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「先住民族勧告」撤回に動く沖縄の議会に懸念 研究者団体「人権侵害を助長」

2020-11-09 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2020年11月8日

見解を発表する沖縄国際人権法研究会共同代表の星野英一琉球大名誉教授(右)と島袋純同大教授=6日午後、県庁記者クラブ
 人権問題を研究する識者らでつくる「沖縄国際人権法研究会」は6日、宜野湾市議会などで「沖縄県民は日本の先住民族」とする国連の委員会勧告の撤回を求める意見書が採択されていることに関して、住民の権利を擁護する議会の重要な役割を破棄するものだとして、重大な懸念を表明する見解を発表した。県内全市町村の議会に送付し、意見書採択の動きに追随しないよう求めている。
 同様の意見書は豊見城市、石垣市などの議会で採択されている。県民が「先住民族」ではないとする根拠として、DNA解析や言語の日本語との類似性などを挙げている。
 研究会は見解で「先住民族」と訳される原文の英語が生物学的に規定される概念ではなく、人権など侵害された権利の回復を求めてきた誇り高い人々を指すものだと指摘。琉球諸語についても国連機関のユネスコが「言語」と認定しているなどと反論した。その上で自治体議会に対し、国際的な人権の基準を踏まえ、沖縄の人権状況について真摯(しんし)に議論するよう求めた。
 共同代表2人のうち、島袋純琉球大教授は「こういった議決が続くと、人権侵害をより助長させる結果になりかねない」と強調した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1221805.html


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先住民族に伝わる太鼓づくり

2020-11-09 | アイヌ民族関連
NHK 11月08日 08時01分

網走市では小学生がアラスカなどの先住民族に伝わる太鼓づくりに挑戦しました。
網走市の道立北方民族博物館が7日、開いた催しには市内の小学生と保護者など10人あまりが参加しました。
子どもたちは学芸員から説明を受けたあと、アラスカなどの先住民族に伝わる太鼓づくりに挑戦しました。
まず、白い布にカーボンシートを使ってワタリガラスやオオカミ、カエルなどの絵を描いていきます。
そしてタンバリンに布を張って、ひもで固定したあと、色をつけて完成させると、さっそくばちでたたいて音色を確かめていました。
小学3年生の女の子は「けっこう難しかったです。もうちょっとうまくできたかなと思います」と話していました。
講師を務めた学芸員の宮本花恵さんは「太鼓はお祭りで踊り歌うときに使われます。制作では難しいところもあったと思いますが、みんな頑張って作ってくれてよかったです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201108/7000026544.html

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アイヌ文化を知って、手作り紙芝居で読み聞かせ

2020-11-09 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2020/11/08 10:00

紙芝居の読み聞かせをする河原清夫さん(中央)。アイヌ文様が入った羽織やはちまきを身につける=2020年10月28日午後6時33分、鳥取市馬場町(朝日新聞デジタル)
 アイヌの文化をもっと知ってもらおうと、鳥取市の人権擁護委員・河原清夫さん(69)が、アイヌ民族をテーマにした子ども向け紙芝居を手作りし、読み聞かせ活動をしている。現代を生きる私たちが忘れつつある、自然と共生する暮らしの大切さを伝えたいという。
 紙芝居は「アイヌの人たちのたべものやくらし」というタイトルで全部で15枚。河原さんがストーリーを考え、原画は書道家の知人に依頼。アイヌ民族の知り合いにも見てもらいながら、約1年間かけて今年4月に完成させた。
 新型コロナウイルス禍により披露する機会はまだ少ないが、10月下旬、鳥取市馬場町の子ども食堂「来未完(くるみかん)食堂」で、紙芝居の読み聞かせが開かれた。河原さんと人権擁護委員の山本朝子さん(74)が、アイヌ文様の入った羽織やはちまきを身につけ登場。ムックリと呼ばれるアイヌ民族に伝わる竹製の楽器を実際に紹介するなどしながら、2人で登場キャラクターを生き生きと演じた。
 もともとアイヌ民族における人権問題に関心があったという河原さんは、退職後の2008年に北海道を訪れた。2カ月ほど滞在し、阿寒湖アイヌコタンなど様々なアイヌの集落を旅しながら、アイヌの人や文化とじかに触れあった。
 自分たちが生きる上で最低限の分だけしか狩猟はしない。自然から授かる全ての物を神(カムイ)が宿るとして祈り、感謝の心を忘れない。そうしたアイヌの人々の姿に、現代人が忘れかけている大切な生き方を見た。
 「アイヌ文化のことを、離れた鳥取の地でも考えてもらいたい」と、鳥取市内の小学校などで、アイヌ文化に関する絵本の読み聞かせ活動を始めた。活動を続けるうち、さらにわかりやすく伝える方法を模索して、自分自身で紙芝居を作ることに決めた。
 紙芝居を鑑賞した鳥取市立浜坂小学校1年生の尾川航太さん(6)はムックリに興味津々な様子で、「北海道に行ってみたいと思った」。母の育子さん(41)は「鳥取に住んでいると、どうしても縁の遠い話。紙芝居でも学んだ経験が、成長する中で差別問題などの歴史への関心に結びついてくれるんじゃないかと思います」と話した。(矢田文)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/region/asahi_region-ASNC76VFBNBYPUUB009.html

