黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 中々当たらないコンディションの予想と結果

2016年06月06日 | アマチュア無線


 DXingに挑戦する場合は基本的に交信する相手側の生活パターンに合わせる必要が有りEU方面だと7~9時間の時差が有る為に平日だと基本的には仕事が終って在宅時間に当たる相手時間で17時~24時と成る。此れは日本時間の(EU方面との平均時差が8時間とすると)01時~08時に成る。HF帯のDX交信は御互いがグレーゾーンで(双方の間だが日没である事)有る事が望ましく此の時間帯はEU方面は宵の口から深夜に向かう時間帯で日本側は深夜から早朝に向かう時間帯となる。


 此の時間帯に必ず相手側とのパスが開ける可能性は無いが(DXコンディションは人為的には如何する事も出来ないので)双方間のグレーゾーンと相手の生活パターンが一致した時間帯は其れだけDX局との交信の可能性は高まる訳で此れだけは相手に合わすしかない。今の時期は夜明けが早いので05時JSTでは既に辺りが明るく成って居るので05:30JSTから遅くても06:00JST頃にはハイ・バンドの各周波数帯に於けるEUの信号はフェード・アウトして行く状態は理に叶ったものである。


 多数の海外局との交信チャンスは相手側の多くの局が運用し易い週末が確率が高いので土曜日の早朝から月曜日の早朝へかけての「朝駆け」は必要で特に日曜日と月曜日の早朝の運用は疎かには出来ない。昨日の早朝は05時少し前に起き出した関係で時間的余裕が無かった為に各周波数帯をじっくりと聞いて把握する事が出来ずに殆どの運用が18MHz帯に限られて効率が悪い状態で終ったので昨晩は「明日の朝は03時頃に起きる」と念じて22時前に布団に入った。


 パッチリ目覚めたのは02:05JST頃、早速7MHz帯から聞き始めたがCWモードの海外の信号は余り聞えず18MHz帯に上がったら7Z1JA(Saudi Arabia)が先ず先ずの信号強度で入感して居たので駄目もとで呼掛けたらラッキーにもCBが有り交信する事が出来た02:10JST~03:00JSTを18MHz帯で其の後10MHz帯にQSYして聞き始めたら9J2HN(Zambia)が弱く入って居たので暫く聞いて居たが運用がオンフレで然もEU局の呼び合いでCBが解らない状態が続いたが一寸した間隙の際にコールしたら「JH?」と返ってきたので二度ほどコールサインを送ると完璧に返って来て交信が成立、此の二局は特別に難度が高い場所では無いがDXを遣る局で有れば聞こえていたら呼掛けたく成る場所で其処等辺のEUとは別格なので早朝に目標を持って早起きした意義があった。其の後10MHz帯と14MHz帯で1局と交信したら05:01JSTと成って此処連日開けて居た此の時間帯以降の18MHz帯のSSBの信号も殆ど聞く事も無くEU方面のコンディションはフェード・アウトした。


 DX通信の世界は人力の及ばないコンディションに左右される中で無線設備やアンテナ・システムの改善や運用技術の習得も重要だが一番必要な事は電離層生成と其の働きや其れに伴う電波伝播の理論を知り其の上で経験が伴った予測が出来る様に成る事と思う。珍しい場所との交信は其れ成りにスリリングで面白いが日常茶飯事にある事では無い。私は日々のDXingで自分なりの目標や予測を持って取組んだ事が滅多に無いが結果と成って表れて来た時に凄く充実感を感じる。今朝は正にその様な日と成った。




     今朝の交信実績

  DC7DX(18MHz,SSB)          7Z1JA(18MHz,CW) 

 

     HG10CC(18MHz,CW)              R85WTA(18MHz,CW)

 

  EW1I(18MHz,CW)              R90DNF(10MHz,CW)


  R45AWE(10MHz,CW)        9J2HN(10MHz,CW)  

 

       R85WTA(7Mhz,CW)                 HG10CC(10MHz,CW)  

 

       9A1700SBD(10MHz,CW)    LZ425STA(14MHz,CW)

コメント (2)
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