JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

CQ WW RTTYに参加

2022-09-26 19:48:32 | アマチュア無線

週末はCQ WW RTTY Contestに参加しました。

部門はアシステッドで21MHz Low Power(100W) シングルバンドにしました。

土曜日の朝9時スタート

開始早々、ランニング(CQを出して交信)していたらBPF(Band Pass Filter)のキャパシタが燃えました!

200W対応のBPFなのですが、出所不明のキャパシタだったのかFT8と同様にRTTYの連続では厳しかったようです。

SO2Rでの運用は無かったので、フィルターを抜いてアンテナからストレートにリグへ接続して再開しました。

九州から見た、朝の北米のコンディションは、Zone5も見えているのでそれほど悪いようにも思えませんでしたが、特定の局だけ見えているので、コンディション的にはイマイチだったのでしょう、さらに西海岸の局も少なくなってきていて、開いていても参加している局が少ない印象でした。

昼前まで北米が開いていて、その後はYB,BY,DUと近隣国相手に局数を増やします。特にYBはオセアニアですので3点です。苦労して北米とやっても3点ならば楽にYBとやったほうが得点には貢献できます。面白さで言えば少し異なるかもしれませんが.......

午後3時頃からはヨーロッパの時間帯になります。今年はヨーロッパの奥まで開いていて楽しかったです。特にGシリーズはGI GM GW GJ etcと普段聞けない地域が見ていて、エキサイトしました。これが21時頃まで続いて、7700のウォーターフォールにも信号が減り始めましたので、土曜日はここで終了しました。翌朝の北米に期待

朝6時頃から聞いていたのですが、やはりパッとしません、クラスターには上がるのですが、殆ど見えません。ですので日曜日の朝は土曜日の朝に交信済の局が殆どでした。午後からのヨーロッパに期待しながらこの日もYB相手に局数を増やす作戦です。RTTYですのでテリマカシもマブハイも使えません(笑)

15時頃からまたヨーロッパ時間突入でこの時に250QSO位でしたので500QSOは無理でも400位はやりたいと思いながら局数とマルチを積み上げました。マルチはそんなに行かないと思っていましたが80近く行ったので上出来かと思います。この日も21時頃まで開いていましたので、400は越えることが出来ました。

さて月曜日の朝、いつもならば、皆さん仕事で出ている局が少なくなるので競争も一段落して、北米の局数とマルチを増やせるのですが、中々増えませんでした。やはり局数が少ないです。それでも最終的に484QSO出来ましたので、ここまでできるとは思っていなかったので楽しかったです。

次は今週末のOceanian DX Contest SSBです。得点源のYB,DUとの交信が楽しみです。

IC-7700(100W) 5ele Yagi N1MM MMTTY

Falseは呼びに回っての交信(RUN) 264QSO

TrueはCQ出しての交信(S/P) Search and Pounce 220QSO

オレンジ色はS/Pでの交信 茶色はRunでの交信

Runで3分間呼ばれない状態が続くとS/Pで呼びに回っています。

周波数の下から上まで一巡したら、Runを再開します。

この繰り返しで出来るだけ交信のレートを落とさないように心がけています。

それだけでも何も考えずにひたすらCQを出しまくる、又は呼びまくる

よりは確実に効率が良いです。ローパワーとハイパワーでは戦い方も違ってきます。

 

 

N1MMでのスコア表示です。

QSOsはDupを除いた交信数 Ptsは得点 ZNはゾーン数 CtyはDXCC数

SPはアメリカとカナダの州 

Pt/Qは1交信辺りの平均得点 Max3なので2.9は高効率です。アジアや日本との交信が多いとここが少なり

総合得点も低くなりますので意識してアジア以外とより多く交信しています。

1 Multi = 3.3Q*sは 一つのマルチを取るのに何局と交信したかになります。

ここが少ないとマルチ獲得率が良いことになります。

おまけRTTYのコンテストではN1MMとMMTTYの組合せでFSKでやっています。

それと話題に上がったのですが、受信画面に現れる相手のコールサインをログにどうやって入力するのか?