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「ウポポイ」でアイヌ民族文化祭2020を開催〜北海道

2020-11-09 | アイヌ民族関連
HBC 2020/11/07 09:59

「ウポポイ」でアイヌ民族文化祭2020を開催〜北海道(HBC北海道放送ニュース)
 胆振の白老町にある民族共生象徴空間=「ウポポイ」でアイヌ文化の理解を深めてもらおうと古式舞踊が披露されました。
 「アイヌ民族文化祭2020」と題されたこのイベントは北海道アイヌ協会がアイヌ文化への理解と伝承などを目的に開催しました。
 会場では北海道の名付け親で、アイヌの良き理解者として心を通わせた松浦武四郎の生き方を紹介する紙芝居や北海道とアイヌの関わりについての講演が行われました。
 新型コロナウイルスへの対策で会場の定員は150人に制限されましたが、訪れた人たちは奥深いアイヌの文化に触れていました。
https://news.goo.ne.jp/article/hbc/region/hbc-6bfebcb2194e0fbc0d55f584ce8fcd0b.html

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商店街の「誰でも映画館」、コロナ禍で奮闘

2020-11-09 | アイヌ民族関連
JIJI.COM 11/8(日)
 日本で初めて目や耳の不自由な人に対応した映画館が、開館から5年目を迎えた。障害のある人も健常者も一緒に楽しめる「ユニバーサルシアター」のコンセプトが理解され始めたところへ訪れたコロナ禍。しかし、不安の中でも映画を楽しみたい来場者の思いは変わらず、スタッフの奮闘が続いている。
 東京都北区のJR山手線田端駅から徒歩10分の商店街にある「シネマ・チュプキ・タバタ」。月や木漏れ日のような「自然の光」を意味するアイヌ語から名付けたそれは、間口数メートル。ポスターなどがなければ、映画館と分からない。
 受付に予約の電話が入る。応対する平塚千穂子代表らは、相手に障害の有無などを尋ねない。「先方から『介助者と2人で』と言われたりすると分かりますが、こちらからは聞かないですね」
 2006年の開館当時からメディアでも取り上げられたが、「どうしても障害のある人専用の映画館みたいに伝わって…」。席数20の超小型館とはいえ、「それだけでは満員にならないからやっていけない」。コンセプトとのずれに、戸惑いがあったという。
 「健常者には、自分たちが席を奪っては申し訳ないという気持ちもあったみたい」と平塚さん。アピールや口コミなどで、昨年あたりからコンセプトの理解が広まってきた。映画好きを引きつける作品を積極的に上映し、「大きな映画館にはない作品を見られる」と訪れる学生もいる。
 平塚さんが映画館勤務をしながら、視覚障害者の鑑賞を手助けしたいと考え、「バリアフリー映画鑑賞推進団体 CityLights」を設立したのが01年。それまでは映画のバリアフリー対応と言えば、自治体などが開く上映会で障害者や福祉をテーマにした作品に付加するぐらいだったが、当事者たちの話を聞いて分かった。
 「皆さんは、世の中で話題になっている映画を、リアルタイムでみんなと一緒に映画館で楽しめる感動の方が大きいんだと」
 以来、テレビでは昭和から先行していたドラマの副音声も参考に、音声ガイドを制作する活動を開始。10年を超す取り組みで培った縁や共感に後押しされ、16年に自前の映画館「チュプキ」を開いた。531人から1888万円もの募金が集まったという。
 「誰でも」のコンセプトに沿って、授乳もできる親子鑑賞室、車いすスペースなどを設置。耳の不自由な人のための字幕、体で音を感じる「抱っこスピーカー」も用意した。専門家の協力で備えた11.1chの「フォレストサウンド」は、健常者も豊かな臨場感を味わえる。
 3年目から年会費制のサポーター制度を開始。そこへ起きたコロナ禍で4月9日から6月13日まで休館を余儀なくされたが、何とか切り抜けた。入場者数を10人で再開し、12人、15人と増やしながら原状回復を目指している。
 映画界では、06年からUDキャスト・システムによって、一般の劇場で端末を使って字幕や音声ガイドを楽しめるようになった。これまで東宝、松竹など大手の配給作品で300近くが対応している。ただ新しい邦画が多く、名作・旧作、特に洋画はこれからだ。
 13年からは、映画の主音声に視覚情報の音声ガイドを加えたCDを図書館で貸し出すシネマ・デイジーサービスが始まり、タイトル数は500を超えた。
 映画に限らず著作物には、何らかの手を加えられることに抵抗を覚える作り手もいるが、著作権法改正でバリアフリー化や対応作品を使う際の条件が柔軟になり、黒澤明監督やジブリの作品など名作のデイジー化が進んできたという。18年には障害者文化芸術推進法も施行された。
 ただ、コストもかかる。UDキャスト対応には総額200万円ほど必要で、自主上映作品などで制作者が最初から付けるのは難しい。
 「チュプキ」では、ワークショップで音声ガイドや字幕を作る人材の育成を図りつつ、受講者に初めはボランティアで制作に参加してもらって経費を抑えるなど苦心。平塚さんは「ここで上映するだけではもったいないので、シネマ・デイジーに納品したり、逆にリクエストを受けて作ったりして、年に50~60本は手掛ける」と話す。
 健常者が音声ガイドを聴いて気づくこともある。9月には、このほどバリアフリー対応版ができた伊勢真一監督のドキュメンタリー3作品「えんとこの歌」(20年度文化庁文化記録映画賞、19年毎日映画コンクール・ドキュメンタリー賞)「やさしくなあに」「妻の病」が上映された。伊勢監督は「バリアフリー上映を多くの人に体験してほしい。『目からうろこ』のようにいろんなことが見えてくるはず。今は自主上映も本当に厳しいが、一緒に頑張っていければ」とエールを送る。筆者も「やさしくなあに」を最初に見た時と違う発見があった。
 人気声優に音声を依頼した作品では、その声優のファンが音声ガイド目当てにやって来たという。「今は映画の消費サイクルが早いので、いい作品を2度3度と味わうツールとしても広まってくれたらいいし、声優を入り口に関心を持ってもらうのもいい」と平塚さん。
 かつての名曲喫茶やジャズ喫茶のように、商店街に溶け込んだ映画館。「コロナ禍で映画館を作りたい人が出てきて、このサイズなら…と何人か問い合わせや見学があった。そうしてあちこちにできてくれたら」と期待している。(時事通信社・若林哲治)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d78084a0a090da4f5fc953386ad90bc61e2be6a0

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【作品解説付き】女子の永遠の憧れ! あなたの好きなディズニープリンセスは誰?

