JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

ARRL DX CWの動画

2022-02-22 06:24:00 | アマチュア無線
初日21MHzで呼びに回ったシーンと2日目21MHzが開けるまで14MHzで呼びに回ったシーンです。大部分はN1MMのバンドマップをクリックしたのと遣り尽くしたらダイヤルを回したりしていました。SOU(クラスターを利用できる)部門だとマルチは確実に増えます。

以前はSOU(アシステッドともいう)を他力本願(本来の意味ではなく)嫌っていましたが、今は楽しむためのツールと確信しています。ハム人口が減っている中で、マルチも増えて局数も増えれば楽しめる方を選択します。

例がこじつけですが、昔国内ラリーではコースは事前の公開なしでぶっつけ本番でしたが、最近は予め公開されてコースに合わせてどう走るか下見してペースノートを作成して、それを元に走ります。そうすることで安全に速く走れます。コーナーも思い切って突っ込めます。結果として楽しめます。慣れてくるとペースノート無しでもコーナーの入り口でその先がある程度想像は出来るのでしょうが

コンテストではCWだと主にRBNの情報(誰がどこに出ているかを知る)ともう一つ自分の電波が何所まで飛んでいるかを確認(こちらもアシステッドと見なさる)しながらランニングするか呼びに回るかを判断しながら48時間走ります。

SOU/ノンアシステッドだとクラスターを利用せずに(ペースノート無し)全て自力で局を探しますし、どこまで飛んでいるかは呼ばれ具合で判断します。

RBN(Reverse Beacon Network)
http://www.reversebeacon.net/

RBNが確立される前は実際に局を受信した人がネットに情報をアップしていました。(SSBだと今でも同じ)
RBNは世界中に無人の受信局があってSDRとスキマーでバンド内にいる局を一斉に受信してCW/RTTY/FT8等の信号をデコードして運用情報をリアルタイムでネットにアップしています。

殆どのロギングソフトにはこの情報を反映させるバンドマップやAvailableリストが搭載されています。

詳しい事はお友達に尋ねましょう

Day 1 21MHz(フルブレークインでやっているのとCWのサイドトーンのレベルが低いので私の送信が分かり難い)
https://youtu.be/x7Z_ahb1XkE

Day 2 14MHz
https://youtu.be/OvHpBgdckT8

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週末はARRL DX CW

2022-02-21 11:38:00 | アマチュア無線
ARRL International DX Contest CW
にSOU(Assisted)ローパワー(100W max) 15mシングルバンドで参加しました。
最近はメジャーなコンテストはJG6YLYでマルチオペで参加していましたが、今回は他のメンバーに頑張って貰って、私はシングルオペでこちらに参加しました。

昨年ルールの変更が発表されてシングルバンドでもSO(クラスター等は使用できない)/SOU(クラスターの使用を認める)の二つに区分されて、さらにQRP(5W max)/LO(100W max)/HI(over100W)の3クラスに区分されたので面白いかなと、それとアンテナを入替たのでコンディションとアンテナの感触も確かめたかったのが理由です。

1月後半から2月に入ってからアメリカの東海岸も良く聞こえたりしていたりで15mのコンディションは更に良くなってきていたので、スター前までは妄想で500QSOを目論んだのですが直ぐに400QSOに修正、さらに前半終了時点で300QQSOに再修正しました。

スタート直後はランニング(34WPM)を試みましたが10分位走っても殆ど呼ばれず効率が悪かったので初日は殆ど呼びに回り(32WPM)ました。今回はクラスター使用できるクラスを選択したのでN1MMのAvailableリストで上から(バンドの下)片っ端に呼びまくりました。同時に呼ぶ局が居なければ相手の信号が弱くても1回での応答が多かったので、これは楽しかったです。同時に呼べば勝てません.....100QSOで終了

2日目日曜日の午前中は7時頃からボチボチ聞こえ始めて、ランニングと呼びに回るのを交互やっていました。それでも呼びに回った交信数が多かったです。228QSOで終了なのですが日曜日は7時から出来たので初日よりも2時間多い割には、多分交信済も多くて伸びが少なかったです。

3日目月曜日の朝です。ここは九州からは外せない追い込みの時間帯です。現役の人は出勤ですので、ライバルが減って呼びに回っても効率は悪くないですが、ランニングを選択します。Wが全てランニングしているわけではないので呼びに回る局も少なくないのです。それにそれまでラニングしていた局が新しい局を探し回るので呼ばれる割合も多くなります。
私はQRP5Wでやるときもランニングを選択します。呼びに回って届かない事よりも、呼んでくる割合が多い時があるからです。