①タイピングで入力

②マウスオン、又はカーソルをコールサインへもって行きクリックして取り込み

③INSキーで取り込み

それぞれ使い勝手があると思いますが、私は以前は②でしたが、今は③のINSキーの一択です。

③が絶対楽だと思いますよ

 

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2022 WAE contest SSB

2022-09-12 16:55:38 | アマチュア無線

週末はQTC祭りのWAE contest SSBにローパワー100W部門で参加しました。N1MM等のロギングソフトの充実でWAEでのQTCも容易に対応することが出来るので、N1MMに移行以来、QTCを苦手から楽しめる(1QSO毎のデータ Time, Callsign, NRを送出する毎にヨーロッパの局がCWであればR、SSBであれば、QSL or Rogerとテンポ良く返してくれる)ようになってきました。

苦手としている方はQTCのやり方に慣れていないのは勿論でしょうし、中々入り難いのかと想像します。私も、そうでした。また、TimeやNRの数字が通じ難いのでは?とか不安があると思います。私も、特定の数字や、アルファベットが通じ難いのか気なっていたので、一つの方法として自分で数字やアルファベット、フォネティックコードを発音して、パソコンのアプリ等で録音して、ネットにある数字やアルファベットの発音と自分の発音を比べて聞き返して、変なアクセントになっていないか、確認することもやっていました。実際のQTCも最初は冷や汗もんですが、実際にやっている人に教えてもらうか、QTCの大海原に飛び込んで慣れるしかないですね。溺死することはないので大丈夫です。

このコンテストは48時間勝負と言ってもヨーロッパが相手ですので、マルチバンドでやっても開ける時間帯は限られます。日本からだと土曜日の朝の9時にスタートしますが、特定のビッグステーションを除き、一般的な設備で実際に交信を始めるのは、最近のコンディションだと21MHzで15時位からです。これが22時頃まで続き、その先は深夜の14MHzで日の出までやることになります。7MHzは日の出前後にピークがあります。これを2日間続けます。(体力と気力があれば)

今回もそのパターンで土曜日の15時頃から21MHzで特定の局が聞こえ始めました。いつもは100Wで呼んでも応答率が良くないのですが、今回は応答率は悪くなかったです。この時間帯に14MHzも聞いていますが、殆ど聞こえていませんでした。21MHzのピークは20時頃から1時間程度で、ランニング(CQ出して交信する)で1分間に3局程度、交信できる時間帯がありました。自局のコールサインは1QSOの終り又は始まりに必ず1度は送出しています。これがコンテスト界での標準となっています。国内コンテストに限ったことでないですが、コンテストで呼ばれ続ける間コールサインを送出しない局がいますが、これは、模範的な交信方法ではありません。

23時頃には21MHzのコンディションも下がって14MHzに移るタイミングですが、あまり聞こえていませんでした。それだけでなく、深夜営業は苦手なので、よほどのことがないと深夜は寝ます。その代わりに4時位には起きて再開します。4時頃からは14MHzと7MHzが使えますので朝の7時頃まで、局数を伸ばすことが出来ます。または、マルチ中心で呼びに回る作戦もあるでしょう。

8時頃には聞こえなくなるので、昼の15時までは休息です。15時になったら、再開で初日と同じような時間帯とバンドで運用します。2日目も21MHzで20時前後にコンディションのピークがあり、初日同様に1分間に3局出来る時間帯がありました。初日と合わせると、この時間帯で80局程やっていますので全交信152QSOの半数を少し超えています。この時間帯は他のJAが居ないのかと思えるほど「ヨーロッパ独り占め感」がありました笑。他の交信は1時間で一桁台の呼び周りになりました。

以前はQTCは貯めこんで送出していましたが、この方法では毎回送出残しが多めだったので、最近は10QSO分くらい溜まったら相手の信号の強さに応じてQTCの要求に応えるようにしています。但し、これも呼ばれ続けている時には、リズムを崩したくないので、QTCは断って、交信を続けます。コンテストが終盤になると、送出残しの可能性が高くなってくるので、判断は微妙かもしれません。

結果は以下の通りです。

IC-7700(100W) IC-7600 u2R N1MM

40mRDP 20/15m5ele 10mHB9CVを1本のタワーに重ねています。

今回もSO2R対応にしていましたが、同時に2バンド開けて交互に交信する場面は殆どありませんでしたが、バンドスコープは2バンド見ていますので、これで28MHzの短時間のオープンには対応できました。ヨーロッパの局はJA日本のマルチを1個とれば、局数の少ないバンドに居座る必要は無いので、直ぐにいなくなりました。

SQTC-QTC送出局数

Day1 20時頃の21MHz Day2 20時頃の21MHz

   

True-ランニングでの交信 False呼びに回っての交信

時間はUTC

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All Asian DX Contest Phone

2022-09-06 14:48:43 | アマチュア無線

週末はAll Asian DX Contest Phoneに参加しました。SSBとは謳っていないのでAM/FMでもOKなので全てAM/FMでやってみるのも受けるかも?