2020-11-09 | 先住民族関連
ネトラボ 11/8(日)
 ディズニー映画に登場するプリンセスは、いつの時代も女の子の憧れの存在。1937年の「白雪姫」から、時代に合わせてさまざまなプリンセスが誕生してきました。
 そこで今回は、数多くいるディズニープリンセスの中から「シュガー・ラッシュ:オンライン」に登場したプリンセス15人を、各作品の制作年順に紹介していきます。
●白雪姫
 1937年に製作されたディズニー映画「白雪姫」の主人公である白雪姫は、可憐で純粋な心を持った美少女です。その美貌を妬む継母から命を狙われ、毒リンゴを食べてしまいますが、最後は王子様のキスで目覚め、幸せをつかみます。一目惚れした王子様と再会できるのを夢見る純粋無垢な女の子ですが、7人の小人をはじめとする周りの人々を虜にする、愛され上手な女性でもあります。
●シンデレラ
 シンデレラは幼い頃に両親を亡くし、継母と2人の連れ子に意地悪されながらも、いつか幸せになれると信じる健気な女の子です。そんなシンデレラを励ます妖精の魔法によって、美しくドレスアップしたシンデレラは、舞踏会へと出かけて王子に見初められます。12時で魔法が解けてしまうため、急いで帰ったシンデレラですが、片方の靴を落としてしまい……。家事全般をソツなくこなす働き者のシンデレラは、継母のいじめに耐える忍耐力と、希望を持ち続ける芯の強さを併せ持っています。
●オーロラ
 「眠れる森の美女」に登場するオーロラ姫は、輝く金髪とバラのように赤い唇を持つ美女。魔女マレフィセントから「16歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という恐ろしい呪いをかけられてしまったことで、3人の妖精と森の奥で生活することに。16歳になったオーロラ姫は眠りにつくことになりますが、王子様のキスで奇跡が起こります。ロマンチストな一面も垣間見えるオーロラ姫は、気品あふれる正真正銘のプリンセスです。
●アリエル
 「リトル・マーメイド」の主人公・アリエルは、海の王国を治めるトリトン王の娘で、美しい歌声と容姿を持つ人魚の女の子。海の世界で仲間たちと楽しく暮らしながらも、人間の世界へ憧れています。エリック王子に恋をしたアリエルは、海の魔女と取引をして美しい声と引き換えに人間になりますが……。人魚姫であるアリエルは、かわいらしさはもちろん、活発で冒険心もあるプリンセスですね。
●ベル
 「美女と野獣」の主人公・ベルは、フランスの小さな町に住む容姿も心も美しい娘。読書と空想が大好きで、周りからはちょっと風変わりな女の子だと思われています。野獣に囚われた父を助けるために自分が身代わりになりますが、野獣にひもるむことなく、やさしく接することで野獣の心を変えていきます。ベルは外見で人を判断しない美しい心が際立っており、最も性格の良いプリンセスに挙げられることも。外見だけでなく内面も磨かれたお手本のようなプリンセスです。
●ジャスミン
 「アラジン」に登場するジャスミンは、王国の民の幸せをを願う、アグラバー王国の美しい王女。自立心と強い意志を持つジャスミンは、自由な人生に憧れ、人生を自らの手で切り開くことを願っています。決められた結婚ではなく愛した人との結婚を望み、アラジンが正体を偽っていたとわかっても、それを許す広い心を持つ女性です。
●ポカホンタス
 ポカホンタスは、ディズニープリンセスの中では唯一の実在した人物です。17世紀初頭のアメリカの先住民族、ポウハタン族の娘で、好奇心と豊かな知性に恵まれた、自然を愛する女性です。イギリスからやってきたジョン・スミスと恋に落ちますが、最終的に生まれ育った故郷かジョン・スミスとイギリスに行くか決断を迫られ、故郷に残ることを選びます。ディズニー映画には珍しくハッピーエンドで終わらない作品ですが、彼女が持つ勇敢さや芯の強さは、観る人の心に強く残るプリンセスです。
●ムーラン
