恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2022/12/02 末廣亭昼席(主任:橘家圓太郎)

2022年12月02日 | 噺とか
師走の寄席へ。
末廣亭は昼席の主任が圓太郎師匠、
夜はきく麿師匠のトリです。
新作派の多い夜席も魅力ながらも、
そこは時間の制約もあり昼のみ。
圓太郎師匠もとても魅力的なので、
平日ののんびりとした雰囲気と共に、
ゆったりとした時間を過ごしてきました。
途中の黒酒さんのところから。

芋俵       黒酒
紙切り      楽一
荒茶       志う歌
ぞろぞろ     わさび
漫才       ホンキートンク
松山鏡      歌る多
東急駅長会議   清麿
奇術       夢葉
天狗裁き     さん喬
あちたりこちたり 小満ん
─仲入り─
時そば      柳枝
漫才       笑組
お血脈      扇辰
大安売り     小団治
太神楽      仙志郎・仙成
雛鍔       圓太郎

黒酒さんは、先日の鈴本以来。
二つ目昇進したばかりとは思えない貫禄、
そして噺をする雰囲気が良い。

楽一さん、横綱土俵入りから、
リクエストでウルトラマンとW杯。
どちらもお囃子さんの三味線がgood。

全体的におとなしい感じの客席でした。
志う歌師匠はかなりのご無沙汰で、荒茶。
この話もあまり聴く機会がないような。

わさび師匠、新作を期待しましたが、
平日にやる勇気がない、と、
池袋のエピソードからの古典。

ホンキートンクも久しぶり。
メンバー変更あって時間も経ちますが、
どうもまだ慣れてこない。
ネタも概ね以前の通りだからですかね。
もちろん、面白いんですけどね。

歌る多師匠、松山鏡は初めてかも。
立て板に水の語りが心地よいですね。
ブログの更新頻度が減っていますが、
昨今の騒動の影響もあるのですかねぇ。

代演の小満ん師匠、あちたりこちたりを
久しぶりに聴きました。
なんというか、大爆笑ではないけど、
クスッと笑えるところの連続が楽しい。

扇辰師匠は先日の黒門亭以来。
地噺はあまり印象にないのですが、
コンパクトにまとめて楽しい一席でした。

トリの圓太郎師匠、
サッカーW杯のスペイン戦や、
小学5年の娘さんとのエピソードから雛鍔。
マクラたっぷりで本編は20分ぐらい。
とはいえそこは圓太郎師匠の魅力ですね。
丁寧に、そして楽しく仕上げます。
途中のカミさんに小言を言うあたり、
とても小気味よく、聴いていて楽しい。

相変わらず場内でのマスク着用と、
飲食の食のほうは禁止。
仲入りには係員の方がしきりに声掛け。
なかなか自由に寄席演芸を楽しむ環境は戻ってきませんね。

恐懼謹言。
コメント
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