コンテスト前日は15mで北米のラグチューが聞こえていたので、コンディションだけは少し期待していました。というのも最近は開いていても北米から日本を相手にする参加が少なくなっているのでコンディションが上昇してどれだけの北米の局が参加してくれるのか?これには日本の局がアクティブならないとダメですね。All Asia contestなのですが、YB/DUが日本からのパイルを浴びていました。信号が弱くて、クラスターにも上がらないし何処かの珍局かと思って暫く聞いていました。All AsianはJAは主役のコンテストでなくなったのか?

ランニング出来る条件は、ビッグステーション、ビッグパワーではなく、バンドコンディションの把握と、ランニングする周波数(バンドではありません)の見極めなのです。

今年は15mで参加して、他のバンドではサービスで呼びに回ることをやっていました。15mでスタートして、北米は聞こえるのですが、やはり局数が少なくて聞こえている局は直ぐにやり尽くしてしまいました。こうなるとCQ出すしかないのですが、九州から100Wだと、もうちょっとコンディションが良くならないと中々呼ばれません。11時頃には北米も終わって一息、夕方までは南半球のオセアニアとYB/DUを相手にする時間帯になります。最近のDXコンテストはここと積極的にやらないと勝てません。

ただ、英語の発音が聞き取り難くて苦労します。彼らにとっては、こちらの発音も聞き取り難そうです。それで気付いたことがあって、ナンバーの再送や聞き返すコツもわかりました。例えば59/65を続けて普通に日本人的ではなく、ほんの少しネイティブを意識して(いるつもり)five nine six fiveと送るとsix fiveは、ほぼ聞き返しです(涙)。同じように北米の局に送るとすんなり取ってくれますので、どうも「こちらの発音に問題あり?」でもなさそうです。

そこで彼らの言い回し「Number six, Number five」とやると、あらら不思議とほぼ100%で一発コピーです。笑)何なのでしょうか?そこで思い浮かびました!「日本人同士では通じる英語(の発音と思っている)の会話」これなのでしょう。私もでしたが、ずいぶん昔ですが、友達が初めてアメリカの局とやるのに「イボイボ シックスと言っているがあれって何?」と尋ねられました。「AA6」でした。

近隣国の英語(発音)は分かり難くてね~と聞くことがありますが、これって日本人が言えるのかね~?彼らの英語のほうが英語を母国語とする人には、外国人との接触なしで暮らしている日本人の英語、よりは通じると思います。

こんな感じで得点3点の日本に近いオセアニアの局とやっていて夕方頃からヨーロッパが少しずつ聞こえ始めました。西日本の地域的なものか?夕方のヨーロッパはコンディションが悪くても結構聞こえています。勿論、私のところでは聞こえていないヨーロッパをやっている関東辺りの局もいますが、これは地域的なものよりも山の上とかロケーションと設備の違いでしょう。

初日は145局で終わりました。この時点で師匠は倍近くの交信数でした。ここでは聞こえない局と交信しているので、これもロケーションの違いなので、他の要因で差を縮めるしかないのですが、スキルも上なので早口で交信しても縮まりません(笑)..........

さて日曜日の朝、「待ってろアメリカ!」時間帯に期待して5時には起きて北東向いて座って待っていましたが、な~んも聞こえません..........これが9時頃まで続いて、色々と探っていると磁気嵐が発生した模様でした。結局磁気嵐はコンテスト中ずっと続いて、私の所では月曜日の朝も北米は全く聞こえませんでした。北のほうも同じだったようです。

ですので2日はDU/YBを相手に呼びまわったりCQ出したりの繰り返しでした。好感度アップを目指して、マブハイ、テリマカシ連発。私にとってはYBの局との交信、彼らが楽しそうにオペレートしているのが伝わってきて楽しいのです。日本よりも活気があります。これってFT8では伝わって来ません。とはいえ、FT8にはSBB/CWと比較したら信号として耳で聞こえない微弱な信号同士でも交信できる面白さもあるので、今は、それが受けているのかもしれませんが、我先にと不要なパワー競争が熾烈にもなっていると聞きます。コンテストだと同じカテゴリー内ではパワー競争はありません。

