JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

CQ WW RTTY SO2R QRP 5W

2020-09-28 21:03:00 | アマチュア無線
週末はCQ WW RTTY にQRP 5Wで参加しました。今回初めてRTTYのSO2Rも試してみました。構成は一つ前のBLOGで投稿していますので省略します。
やってみた感想は、CW/SSBでSO2RやるよりもPCが解読するので楽です。呼ぶのも呼びに回るのも[
INS]キーでコールサインの自動取り込み、メッセージ送信まで一連の流れが自動なのもあります。特に今回のコンテストはナンバーもZONEと北米、カナダは州のマルチでこれもコールヒストリーで9割方ヒットしますのでナンバーの入力も不要なシーンが多かったです。

SO1Vでやるときとの違いはINSで取り込む際に片側で送信中だとESCで一旦ストップしてINSを押すか、左右のキーボードでカーソルを左右に動かさないと取り込みの動作が思ったようにならないので最初は戸惑いました。しかし、これも操作の手順が分かると、それほど気にならなくなりました。

例えばDuelingで2バンドで交互にCQを出して、呼ばれた方に応答する場合には、ESC押してCTRL+⇒か⇐矢印でカーソルを呼びたい方に動かして、INSを押してコールサイン自動取り込み、メッセージ自動送出となります。

または片方でCQ出しながらもう片方で呼びに回る選択もあります。今回QRPだったので呼ばれることが少ない時間帯に多く利用したのは、2バンドで交互に呼びに回る操作です。例えば14MHzで新しい局を発見し、呼び始めます。この時点で21MHzで新しい局を探します。見つけたらコールサインを入力するか、呼ぶタイミングを待ちます。

その間に14MHzの交信が終了します。すると直ぐに21MHzでキープしていた局を呼べます。と同時に14MHzで新しい局を探して、キープします。21MHzの交信が終わったら、間髪入れずに14MHzの局を呼び始めます。これを繰り返すことで、ほ飛んで切れ目なく呼び続けることが出来ます。これがSO1Vだと交信が終わったら次の局を探す動作が入りますので、その間は交信がストップします。つまり2バンドでS/Pを交互に行う運用です。この方法は初めてでしたが、かなり効果的でした。

その時のログがこちらです。(交信と交信の間が時間的に空くのは5Wですので呼べば一発で応答があるわけではないので、何度か再送したりしている部分もあります。)
どちらかの周波数が固定されている時はそのバンドでランニングしていて、二つのバンド周波数が固定されている部分はDuelingCQで、両方のバンドの周波数が固定されていない部分は2バンドでS/Pを実践している部分です。



スコア的には、QRPでどの程度やれるものなのか設備の違いもあるので分かりませんが、SO2Rをやらなかったら、局数は減って効率の悪い運用になっていたと実感しています。
RTTYでのSO2Rの貢献度はCW/SSBよりもありそうで新たな発見でした。ただSO2Rをやったから他の局に負けないと言うのは、設備やロケーションの違いもあるので短絡的すぎですが、自分のスコアをアップするには確実に成果がありますし、暇な時間が減ってコンテストが楽しくなります。そのためにSO2Rを導入している局も少なくないです。

IC-7700 IC-7600 QRP 5W アンテナ設備はBLOGの背景のシステムです。
N1MM, u2R,


今週末はOC DX CONTEST SSBです。

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RTTYでSO2R

2020-09-25 05:41:00 | アマチュア無線
今週末はCQ WW RTTY Contest
これに合わせてRTTYのSO2Rを構築してみました。u2Rの様な一般的なSO2R専用のインターフェースがないとゼロから構築だと面倒そうですが、これがあれば割と簡単に構築できることが分かりました。
加えてサウンドカードが2枚必要です。2CH搭載のサウンドカードだと1枚でも出来るとも聞きますが試していませんので詳細は不明です。


大雑把な構成で詳細な設定は省略します。SO2Rの動きを制御するのはu2Rです。サウンドカードに関して1枚はPC内臓、それともう一枚は外付けのUSBオーディオアダプタ、これは高性能に越したことはないのでしょうが、通販で1000円ちょっとで買えるのを使っています。
最近のリグはUSBオーディオ搭載もありますので、その場合にはUSBオーディオの追加は不要ですのでさらに簡単に