 実写版映画が世界中で話題の「ムーラン」。古代中国を舞台に、高齢で足の悪い父に代わって従軍することを決意したムーランは、大事な髪を切り落とし、男装して戦地へ赴きます。ディズニー初のアジア系のプリンセスで、自ら戦いの地へ赴くなど、これまでのプリンセス像を大きく塗り替えたプリンセスでもあります。
●ティアナ
 「プリンセスと魔法のキス」に登場するティアナは、ニューオーリンズに住む料理が得意な女の子。亡き父に代わって、自分のレストランを持つことを夢見ています。そんな彼女の前に現れたのは、カエルの姿になってしまったナヴィーン王子。自身もカエルになってしまったティアナと王子は、魔法を解くために奮闘します。また、ティアナはディズニー映画初の黒人プリンセスとしても話題になりました。
●ラプンツェル
 ラプンツェルは、「塔の上のラプンツェル」の主人公。長くて美しい髪を持ち、その髪には彼女の特別な力が秘められています。子どもの頃にさらわれ、森の塔に閉じ込められていたラプンツェルは、その過酷な境遇とは裏腹に、好奇心旺盛でちょっぴりおてんばな女の子です。塔に忍び込んだフリンと出会い、彼とともに冒険に出ます。長い髪を三つ編みで編み下ろしたヘアスタイルは、ラプンツェル ヘアとして話題になりました。
●メリダ
 「メリダとおそろしの森」の主人公であるメリダは、馬を駆り、弓を射ることが大好きな活発な王女。本作は、古代スコットランドを舞台に、母と娘の絆、そして自分で運命を切り開いていくメリダの冒険を描いたファンタジー・アドベンチャーです。赤いくせ毛がトレードマークの、自由を愛する堂々とした雰囲気のプリンセスです。
●ヴァネロペ
 「シュガー・ラッシュ」に登場するヴァネロペは、天才レーサーにしてプリンセスでもある9歳の女の子。映画の主人公であるラルフと交流を深めていくことで、自分の正体を知ります。少々毒舌家ですが、根は優しく人懐っこい性格で、好奇心旺盛でワクワクすることが大好きです。日本のティーンエイジャーや、原宿ファッションなどを参考にしたキャラクターであることが公言されており、他のプリンセスとは少し異なる雰囲気のプリンセスでもあります。
●エルサ
 「アナと雪の女王」に登場するエルサは、アレンデール王国の長女。触れたものを凍らせたり、雪や氷を作る力を持ち、アナを危険にさらしたことからトラウマを抱えていました。優雅で落ち着きがあり、真面目な性格です。アナとの一件があってから内向的な性格になっていましたが、紆余曲折を経て明るさを取り戻していきます。プラチナブロンドの髪とアイスブルーのドレスがよく似合う美しいプリンセスです。
●アナ
 「アナと雪の女王」のもう一人の主人公、アナはエルサの妹でアレンデール王国の第二王女です。エルサとは対照的に楽観的で大胆な性格で、いざという時には勇敢な一面も垣間見えます。出会ってすぐハンス王子と婚約するなど、衝動的な側面も。自分を遠ざけるエルサにはなかなか素直になれませんでしたが、誰よりも姉思いの優しいプリンセスです。
●モアナ
 「モアナと伝説の海」の主人公、モアナは、モトゥヌイ島の村長の娘として生まれた女の子。いずれ父の跡を継ぎ、島のリーダーになることを期待されていますが、ちょっぴりプレッシャーも感じています。幼い頃から、海へ出ることを禁じられていたモアナですが、自分の運命を知り、大海原へと旅立ちます。その道中で悩み、傷つきながらもさまざまな苦難を乗り越えて、自分の道を切り拓いていくモアナの姿は、幅広い層から共感を得ています。
 今回は、「シュガー・ラッシュ:オンライン」に登場するプリンセス15人を紹介してきました。しかし、ディズニー作品には、ほかにもさまざまなプリンセスが登場します。あなたの好きなディズニープリンセスは誰ですか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/086df7d22e43f7189be62d06b78591bb531bca33