コンディション的にはぱっとしませんでしたがどうにか200ジャストで終わることが出来ました。

IC-7700(100W) T25DX N1MM

21MHz Low Power

時系列でZone毎の交信局数Zone 3/4/5はアメリカ、Zone24はBY, 27主にDU, 28主にYB

時刻はUTC

Running CQを出して交信(True) S/P 呼びに回って交信(False)

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出来るだけ専用の機材を使用しないSO2Rの一例

2022-09-04 11:51:13 | アマチュア無線

偶にSO2Rの事で、「アンテナ切り替え器は何を使っていますか?」と尋ねられることがあります。

①私はQRPかLow Power(100W)で参加しますのでアンプは使用しないし

外付けでの切り替え器は使用していません、全てリグ内臓の切替器でやっています。偶々始めた時がIC-7700 (アンテナ端子4個)IC-7600 (アンテナ端子2個)でしたので、これで6種類のアンテナをバンドに応じて自動的に切替得ることが出来ます。

これはSO2Rではロギングソフトでバンドを一瞬で切替えますので、自動追従がベターです。手動式でも出来ます(以前やったこともある)が、その都度切替器に手を伸ばさなくてはならないので操作が忙しくなります。(ストレッチとストレスにはなりますが)

本来はいつでもどちらのリグでも全てのバンドに対応できるようにするのがSIX Pack等の自動切り替え器を導入するのがベターですが、リグ内臓のアンテナ切り替え器だけでも、参加するコンテストの特徴やバンドのコンディションに応じて左右のリグにバンドを振り分けて対応することが出来ます。または昼間と夜間のバンドコンディションを考慮すれば、1日に2,3回の組み換えで対応できます。

②出力はQRPまたはLow Powerでやることで他のバンドからの被り対策もハイパワーと比べると取りやすくなります。

③受信の音をどのように振り分けて、又は纏めて、若しくは片方だけを聞くかを自動的に設定するにはSO2R boxの様なインターフェースが必要になります。私はMicro HAMのu2Rを使用しています。定価は3万程度かしれませんが輸入すると送料を含めて4万か5万位掛った記憶があります。もしこれが無ければ、簡易的にスイッチで左右の受信音を切替えても行けます。これはu2Rを使い始めてSO2Rの操作に慣れたので、これならば受信音は手動で切り替えても十分に対応できる部分があると実感しています。両バンドでバリバリ稼ぐ人だと厳しいかもしれません。でもランニングしながらもう片方も受信して、新しい局が居たら、一瞬で呼びに回ることは難なく出来ます。また、2台のリグの受信音を片耳ずつに振り分けて聞くことも慣れると出来ます。信号が弱くて聞き難い時にはその信号だけを聞くようにスイッチを切替えると良いのです。SO2R boxだとこの切替がキーボード操作で出来るの楽なのです。

④ リグは2台必要、又は異なった2バンド同時受信できるIC-7851などでも出来そうです。CWインターフェースは取りあえず2台必要です。最近のリグはインターフェースなしでCWが叩けますので、これも省略できます。これで2台のリグのどちらで送信するかを決定するのはロギングソフトです。残念ながらCTESTWINは完全対応していませんので、現時点では除外です。開発中とも聞きますが?他にはZLOG令和版はどうなのか、分かりません。そうなると私が使用しているN1MMなど海外のソフトに頼ることになります。ここが難点の方もいるでしょう。N1MMに関しては自分でマニュアル読んでやることがベターでしょうが、実際使っている人に相談するのが手っ取り速いです。

⑤こんな感じで、私が、限られた機材でSO2Rをやり始めてからの経験に元ずく一例ですので、さらに上を目指す方の到達点ではありません。

これだけでもやると、どんな楽しい事が待っているのかと言えば、暇な時間が少なくなります。例えば、たとえ呼ばれなくてもCQ出しながら、もう一台のリグで他のバンドを聞いて新しい局を探す楽しみが出てきます。おまけとして入賞でいる場合もあるでしょう。焦るけど楽しいのは、ほぼ同時に両方で交信が始まるときです。2バンドで同時に送信は出来ませんので、どちらを優先するのか?どうやって相手を待たせるのか?

続きはまた

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