恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

9/7(土)連雀亭 昼席

2019年09月07日 | 噺とか
明日、9月8日が落語協会の謝楽祭のため、黒門亭もなし。
ちょっと手軽にどこかへ、と連雀亭へ向かいます。
とはいえ、こちらもやはり落語協会所属の噺家さんは出ておらず。
ま、こういう日もありますね。
そういう時こそ新たな発見もありそうですが。

栄豊満「太閤の白猿」
鯉 舟「浮世床」
吉 馬「たがや」
只四楼「真田小僧」

三遊亭栄豊満さんは梶原いろは亭で見て以来2回目です。
マクラから本題に入るときに眼鏡をはずすスタイル。
この噺自体はもともとが上方のものなんだそうですが、
初めて聞きました。

瀧川鯉舟さんは初めてお目にかかります。
というか、この日は栄豊満さん以外はみんな初見です。
なんだろうなぁ、なんとなく噺家さんらしくない話しぶり。
「浮世床」の読書のところでしたが、いろんな噺家さんで聞いてるもんで、
やはりどうしても比べてしまいますね。

三遊亭吉馬さん、先刻亡くなられた漫才の新山ひでや師匠の話題をあれこれ。
芸協主催の寄席にはほとんど行ったことがないので、
実際にお目にかかったことはなかったため、
訃報の話題ぐらいしか知らなかったのですが、いろいろありますねぇ。
噺はまだ夏の暑さが残る、と「たがや」へ。

トリは立川只四楼さん。
Wikiで調べてみたら、もともと漫才をやっていた人なんですね。
昨年二つ目に昇進したばかりですが、やはりベテラン感が漂う。
今日聞いた中では一番良かったと思います。
で、この日は連雀亭のワンコイン寄席・昼席・夜席とすべてに出ると。
全て同じマクラと噺をやろうとしていたら、
ワンコインと同じお客さんが昼席にも来たため、
仕方なくマクラも噺も全部買えます、と。
「お見立て」をやろうとしていたらしいのですが、どういうわけか「真田小僧」。
トリで時間もあるから最後まで行くのかと思いきや、
終演時間より10分早く途中で切り上げてしまいました。
せっかく面白かったので、最後まで聞きたかったのですがねぇ。

私にとって顔なじみの落語協会所属の噺家さんのいない連雀亭。
良きにつけ悪しきにつけ、勉強になりましたよ。

恐懼謹言。
コメント
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