ロギングソフトはN1MMでRTTYのエンジンはMMTTYを使います。MMTTYを2セット、フォルダーを分けてインストールします。(既にインストールしてあれば、このフォルダーを丸ごとコピーして、適当に別のフォルダーに貼り付けるだけです。例えばRTTY SO2Rとか適当なフォルダー名にして)

あとはN1MMの設定でRIG1 RIG2にそれぞれのMMTTYのエンジンを指定します。

これでN1MMを立上て、RIG1 RIG2のログ入力画面でそれぞれのデジタルデジタルインターフェースの窓を開くと2画面現れます。これでRIGからの信号が流れているのが確認できれば、受信はOKです。これに加えてu2Rの設定も必要です。

上手く機能しているのかの試し方は、RIG1 RIG2を同じバンド周波数に設定して、Dueling CQモードにして、交互にCQを出して反対側の窓で受信できていれば正常です。注それぞれのリグにはダミーロード等を接続して最小限の出力で

ここまでやるとSO2Rが実現できます。前提として既にSO2Rを実践していないと、難しく感じるかもしれません。

私の場合、キーボードを2枚それぞれのリグに指定していますので、実際の運用でRIG1で呼びたい局がいればそのリグに対応するキーボードのINSキーを叩けば、相手のコールサインを自動的に取り込んで呼び始めます。ログインはEnterで終了です。

またRIG1でCQ出しながらRIG2で新しい局を探して、見つけたら同様にRIG2に指定したキーボードのINSキーを叩くだけでコールサインを取込んで呼び始めます。この時に大切なのはその瞬間RIG1のCQは自動的に止まるので、同時に2波送信することはありません。

初めて構築してみましたので実際の運用でどうなるのかわかりませんが、今週末のコンテストで実践してみます。

これはデモでDueling CQの一部です。
https://youtu.be/Kl6vt1XMfBw

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IC-7700をリモート使う

2020-09-17 14:10:00 | アマチュア無線
IC-7700をリモートで使用する例は割と紹介されていますので目新しい事ではありません。私の場合は導入部分で苦労した点が一つありましたので、これからの方始められる方にも、そして私自身が忘れないために

今回はLANケーブルを使ってルーターとIC-7700を直接接続して、自宅内LAN上でパソコンから操作するのを最初のステップとしています。

ここでIC-7700のLANの設定を行います。殆どの設定はデフォルトで大丈夫です。そしてIC-7700の設定に合わせてRS-BA1のICOM Remote utilityを設定します。これもほぼデフォルトで大丈夫です。ここまでは、BLOGで検索しても苦労している方はいませんでした。

私はこれで丸1日費やしました。全く繋がらないのです。IPアドレスを間違っているのか?など調べてみますが、思い当たる個所はありません。
それでSNSに投稿したら、同じ症状を経験した私の7700の旧オーナーから神様のお告げが!リモートデスクトップアプリの「Anydeskを停止してください」

止めた途端に、元の設定で何もせずにIC-7700とルーターが繋がった状態になりました。笑
Anydeskが邪魔しているとのことで、相性の問題かもしれません、このAnydeskは先の8N6HQでも使ったので重宝していたのですが、構築の変更が必要な様です。

これで、取りあえずパソコンにインストールしたRS-BA1でIC-700をコントロールできるようになりました。おまけとして、LAN接続のでのIC-7700のcomは20番でこれまで使っていたCI-Vは16番でこちらはN1MMの制御にそのまま使えています。これもありがたい副産物です。

ここまでくれば出先からの接続も難しくないのかと思いますが、その用途はあまり想定していなくて、夏のくそ暑い日にエアコンなしのシャックの無線機をエアコンが効いた部屋から制御するのが目的でしたので続きは、ボチボチやります。

接続は PC(RS-BA1,N1MM)⇔LANケーブル⇔ルーター⇔LANケーブル⇔IC-7700⇔CI-V⇔N1MM(PC)となっています。
接続が上手く行かない場合にはリモートソフトを疑いましょう。

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トイレでの読み物は?

