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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

道教委 ニュージーランドと覚書

2020-11-17 | 先住民族関連
NHK 11月16日 19時10分
道教育委員会は、先住民族の文化や酪農など北海道と共通点の多いニュージーランドと覚書を締結して、教育分野での連携をさらに進めることにしました。
覚書の調印式は16日、北海道とニュージーランドをオンラインで結んで行われ、道教委の小玉俊宏教育長と海外の教育機関との連携に取り組んでいるニュージーランドの独立政府機関「エデュケーション・ニュージーランド」の代表が文書に署名しました。
北海道とニュージーランドは、▼酪農や農業が盛んで、▼アイヌやマオリなど先住民族の文化においても共通点があることなどから、これまでも姉妹都市の間などで互いの文化や産業を学ぶ取り組みを進めてきました。
覚書はこうした交流を道全体に広げることとし、今年度は、新型コロナウイルスの影響があることから、▼オンラインを利用して高校生同士の交流の機会を設けるほか、▼来年度以降、新型コロナウイルスによる海外渡航の制限が解除されれば、高校生を相互に派遣するなどの取り組みを進めていくということです。
道教委の小玉教育長は「人口規模や産業構造、マオリやアイヌ民族といった先住民族が住むなど共通点が多く、交流を通して将来にわたってニュージーランドとの協力関係を確固たるものにしたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201116/7000026875.html

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札幌大にアイヌ文化研究センター

2020-11-17 | アイヌ民族関連
NHK 11月16日 11時22分
アイヌ文化の担い手を育成しようと取り組んできた札幌大学が来月、新たに「アイヌ文化教育研究センター」を設置することになりました。
札幌大学ではアイヌの伝統文化を学ぶための専門コースを設けて、ここで学ぶアイヌの学生たちに奨学金を支給するなど、アイヌ文化の担い手の育成に力を入れています。
ことし7月に胆振の白老町にアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」がオープンしたことでアイヌへの関心が高まる中、大学では育成の強化を目的に来月、「アイヌ文化教育研究センター」を設置することになりました。
センターではアイヌ語や口頭で伝えられる文芸、踊りなどを学べるほか、世界各地の研究機関と協力してアイヌと海外の先住民族を比較する研究なども進めていくことにしています。
センター長に就任する予定の札幌大学の本田優子教授は「ウポポイでもアイヌの若者が文化を伝える担い手として働くなど、アイヌに対する世間の目は変わってきていると思います。学問として教育・研究をすることで、よりきちんと文化が継承されるようにしたい」と話していました。
来月のセンター開設に伴って、大学ではオンラインでの式典を予定しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201116/7000026863.html

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アイヌ文化を帯工高生が学ぶ 帯広出身笹村さんが授業(動画)

2020-11-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/16 21:10

 帯広出身のアイヌ民族で、現在は胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で働く笹村律子さん(50)が、帯広工業高でアイヌ文化を伝える授業を行った。
 川の環境整備に取り組む市民団体「十勝川中流部市民協働会議」が同校などで行う授業の一環。9日の授業には、環境土木科の3年生37人が参加した。
 ウポポイ内のチセ(伝統的家屋)で歌や踊りを伝える笹村さんが、白老に伝わる「イオマンテリムセ(クマの霊送りの踊り)」を披露。歌いながら踊り、巻き舌で鳥の鳴き声をまねする合いの手を披露すると、生徒からは「すごい」と歓声が上がった。
 その後、笹村さんはサケがアイヌ語で「カムイチェプ(神の魚)」と呼ばれるほど大切な魚であることを説明。「心を正しく生活していないとカムイが怒って川からサケがとれなくなり、アイヌ民族の世界に飢餓が訪れる」との言い伝えを教え、生徒は真剣な表情で聞き入った。
 終了後、学級委員長の山本赳琉(たける)さん(3年)が代表して、「今日見せてもらった踊りをもっと勉強して、いつかウポポイに行ってみたい」とお礼を述べた。(三島今日子)
★イオマンテリムセのムは小さいム、カムイチェプのプは小さいプ
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/482190

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在来種ハーブの独特の香り満喫 旧伊達邸 ナギナタコウジュの種採取