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若き有色人種のアクティビスト4人が語る「環境レイシズム」。

2020-11-09 | 先住民族関連
VOGUE JAPAN 11/8(日)
“Non-white“、すなわち有色人種の人々は、これまでも気候危機をはじめとする環境災害による影響を不均衡に受けてきた。しかし、その声が世界に届くことは決して多くない。この状況を打破しようと立ち上がった世界各地の若きアクティビストたちが、変革を求め声を上げはじめた。
多くの人は、人種差別と気候危機がどちらも喫緊の国際問題であることを知っている。しかし、それらが個別の問題ではなく連関し合っていることにまで想像を及ばせる人は、あまり多くない。
環境レイシズムとは、1980年代、アメリカでベンジャミン・チェイヴィズ博士により生み出された言葉だ。博士は、社会的・民族的マイノリティの人々が居住する場所に有害廃棄物の処理施設やごみ処理施設、汚染を引き起こす工場などが集中していることから、有色人種のコミュニティの方が被害を受ける可能性が高いことを指摘したのだ。
例えばルイジアナ州の通称「Cancer Alley(がん通り)」は工業プラントが密集した地域で、この地域の住民は平均的なアメリカ人に比べ、がんの罹患がなんと50倍にも及ぶことがわかっている。また、環境レイシズムの国際的な例としては、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの国からの埋め立て廃棄物が東南アジアに輸送され、有害廃棄物がマレーシアやフィリピンといった国で処理されていることが挙げられる。
さらに広義では、世界的に排出される二酸化炭素の大部分が、アメリカ、ヨーロッパ諸国、カナダなど地球の北半球にある裕福な国から出ているにもかかわらず、グローバル・サウス(世界の南側にある発展途上国)の方が気候変動の影響を受けやすいことについても、活動家たちは環境レイシズムであると指摘している。国連気候変動会議(COP)がここ4年連続してヨーロッパで開催されている事実からも分かる通り(昨年のCOP25サミットは、開催予定地だったチリ・サンティアゴの社会情勢不安を理由に、スペインに移された)、グローバル・サウスは気候危機に関する国際的な議論における発言権が弱いことも問題だ。
この不均衡に、私たちはどう立ち向かうべきか。そのヒントを求め、世界各地で活躍する若き有色人種の活動家4人に、彼ら自身の環境レイシズム体験や、連帯して問題解決に取り組む重要性を訊いた。
「責任は先進国にある」──ナカブイェ・ヒルダ・フラヴィア(23歳)/Friday For Future Uganda設立者
マイノリティグループは、気候危機の被害を不均衡に受けています。発展途上国が気候変動に及ぼす影響は低く、アフリカの温室効果ガス排出量は、世界的排出量の4%にもなりません。にもかかわらず、最も被害を受けている。洪水、高気温、干ばつ、飢饉、熱波が私たちを襲います。
先進国は自分たちの行動の責任を取り、後始末をするべきです。本来は排出量が最も多い先進国が背負うべき重荷を、被害を受けている私たちが背負わされている。日々、気候変動の影響にさらされている私たちは、一番重い負担を強いられているのです。
気候変動に関連する運動自体、有色人種の人々とそうでない人ではメディアでの取り上げられ方が平等ではありません。国際的な会議でも、グローバル・サウスの代表者や有色人種の活動家は少なく、発言権も強くありません。被害を最も受けている人々こそ、自身の経験に基づいた解決案を提示できるはずなのに。気候変動と闘うためには、世界全体がコミュニティとして団結しなければいけません。
