北海道新聞 11/25 05:00
道議会環境生活委員会で24日、自民党・道民会議の道見泰憲氏(札幌市北区)が道のアイヌ民族政策に関して「アイヌの人々を甘やかしているのは、国であり、道であり、アイヌの人々自身ではないか」と述べた。別の議員が「甘やかす」という表現の訂正を求め、道見氏は応じる考えを示した。
道見氏は、道がアイヌ民族の教育や就労を支援するために毎年多額の事業費を計上しているとした上で、「どれだけの効果があったのか」「支援から抜け出したくない思惑がアイヌの人々や道に見え隠れする」と批判。「アイヌ文化を利権と化してはいけない」とも述べた。
道見氏は委員会後の取材に対し、訂正に応じる理由について「言いたいことを他の言葉で明確に伝えることはできる」と説明。自身の発言を不適切とは認識していないという。どのように訂正するかは、検討中。
道の調査によると、1972年の道内在住のアイヌ民族の生活保護率は、その居住地域平均の6・6倍。最新の2017年は1・1倍まで改善したが、なお格差が残る。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/484855
道議会環境生活委員会で24日、自民党・道民会議の道見泰憲氏(札幌市北区)が道のアイヌ民族政策に関して「アイヌの人々を甘やかしているのは、国であり、道であり、アイヌの人々自身ではないか」と述べた。別の議員が「甘やかす」という表現の訂正を求め、道見氏は応じる考えを示した。
道見氏は、道がアイヌ民族の教育や就労を支援するために毎年多額の事業費を計上しているとした上で、「どれだけの効果があったのか」「支援から抜け出したくない思惑がアイヌの人々や道に見え隠れする」と批判。「アイヌ文化を利権と化してはいけない」とも述べた。
道見氏は委員会後の取材に対し、訂正に応じる理由について「言いたいことを他の言葉で明確に伝えることはできる」と説明。自身の発言を不適切とは認識していないという。どのように訂正するかは、検討中。
道の調査によると、1972年の道内在住のアイヌ民族の生活保護率は、その居住地域平均の6・6倍。最新の2017年は1・1倍まで改善したが、なお格差が残る。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/484855