2020-11-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/16 05:00
【伊達】アイヌの人々が薬草やお茶に用いてきた在来種のハーブ、ナギナタコウジュの種の配布が15日、旧伊達邸(旧開拓記念館庭園)の野草園で行われた。
 野草園を管理する、だて記念館びおとーぷクラブが「道内に自生するハーブを知ってもらおう」と企画。伊達や室蘭、登別、壮瞥、豊浦の各市町から7人が参加した。同クラブの木村益巳さんが「シソ科の一年草で晩秋にこぼれた種から自然に生えてきます」などと説明。その後、野草園の一角で種をつけたナギナタコウジュの穂を採取すると、ハッカとシソを合わせたような特有の香気が漂った。
 ナギナタコウジュの全草を乾燥させ煮出したハーブティーの試飲もあり、登別市の米田登美子さん(57)は「登別にも生えているのは知っていたが、ウポポイ(民族共生象徴空間)もできて関心を持った。種をまいて来年収穫できたら友達とハーブティーなどに利用するのが楽しみ」と話していた。(和田年正)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/481832

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「ゴールデンカムイ」吹雪の中、杉元が見つけたものは…第31話先行カット

2020-11-17 | アイヌ民族関連
アニメアニメ 2020/11/16 18:55
『ゴールデンカムイ』第31話先行カット(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会(アニメ!アニメ!)
TVアニメ『ゴールデンカムイ』(第3期)より、2020年11月16日(月)放送の第31話「メコオヤシ」のあらすじと先行カットが公開された。
『ゴールデンカムイ』の原作は、「マンガ大賞2016」「第22回手塚治虫文化賞 マンガ大賞」などをこれまでに受賞した、野田サトルによる“冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・GAG&LOVE、和風闇鍋ウエスタン”コミック。シリーズ累計発行部数は1,400万部を突破している。
TVアニメ第3期では、網走監獄で繰り広げられた激しい攻防戦の末に、離れ離れになってしまった“不死身の杉元”こと杉元佐一とアイヌの少女・アシ(リ)パ、そして両名と旅を共にする谷垣源次郎、鯉登少尉、白石由竹、尾形百之助、キロランケらが、北海道よりさらに北に位置する極寒の地・樺太で繰り広げる新たな生存競争サバイバル「樺太編」が展開される。
第31話では、激しい風雪の中、2台の犬ぞりに分かれて移動する杉元一行。だが、そりを引いていたリュウが列を外れたせいで、杉元のグループがはぐれてしまう。その場で待つのは危険だと判断した月島らは、近くの建物へ避難。住人の老人に事情を説明し、燈台に灯りをつけてもらうことにする。
一方、杉元たちは谷垣のマタギの知恵で寒さをしのごうとするが、それも限界に近づきつつあった。そのとき、杉元は吹雪の先に灯りを見つける……。
『ゴールデンカムイ』(第3期)第31話「メコオヤシ」は、2020年11月16日(月)23時よりTOKYO MX、読売テレビ、札幌テレビ、BS11ほかにて放送。
●第3期 放送・配信
・TOKYO MX:10月5日より毎週月曜23:00〜
・読売テレビ:10月5日より毎週月曜25:59〜
・札幌テレビ:10月5日より毎週月曜25:44〜
・BS11:10月5日より毎週月曜23:00〜
・時代劇専門チャンネル:10月10日より毎週土曜25:00〜
・FOD:10月5日より毎週月曜23:00配信
・TVer:毎週月曜23:30〜1週間見逃し配信
●スタッフ
原作:野田サトル(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:難波日登志
シリーズ構成:高木登
キャラクターデザイン:大貫健一
プロップ設定:渡辺浩二
動物設定:廣江啓輔
美術監督:森川篤
美術設定:大久保知江
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:長田雄一郎
CGディレクター:宍戸光太郎
編集:定松剛
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
アイヌ語監修:中川裕
ロシア語監修:Eugenio Uzhinin
音楽:末廣健一郎
第三期オープニングテーマ:FOMARE「Grey」
第三期エンディングテーマ:THE SIXTH LIE「融雪」
アニメーション制作:ジェノスタジオ
製作:ゴールデンカムイ製作委員会
●キャスト
杉元佐一:小林親弘
アシ(リ)パ:白石晴香
白石由竹:伊藤健太郎
鶴見中尉:大塚芳忠
土方歳三:中田譲治
尾形百之助:津田健次郎
谷垣源次郎:細谷佳正
牛山辰馬:乃村健次
永倉新八:菅生隆之
家永カノ:大原さやか
キロランケ:てらそままさき
インカ(ラ)マッ:能登麻美子
二階堂浩平:杉田智和
月島軍曹:竹本英史
鯉登少尉:小西克幸
(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
https://news.goo.ne.jp/article/animeanime/entertainment/animeanime-57651.html

