝える。
 「交流」は他民族とのつながりや、近世―近代の和人や欧米人が残した記録を紹介。「ことば」は地名や口承文芸、近現代文学を取り上げる。「歴史」は旧石器時代からの通史をたどる。
 特別展示室(400~千平方メートル)の展示内容は検討中。国は16年度中に博物館の設計を終え、17~19年度に建設工事を行い、20年度の開館を目指している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/culture/culture/1-0276756.html

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象徴空間見据え、人材育成 白老町教委が地域学講座

2016-06-01 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 5/31)
 白老町の歴史や文化、自然、産業などを学ぶ地域学講座(白老町教育委員会主催)が町内で始まった。アイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の2020年開設に向けた人材育成などが狙い。仙台藩白老元陣屋資料館長とのまち歩きをはじめ、まちの歴史や文化を学ぶマメ知識、プロのガイドを招いたおもてなし講座など五つのメニューを組んだ。担当する生涯学習課は「象徴空間開設までの人材育成という目標に向けて進めたい」と話している。
 町教委が取り組むのは、陣屋資料館長と町内を巡る「館長とまち歩き」(全8回)や座学と地域散策の2コースで開催する「しらおいマメ知識講座」(同)、プロのガイドを招いた「おもてなし講座」のほか2講座の5事業。
 今月上旬から始まったまち歩きは町内を8地区に分け、地域の歴史に詳しい専門家を招いて歴史や産業などを学ぶ内容。すでに2回を終えており、延べ参加者数は13人。案内役を務めた武永真館長(生涯学習課長)は「初めて地元の歴史を知るという人も多く好評だった」と語る。8月上旬まで月1~2回のペースで開く予定だ。
 6月から始まる「しらおいマメ知識講座」は、アイヌ文化や郷土史などをテーマに座学と散策に分けて各4回ずつ開く。6月18日にアイヌ民族博物館で開く座学は「古老が語る、アイヌ文化伝承のこれまでとこれから」が題材。講師は同博物館元館長の中村齊さんなど。また6月25日に萩の里自然公園で開く散策編は「里山を歩きながら学ぶ、白老の自然」と題し、植物ボランティアサリカリアのメンバーが公園内を案内する。
 講座は6月、8月、10月、12月で年8回を予定しており、テーマや講師は町広報紙などで随時知らせる。
 おもてなし講座は、バスガイドやツアーコンダクターなどプロのガイド職を招き、年間5回ほど接遇などの座学を行う。開催時期は検討中。
 また、多くの町民などに白老の魅力や資源を知ってもらう狙いから、小冊子「しらおい再発見」やPR映像を製作して町内外で普及啓発に取り組む。
http://www.tomamin.co.jp/20160538964


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【食~北海道食べる通信~】魅力あふれる道北

2016-06-01 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞-2016年5月31日 13時01分

展示方法に独特のセンスを感じた砂澤ビッキ記念館
 道北へ足を踏み入れるのは初めてだった。「北海道食べる通信」10月号の取材で利尻島に行った。旭川空港から稚内まで乗用車を使い時間をかけて目指したのは、「初めて見る道北の魅力に触れたい」という理由からだった。
 上川管内幌加内町でそばを食べ、音威子府村の筬島(おさしま)にあるアイヌの彫刻家砂澤ビッキの記念館に立ち寄った。小さなコンテナを改造したような駅が立つ小さな集落に民家は3戸しかない。記念館はこぢんまりとしていたが、作品の展示方法もセンスが良い。辺ぴな場所だが、訪ねてみる価値があると思った。
 留萌管内天塩町からオロロンラインを北上した。稚内に近づくにつれて、風力発電の風車が回り湿原が広がっていた。十勝エリアでは見られない風景は、今までの北海道像を覆した。あいにくの天気で利尻富士は拝めなかったが、パワーを感じるような気がした。
 利尻島へは稚内港からフェリーで1時間40分。離島へ向かう哀愁とともに高揚感があった。島ではすてきな漁師との出会いもあった。今回は事前取材で1泊しただけだったが、遠い道中もなんのその。次回行くのが楽しみでならない。
(「北海道食べる通信」編集長・林真由)
http://www.tokachi.co.jp/feature/201605/20160531-0023865.php

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