これで修正目標の300QSOを超えることが出来ました。
マルチは51獲れたのは大漁です。コンディションの上昇を感じさせてくれました。

次はARRL SSBですがSSBではインターフェアーがあるので自宅からの参加は微妙です。

IC-7700(100W) NAGARA T25DX 5ele N1MM




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ARRL DX CW/SSB ルール変更

2022-02-18 23:05:00 | アマチュア無線
明日からARRL International DX Contest CW 開催です。
シリアスなコンテスターだと既にご存じだと思います。私は今週になって知りました。

昨年ルールの見直しがあり、これまでシングルバンドにはパワー区分がありませんでしたが、今回からQRP/Low Power(100W)/High Powerの区分が出来ました。

更にクラスター等の使用を認めない(Limited)と使用しても良いUnlimitedも加わり一つのバンドで6クラスから選べることになりますのでエントリーするクラスの選択肢が増えて楽しみも増えたかもしれません。

雑誌やネットの情報では変更前のルールを掲載したり、変更前の日本語訳にリンクされているのをそのままにしているサイトもありますので、原文を読んで理解するか、信頼できる仲間に尋ねるのがベターです。
Low powerは100Wになっています。これも以前の150Wと掲載しているサイトもあります。「詳細は原文を」とリンクを貼ったとしても誤ったルールを掲載するくらいならば、確実な部分だけを抜粋して掲載するべきです。

https://contests.arrl.org/ContestRules/DX-Rules.pdf


以下の原文はルールの変更の一部です。

7. Awards
7.1 Online certificates will be available to all eligible participants. This includes:
7.1.1 Top Single Operator, All Band entries (QRP, Low Power, High Power) in each DXCC
entity and ARRL/RAC section.
7.1.2 Top Single Operator, Single Band entries (QRP, Low Power, High Power) in each
ARRL/RAC section and each DXCC entity.

ARRL International DX Contest Rules Version 1.08 Page 4 of 11
7.1.3 Top Single Operator Unlimited, All Band entries (QRP, Low Power, High Power) in
each ARRL/RAC section and each DXCC entity.
7.1.4 Top Single Operator Unlimited, Single Band entries (QRP, Low Power, High Power)
in each ARRL/RAC section and each DXCC entity.

7.1.5 Top Multioperator, Single Transmitter; Multioperator, Two-Transmitter; and
Multioperator, Multitransmitter) entries in each DXCC entity, US call area, and in
Canada
7.1.6 DX stations submitting an entry with more than 500 contacts on either mode.
7.1.7 Additional certificates will be awarded as appropriate.

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トンガの津波と非常通信

2022-02-03 16:30:00 | アマチュア無線
トンガの火山噴火津波と非常通信
トンガの首都ヌクアロファがあるトンガタプ島の北おおよそ65㎞程離れた海底火山「フンガ・トンガ フンガ・ハアパイ」が日本時間の1月15日午後1時頃(トンガ時間午後5時)が大規模噴火、それから津波が発生しヌクアロファで約85cmの津波を観測、その後流れてきたのはネットが切れる直前に投稿された唯一の動画のみ、どこのニュースやYoutubeを見て同じ動画である。

この動画に現れる海に面した道路はトンガ滞在時に普段自転車で走っていた道路で海岸から10mから50m程離れている。場所と潮位にもよるが海面から1m程度の高さから2m位なので、海に面する地域は危険な状態であるが、津波が街を飲み込む規模ではないと想像していた。ただ人の膝や腰辺りまでの波でもその中に居たら流されるのは当然だろう。後の報道では15m級の津波ともいわれているが、仮に首都のある北海岸に15mの津波が来たら街全体が完全に流されてしまったと思う。なので火山灰の影響を除くと、西側のリゾート地の様に甚大な被害は出ているが、一部の地域だけと想像していた。

それからトンガで唯一のハムであるA35CS Christianのfacebookのメッセンジャーをチェックすると津波発生以降既読になっていなかった。最近は彼の声を聞くこともなかったので無線を続けているのか定かではなかったが、何らかのアクションが無いかと待っていたが何もなく時間が過ぎて行った。ある知り合いの日本のハムはIARU-R3での動きは無いかと探ってアクションを起こしていた。