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【マジ読めない!】群馬県編! 全日本「難読地名」クイズ30秒チャレンジ!《47都道府県「地名の謎」》

2020-11-17 | アイヌ民族関連
ベストタイムス 11/16(月) 12:00
 たった30秒の脳内「地名」トレーニング‼️ 
 古代より続く日本列島の地名文化は、漢字が当てられたり、転訛したり、多く
の変遷を経て難読地名という希少な地名をも生み出した。難問、読めるか■群馬県の難解地名クイズ
Q1. 六合村 (吾妻郡中之条町小雨)
Q2. 南蛇井 (富岡市)
群馬県富岡市にある上信電鉄・上信線の南蛇井駅。珍名駅好きの鉄道ファンが集まる駅として知られている。
【回答】
A1. くにむら(六合村)
/明治22(1889)年、それまであった6つの村を合併してできたことによって名付けられた。「六合」は古来「国」と読んできたという事実もある。
A2. なんじゃい(南蛇井)
/アイヌ語。「ナサイ」に由来しており、「川の幅が広い所」という意味があるという。
(2020年一個人5月号から)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a4c7ea905b475d6cff43ccd2d09b28d44065fa5

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北海道の名付け親 松浦武四郎の生涯をミュージカルで表現

2020-11-17 | アイヌ民族関連
三重テレビ 11/16(月) 13:11

 北海道の名付け親として知られる三重県松阪市出身の探検家、松浦武四郎を主人公としたミュージカルが14日、津市で上演されました。
 武四郎生誕200年、北海道命名150年という節目の2018年、民族伝統をベースに公演を行っている秋田県の劇団「わらび座」が松阪市で初演したという話題作です。
 幕末から明治維新という激動の時代に、蝦夷地と呼ばれた北海道の開拓やアイヌ文化の保存に務めた武四郎の生涯をさわやかに描いています。
 来場者は、アイヌ文化にあふれたミュージカルの雰囲気と武四郎の激しくも優しい人生の物語に見入っていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1fb3ea76e65a97f8a6c31f2e890a151b44a8963

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アイヌの食文化に触れる【新ひだか】

2020-11-17 | アイヌ民族関連
日高報知新聞 2020.11.16
【新ひだか】高静小の4年生100人が13日、静内目名の河川敷でアイヌの伝統的なサケ漁を見学し、静内真歌のシャクシャイン記念館でサケの加工を体験した。
 町のイオル再生事業体験交流事業で、小学生にアイヌ文化について理解を深めてもらおうと各小学校で計画。9日と13日に町内5小学校の4年生(東静内小は3、4年生)を対象に実施した。
 13日は曇天で肌寒く、児童たちは新ひだか町アイヌ協会の菅原勝吉民族文化専門員らが、川で「マレク(突きカギ)」を使用しサケ漁をする様子を見学。見事サケを捕獲する姿に歓声が上がった。昔のアイヌの人々は丸木舟からサケ漁を行ったという。

マレク(突きガキ)を使ってサケを捕獲する菅原さん(左)ら
 シャクシャイン記念館に移動してサケの加工体験では、目の前でさばかれたサケを手に取り、サケの心臓や、腸などを直接手に取り生物について学習した。

初めてサケの加工を見て手に触れる児童たち
 参加した津山亘也(こうや)君(10)は「すごく楽しかった。サケの内臓とかを触れて、なんか不思議な感じがしました」、佐藤奈波(ななみ)さん(10)は「初めてサケのさばくのを見て、とても勉強になった」とそれぞれ話した。
 菅原専門員は「伝統的なアイヌ文化に触れて、少しでも理解を深めてくれたら良いと思う」と話し、これからも継続していきたいと語った。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/19667