2020-09-14 07:22:00 | アマチュア無線
最近、朝のトレイでの読み物は新聞でもタブレットでもなく、やはり紙の雑誌ARRL発行のコンテストジャーナルNCJ
コンテストだけで定期発行の冊子になるのが凄いし、一つのジャンルとして確立されてそれを盛上げようとするメンバーも、日本だとFive Nineが懐かしい

でっ、NCJの最近?記事では、スポーツの中継の様にリアルタイムでスコアーをwebアップして公開することの賛否が書かれていました。私は面白いと思うのですが、カジュアルなコンテスターには興味はあっても、数回見たらあとは見ない人の方が多いとか、どうなんでしょうか?、自分のスコアを隠したい?知られたくない人もいるのでしょうね。

コンテストをスポーツと考えて、勝つために参加している人にとっては面白いと思うのですが、これに加えて、スコアだけではなく、交信も中継されると更に面白いのかも

上手い人のコンテストは聞いているだけでも楽しいですし


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マルチオペ、リモートで運用した8N6HQ

2020-09-11 23:43:00 | アマチュア無線
コロナの影響でマルチオペでの参加が話題になっていましたが、
コンテスト前には話題になって終わると忘れられる(笑)
総会の前にはJARLの事が語られ、終わると直ぐに忘れられる(笑)
これじゃダメなんですよ

今年の8N6HQはリモートでマルチオペで参加しました。
と言うことを書いていなかったかも

HQのライセンスは既存の局の設備共用の形で免許されます。詳細は省略しますが、この時に既存の局もHQもリモート運用も申請しておけばライセンス的には問題ありません。

実際の運用ですが、特別なインターフェースを使用することなく簡易的でかつ、リモート許可の条件を満たすように、例えば直ちに電波の発射を停止せねばらない時に直ぐに対応できるように、構築しました。
マルチオペ、それもシングルバンドかつCWと言う条件だったから簡単に実現できたのです。

免許を受けた8N6HQには一人のオペを置きます。局の装置の監視、オペの一人として運用、ローターの操作、非常時の対応になります。

HQのシャックはIC-7700, JRL2000,とPCにN1MM,RS-BA1,Anydeskというリモートデスクトップアプリをインストールしている一般的な構成です。他のオペは自宅でAnydeskのみをPCにインストールするだけです。パドルもキーもありません。あたかも自分のPCのキーボードがHQのN1MMを直接操作している感覚です。(いや実際直接操作しているが正解かな)

シャックのPCとはAnydeskで繋がっているだけです。つまりオペはシャックのPC画面を自宅のPCで見て操作するだけです。周波数を変えるのはRS-BA1を操作します。ロギングはN1MMを操作しますので、普段の運用スタイルと変わりません。CWの受信音はAnydeskを通して流れてきます。勿論タイムラグは生じていますが、許容範囲内です。

誰か運用している時でも他のオペも受信音を聞けますので、退屈しません。ミスコピーの指摘やギリギリの厳しい信号の聞き分けも可能です。

今回はHQのシャックに一人他のオペが3名自宅からリモートでした。状況が好転して集まって運用できることも想定して局の構成員は他にも数名登録していました。私を含め全員リモート未経験者です。試運転は1カ月前のALL ASIA CWの時にJG6YLYでやり、これで、行けそうだと思えたのでHQでも採用しました。

スコア的にはどうだったか?昨年よりも1割程度の局数とマルチの減でした。これはリモートだからと言うよりは、コンディションと参加局数の影響の様です。特に国内から呼ばれる時間が短かったです。

余談ですが、リモートが簡単に出来るからと仮にシングルオペでリモートやっても、局のローターの操作、又は他の操作を誰かに依頼したらその誰かが運用しなくてもマルチオペになってしまいます。

今回の運用記を纏めようと思っていましたが、途中で中断していました。詳細は何かの機会に

まっマルチオペの楽しみはみんなで集まってワイワイやることですので、今回のリモートはどちらかと言えばHQをどうにかしてやらねばならない状況だったのが半分、残りは技術的な興味が半分でした。

8N6HQと交信された方には、リモートの雰囲気が伝わるQSLカードが漏れなく届くと思います。既に発送済です。

https://wave.ap.teacup.com/ja6wfm/3084.html

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