私も、JICA関連でも近隣国の事務所から現地とのコンタクトの可能性を探ったが、海底ケーブルに損傷が発生してネットも電話も繋がらなくなっていたので何も分からない状態であった、また現地からの発信は衛星電話のみであったがこちらは行政が優先して使用していたであろうし、噴煙の影響なのか?使用は限定的であったようだ。

津波から1週間後1月21日頃、地元の通信会社デジセルが衛星回線を開通させたとのニュースが流れてから個人レベルでも少しずつ電話が繋がるようになったようで、トンガでのアマチュア無線の普及を目指してChristianを6年以上ずっとサポートしているWB2CM Carlosから、「やっと彼と電話でコンタクトが取れた」と連絡を貰った。この時点で限定的ではあるが、公衆の通信も繋がって行政も現地情報の発信を始めたので緊急(瀕死の重傷を負っている人や土砂に埋もれて今直ぐにでも助け出さなければならない状況等)を要する非常通信の可能性は低くなったと思う。

ただ、災害発生後、携帯が繋がり難い状況下での「地域貢献型通信」の可能性はまだあるのだと思ってChristianとのコンタクトを試みるが、結局Christianとは無線では交信できなかった。Carlosの情報ではChristianは「津波発生後に無線を聞いてはみたが何も聞こえなかったと話している」又はChristianに「R3リジョン3の非常通信周波数を聞いているので、出てみるように」とCarlosから伝言してもらった。その伝言に対して日本時間の朝の10時前に出てくるとの返事を貰っていた。私は仕事だったのでJA6GCE,JQ2GYU,VK3GKを始め幾らかの知り合いに聞いてくれるようにお願いしたが、聞こえてはこなかった。

もしかしたら彼は無線よりも優先することがあったのだろうと想像する。私も一度だけChristianに電話して繋がったが外出中では直接話すことは出来なかった。その後も電話してみようかと思ったが限定的な回線状態のときに海外からの電話が集中して本来必要とされる電話が繋がり難くなってしまえば、これは迷惑でしかないだろうと、その後は電話はかけてはいない。

津波発生からほぼ1週間、衛星回線が繋がって限定的に電話も繋がるようなるまで、またその後もChristianが積極的に無線を利用しなかった理由を想像してみた。
我々が想像する状況と現地の状況の違いはなかったのか?
設備は使える状態にあったのか?
彼らの考える緊急性はどうだったのか?
他に優先することがあったのではないか?
例えばトンガの人達はこの様な災害が発生した場合に先ず自分達で復旧作業を始める。そこで「そんな時に無線やる?道路や空港の火山灰を撤去するのが優先だろ?」

日本だと北国では、この時期だと家の前に雪が積もって、外にも出られない、先ずはそれを片付けることが優先である「えっ無線?」そのような感じだろうか?

それでもアマチュア無線家が本島や離島にいたらどうだろうか?公衆回線が全滅している状況ではバッテリーさえあれば殆どの12V使用の無線機は車のバッテリーでも使用することが出来るので、公衆回線が繋がるまでの1週間、連絡網の確保は出来たであろうと思う。また災害発生後の限定的な公衆回線のなかで連絡網として機能したであろうと思う。

東日本大震災の時には直ぐに全国規模で非常通信が始まって、現地の情報が伝えられていたが。これをそのままトンガに置き換えることは無理があるが、地域に合った災害時のアマチュア無線の活用の可能性はあるように思える。

現在は日本を始め、ニュージーランド、オーストラリアからの救援物資が
届き始めて、少しずつ復旧に向かっている。現状ではアマチュア無線の出番はないと思うが、大洋州の島々から成り立つ国では、これから先の事を思うと、行政が行う災害時の通信網の整備は優先課題だと思うが、大げさに言えばアマチュア無線が、公的な通信網のフェイルセーフ的な役割で、普段は趣味として無線を楽しんで、災害時は活用できる体制を考えておくことも必要かと思った。

Christianともそのようなことについて情報交換を続けて行きたいと思う。

2年ではあるがトンガに滞在して、唯一の地元ハムであるChristianとも出会ったことで、今回の災害で無線で何かできることはないだろうかと考えている。思い付きは色々と出てくるが、現地の状況を考えると、素人アイデアなので、どれも、課題があることばかりである。
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