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『銃・病原菌・鉄』──世界の格差はどこから発生したのか

2020-11-17 | 先住民族関連
note 2020/11/16 20:23
世界の歴史をたどると、富とパワーが世界各国に平等に分配されていたことはなく、つねに少数の地域に集中していた。現代では、アメリカや欧州、中国がリードしている状態が当たり前になっていて、現状に疑問を持つことはあまりない。
しかし、考えてみると不思議である。世界の富は、なぜ今あるかたちで集まっているのだろうか。中世あたりに存在した技術や社会構造の格差が、現代まで続いているから、と思うかもしれない。鉄鋼製の武器を持ったヨーロッパの帝国は、石器や木器で戦う先住民族に容易に打ち勝つことができた。しかし、なぜ中世の地点で技術の発展に偏りがあったのかという疑問は残る。
過去にはヨーロッパの人々が、アメリカ先住民やオーストラリア先住民を虐殺して土地を征服した。しかし、なぜその逆は起こらなかったのか。アメリカ先住民やアボリジニの人々がヨーロッパの人々を虐殺して征服する可能性はなかったのだろうか。
本書は、現代世界までつづく不均衡がなぜ起こったのかという疑問を投げかけ、先史時代までさかのぼって歴史を振り返ることで原因を探ってゆく。
上下巻合わせて1000ページ近くにもおよぶ考察の結果をあえて一言でまとめるならば、「大陸ごとの自然環境の差異。つまり偶然。」だといえるだろう。
先史時代を通じて、人類は食糧生産のすべを身につけたが、始まった時期は地域によってちがう。ある地域では、栽培に適した野生種が群生していたり、家畜化に適した野生動物が多くいた。かたや別の地域では、栽培が難しい植物ばかりで食糧生産は狩猟採取よりコスパが悪い行為だったし、家畜化できるような野生動物も生息していなかった。
運よく(富やパワーがあることをよしとするならば)栽培ができる肥沃な地域に暮らしていた人は、食糧生産をはじめると固定の場所に定住するようになる。そして生産によって余剰食料ができると、貯蔵ができるようになる。貯蔵ができるようになると、直接食糧生産には関わらない人も養えるようになる。そうして人口の緻密な社会が形成されるのだ。
ある地域で食糧生産がはじまると、他の地域にその方法が伝播していく。しかし、伝播の速度においても自然環境の差異が影響する。
東西の方向に横長であるユーラシア大陸では早く伝播していったのに対して、南北に広いアメリカ大陸やアフリカ大陸では、とてもゆっくり伝播していった。東西に広がる大陸は緯度が同じであるため、日の長さの変化や季節の移り変わりに大差がない。だから、伝播した農作物が障壁なく育つことができる。いっぽう南北に広がる大陸では緯度が異なるため、地域によって日照時間や気温が違っていた。だから、農作物や家畜が伝わってきてもうまく育たなかったのである。
また、入植によってヨーロッパ人が持ち込んだ病原菌で犠牲になった先住民の数は、彼らの銃や鉄鋼製の武器によって犠牲になった数よりはるかに多かったという。しかし、ここでも疑問がうまれる。なぜ、逆のことは起こらなかったのだろうか。先住民が持っている病原菌で大量のヨーロッパ人が犠牲にならなかったのはなぜか?
この疑問に答えるには、人口密度の差がカギとなる。狩猟採集民はひとつの場所にとどまらないため、病原菌が含まれる自分たちの排泄物に近寄ることはない。家畜を飼育していないため、動物からうつされることもない。いっぽう、定住して農耕を営む人々は、排泄物を肥料として使ったり、都市に密集して住むことでつねに病原菌にさらされていた。結果、長い時間をかけて病原菌に免疫を持つようになったのだ。
国ごとの差異の話になると、勤勉だから、好奇心旺盛だからというような生物的な側面に結論を見出しがちだ。自分が大学生のとき、ゼミで各国を比較する(なんの比較かは忘れた)講義で「国民性の違い」だと発言したことがあったが、今思うとなんて無責任で軽薄な言葉だろうと恥ずかしくなる。
本書は生物的な面ではなく、自然環境の差によって生じた格差が現代まで続いているのだと一蹴してくれる。内容をジャンル分けするならば人類史で、ハラリ著の『サピエンス全史』に近いものを感じた。というより、年代的にサピエンス全史が本書に近いと言ったほうが正しいか。
著者のジャレド・ダイアモンドはアメリカ人だが、欧米を主軸に置かずに、ニューギニアをはじめとする先住民族の側に立って歴史を紐といてゆくスタイルが珍しい。『サピエンス全史』で人類史に興味を持った人の次の一冊としてもオススメだ。
銃・病原菌・鉄 上巻
www.amazon.co.jp
941円
(2020年11月16日 20:16時点 詳しくはこちら)
https://note.com/sumi22/n/n8c73adbde765

