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アイヌ遺骨、発掘地域に返還 政府が方針見直し

2017-04-12 | アイヌ民族関連
日本経済新聞2017/4/11 22:28
 北海道大などが保管している身元不明のアイヌ民族の遺骨について政府は、発掘された地域のアイヌ団体などに返還する方針を固めた。11日までに政府関係者らへの取材で分かった。これまで、北海道白老町に新設する慰霊施設に集めるとしていたが方針を見直した。
 遺骨は研究目的で道内各地から持ち出され、全国12大学に1600体以上が保管されていた。
 2012年以降、発掘地域の子孫らが北大に返還を求めて提訴。昨年から札幌地裁で順次和解が成立し、地域の団体などに返還が決まった。政府はこうした動きを踏まえ、方針を見直した。内閣官房アイヌ総合政策室は「返還の手続きを具体化する」としている。
 政府は、北海道アイヌ協会に方針を伝達。関係者によると、返還する団体の条件として、発掘地域に関係するアイヌが所属していることや供養を続けられることなどを挙げた。協会側は了承する見通し。
 政府はこれまで、身元を特定できる遺体については遺族に返還する考えを示している。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30H2I_R10C17A4000000/

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室町時代の「天目茶わん」など矢不来館跡の出土品展示 北斗で29日から

2017-04-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞04/11 07:00
 【北斗】市教委は、道指定有形文化財に指定された矢不来館(やふらいだて)跡からの出土品122点を、29日から市郷土資料館(市総合分庁舎2階)で一般公開する。室町時代の陶磁器「天目茶わん」をはじめ、道南で武士たちが文化的で華やかな生活を営んでいた時代がうかがえる、貴重な史料を間近に見ることができる。
 同資料館の森靖裕さん(60)によると、道内にある中世の「館」は、和人がアイヌ民族との戦いなどに備えて築いた砦(とりで)で、武士らが生活を営んでいた。矢不来地区にある矢不来館は、函館で和人とアイヌ民族との間に起きた「コシャマインの戦い」(1457年)直後の1460年ごろに築かれ、下国安東盛季(もりすえ)の一族が統治したとされる。
 当時は中国の明(みん)との間で交易が行われ、矢不来からは昆布や干しアワビなどを送り、明からは茶道具などが持ち込まれた。今回の一般公開の目玉、天目茶わんはその中の一つ。高価で、当時の日本でごく一部の人のみが所有する品だった。
 公開は7月31日までの午前9時~午後5時。第1月曜日休み。無料。
全文閲覧は電子版会員限定です。ログインまたはお申し込みの上、ご利用ください。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0388248.html

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昆虫食で食糧問題を解決、大好評「虫ラーメン」

2017-04-12 | 先住民族関連
ロイター 4/11(火) 14:06配信
 新しもの好きの東京っ子が行列を作る珍しいラーメンを食べさせる店が新宿にある。その珍しいラーメンとは、素揚げしたコオロギをトッピングした「虫ラーメン」。
 ラーメン店「凪」の一杯1500円の虫ラーメンは、開店から4時間で100食を完売して、日曜限定のイベントは終了した。
 ラーメンにはコオロギとゴミムシダマシがトッピングとして乗っていて、客はそれをコオロギやイナゴ、カイコで出汁を取ったスープにつけて食べる。
 「素揚げされてるのでサクサクしていて、嫌な味とかはまったくないですね。イメージとしては、エビの揚げ物みたいな感じ」と、店に来ていた22歳の女子大生が感想を語ってくれた。
 この日限定イベントは、凪の共同経営者篠原裕太氏(22)が企画したもので、同氏はバレンタインデーには、昆虫をアレンジしたチョコレートやケーキ、カクテルなどを楽しむパーティーを開催した。
 昆虫は中国やタイ、ガーナやメキシコで食されており、オーストラリアでは先住民が代々貴重な蛋白源として食べてきている。日本でも、地方では昔から昆虫を食べる習慣があるものの、都会ではほとんど口にすることはない。
 篠原氏は、食料問題解決策の一つとして、代用食文化として虫ラーメンを通じて昆虫食を世界に広めたいとしている。
(東京、4月9日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00010001-reutv-int

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【赤の広場で】 音楽の政治利用、ロシアは孤立の道

2017-04-12 | 先住民族関連
産経ニュース2017.4.11 15:55
 5月に開催される欧州最大の音楽祭典「ユーロビジョン」に、今年もロシア問題が影を落とすことになった。ロシアが今年、自国代表として送り込もうとした女性歌手、サモイロワさん(28)について、開催国のウクライナが入国禁止を決め、両国が非難合戦を展開しているのだ。
 入国禁止措置は、サモイロワさんが2015年6月、ウクライナの許可を得ずに、ロシアが不法占拠するクリミア半島でコンサートを行ったことによる。彼女は身体障害のために車椅子を使用する歌手で、ロシアは「障害者差別だ」との趣旨でも猛反発している。
 しかし、ロシアの行動が当初から「意図的な挑発だった」との見方が国内にもある。他の参加国と違い、今年のロシアは「無投票」の不自然な形で代表を決めた。ウクライナの法律が無許可でのクリミア入域を禁じているのも分かっていただろう-というのだ。
 昨年の同音楽祭では、クリミア半島の先住民族、クリミア・タタール人の女性歌手がウクライナ代表として優勝、ロシアは「政治的評価だ」と批判した。
 ABBA(アバ)やセリーヌ・ディオンさんも輩出したユーロビジョンは、旧ソ連圏も含む「広い欧州」を結びつける数少ない文化行事だ。ロシアは、自らの行為によってここでも孤立への道を歩んでいる。(遠藤良介)
http://www.sankei.com/column/news/170411/clm1704110008-n1.html


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今週の本棚・本と人 『ヒトと文明-狩猟採集民から現代を見る』 著者・尾本恵市さん

2017-04-12 | 先住民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年4月9日 東京朝刊
(ちくま新書・972円)
人類学の研究対象に恩返し 尾本恵市(おもと・けいいち)さん
 「人類学者は何ができるのか」。83歳の今、自らに問いかける。
 フィリピンのミンダナオ島で2014年、「ママヌワとの対話」と題する国際シンポジウムに招かれ講演した。ママヌワは先住民族ネグリトの一部族。ルーツを探ろうと、かつて遺伝子分析のために血液を採取させてもらった人たちだ。
 彼らが狩猟採集をしながら暮らしていた地区を再訪すると、ニッケル鉱の露天掘りで森が消えていた。自分たち都会の人間が現代文明を享受している陰で、弱い立場にある森の人たちの生活が破壊されていた。
(残りあり)
https://mainichi.jp/articles/20170409/ddm/015/070/009000c

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