「私たちに声がないのではない、聞く人がいないだけ」──ディーシャ・ラヴィ(22歳)/Friday For Future India活動家
気候危機の直接的な被害に遭っているのは有色人種の人々です。でも、私たちに注目する人は多くありません。有色人種の人々の声より白人の意見を優先することも、私にとっては環境レイシズムです。
私の住むインド・ベンガル―ルでは、豪雨や洪水が問題となっています。私自身、先週自宅が洪水の被害に遭いました。もともと雨は激しい地域ですが、今の家に住むようになってから13年間、こんなにひどい雨は経験したことがありませんでした。
白人の人は、私たちには声がないから「声を与えている」のだとよく言いますが、それは間違いです。私たちにも声はあり、長い間、必死に叫び続けてきました。しかし、その声を聞く人がいないのです。
私たちは未来のためだけではなく、現在のために戦っています。私たちは今すでに、日々、気候危機を実感しているのです。
「環境レイシズムが先住民族の文化を奪った」──シエ・バスティダ(18歳)/Re-earth Initiative共同設立者
環境レイシズムは、気候危機だけでなく化石燃料産業と資源開発産業全般による、マイノリティコミュニティへの不均衡な影響のことです。メキシコにある私の町は、そのターゲットになりました。周囲をたくさんの工場が囲み、そこから廃液が川に放出されます。私の祖父が昔は水浴びをしていた川です。今はその川が、人々の水源や食べ物を汚染しています。
環境レイシズムは、コミュニティ、特に先住民族から文化を奪います。彼らの文化、伝統、そして生活の糧は、環境に依存しているからです。
こうしたコミュニティに、自分たちが汚染の標的になっていること、気候危機の被害を最初に受けていることを伝えることが重要です。そのために私たちが行っているのが、ニューヨークで環境レイシズムの反対マーチを行い、さまざまな問題が関わり合っていることを訴える活動です。
気候変動運動の主流は、白人による、主にヨーロッパ主導の運動だと捉えられています。でも実際には、先住民族の人々はもう何千年も地球とともに生き、地球を守り、生物多様性を保護するために奮闘してきたのです。環境レイシズムについて議論するならば、有色人種の人々が主導権を持つべきです。そして世界がそれを支援することを願っています。
「代弁してほしいのではない」──ミッツィ・ジョネル・タン(22歳)/Youth Advocates for Climate Action Philippines主任
気候危機の影響を最も受けているのはグローバル・サウスであるにもかかわらず、国際的な議論や政策においては蚊帳の外。これこそ、環境レイシズムです。
私の拠点であるフィリピンは、太平洋台風ベルトと環太平洋火山帯(太平洋を囲む地震や火山活動が活発な地域)に位置していることもあり、世界で2番目に気候危機の被害を受けている国です。気候変動により、自然災害も激化しています。
激しい嵐にも襲われます。今年5月には、台風1号(ヴォンフォン)がこの地域の新型コロナウイルス検査センターを破壊したため、地域の人は遠く離れた地域に検査しに行かなければなりませんでした。台風によって避難を余儀なくされた人々は、密度の高い避難所で新型コロナウイルス感染のリスクにさらされました。
全ての人が環境レイシズムに立ち向かわなければいけません。誰かのためではなく自分ごととして、私たちと一緒に戦ってほしいのです。私たちは代弁者がほしいわけではありません。私たち自身が語れるように、ただ部屋を静めてほしいのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d85f1918884ebaa48427fc3bcb79d3e056fca412

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