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先住民族から考える「おもちゃのような宝によって成立している格差社会」と「現代の格差社会の空虚について」

2020-11-17 | 先住民族関連
note 2020/05/18 19:09
どうやらぼくたちは世界の大革期にいるらしい。それと同時に「自分にとって大切なものってなんだろう?」的な問いが人類の間で増えたような気がする。またしても人類はいつの時代も異常事態が起きないと退屈に見える日常のありがたみが分からない種族であることが証明されてしまった。「ヒトは忘却の生き物である」とヘルマンが言っていましたがぼくも打倒パスカルを掲げ日常への感謝を忘れないようにしたいと思う所存であります。
ところで最近のぼくは「先住民族の格差社会」について関心があり、現代社会における格差に通じるところがあり興味深かったことがあったので書いておきます。
それは「宝が生む格差社会」についてです。現代のぼくたちは宝というと何を思い浮かべるでしょうか。家族でしょうか、お金でしょうか、キャリア、人脈でしょうか。宝の中でも現代社会において格差と直結するのは「お金」でしょう。そもそもなぜお金の有無が格差と認識されるのだろう?誰もがお金は紙で出来ていることは知っているのにも関わらず、お金持ち=紙をたくさん持ってる人に媚びへつらう人類が多く見られるのはなぜだろうか???的なことをぼくはよく思う。週5で思います。はい。
ここで言いたいことは現代における格差=お金の有無であるということです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実は先住民族にも「お金による格差社会」ではないですが「宝による格差社会」は存在したらしい。これがめちゃめちゃウケたので書いています。
北西海外先住民族の至高の宝は「銅板」と言われる銅の板らしいです。アイヌ民族は鍬形といわれる鉄などの金属に漆を塗った銀メッキを最高ランクの宝にしていました。
↓銅板

↓アイヌの鍬形

この「特有の宝」を持つことにより、先住民族は尊敬され首長となり莫大な権力と地位や奴隷などを獲得することができたそうで。このような価値基準の話はとても興味深いです。小学校の時は運動神経が良い子がモテるし中学校の時は将来性0の悪そうな奴がモテるという今となっては謎な評価基準が確かに存在しましたがそれと同じ話です。
現代のぼくらが銅板や鍬形をもっていたからモテたり社会的地位が高くなるか?といわれたら天変地異が起きてもなりません。個人的には鍬形をもってニヤニヤしている変態知識人は大好きですがねぇ。
ぼくはこの宝の写真を見たときに、これによって権力をもつ輩がいて媚びへつらう人がいて真剣に一喜一憂してる姿は現代の僕らにとってコントそのものだと半笑いで思いました。
ここで言いたいことは各コミュニティーによって「宝」はそれぞれであるし、違うコミニティーの人間から見たらその「宝」はおもちゃにすぎないということです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
貨幣の誕生以来、多くの現代人は貨幣を宝とみなしてきました。お金があれば地位を獲得し、女を得て名声を得ることができるからです。こういった現代社会を未来人から見てみると貨幣とかは本当におもちゃなんですよね。ぼくたちがアイヌ民族の鍬形がおもちゃに見えるように、アイヌ民族からみると一万円札は慶応おぼっちゃまが書かれている紙のオモチャにしか見えないと思うし、ましてやオモチャを巡って一喜一憂して命を落とす姿はコントの域を超えてもはやホラーっすよ。マジで。これがタイトルに書いた「おもちゃのような宝によって成立している格差社会」という意味で、めちゃめちゃ空虚な世界でぼくは生きているなぁと力が抜ける瞬間が週6で訪れてどうしたものかという話でした。
あと2018年は仮想通貨バブルがありましたが,そのコミニティー独自の価値の創出はとてもおもしろいなと思います。じゃあここで個人的に興味が湧くのが「どのようなきっかけでおもちゃが宝に転じるのか?」という話です。ガラクタを宝に変える創造のテクニックの話です。次回はそういうことを考察して書きたいなと。
おしまい。
https://note.com/kazu0493/n/ne72d7d440c55?magazine_key=mfa56ac96138c

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