我が町紹介シリーズも第8回に成ると「今度は何処にしようか?」と考えねば成らない様に成って来た。阿南市にも沢山の町が有るが人口1万人を越えた町は私の生まれた羽ノ浦町(13210人)と隣町の那賀川町(11230人)だけ阿南市全体で人口は76407人(30059世帯)と成って居り2町で全体の約32%を占める。元々此の二つの町は徳島県の中でも人口の多い町で単独の町として行政が長く続いて居た事も有って其々に在所名は沢山有るのだが町が小さく分かれなかったので一町当たりの人口が多いのだろう。然し平成の大合併の気運と同時に一番コストと手間の掛かる生ゴミの回収事業や屎尿処理施設を町単位で運営する事の難しさも有って一番最後の段階で同時に阿南市に吸収合併された。この地区は元々は旧の那賀郡に属しこの那賀郡は剣山の麓から紀伊水道の海岸線に至る細長いが広大な面積を有する郡で有り嘗ては5町2村を有する郡で有ったが平成の大合併前後で1郡1町に成り大きく様変わしアマチュア無線の移動運用を考えると町村が減り徳島県下で無線的には一番面白く無くなったエリアである。
羽ノ浦町は昔から県南方面への交通の要所として栄えた町であったが最近は此の町の中心部を通らず町の手前から那賀川町の田園地帯を一直線に阿南市の中心地へ抜けるバイパス道路が開通してからは「通行道路が変われば町が変わる」と言われるが如く県南部(阿南市や海部郡)へ向かう車は大半が那賀川町を通過する為に人と車の流れの様相がガラリと変わってしまった。従って前のブログの道の駅「公方の郷」も此のページの最初の写真の阿南科学センターやコートベール徳島ゴルフクラブや阿南市役所那賀川B&G海洋センター、出島野鳥園等の文化施設の大半はこのバイパス道路の海岸線側に集中している。最初の写真の科学センターは那賀川町が多分未だ阿南市に合併しない前の時期に「故郷創成費用」(漢字変換が間違って居るかも?)として日本全国の各町村に配られた1億円で天体観測ドームを建設したと思うので生え抜きの町民だと阿南市が頭に付くのは納得出来ない人達も居るのでは?(勘違いしてたら御免なさい)B&G海洋センターも同じくB&G財団から那賀川町政時代に寄贈された物で私達も剣道の試合等で良く利用したので此れは間違いが無いと思う。
今回、此れ等の写真を撮りに行った段階で科学センターに止まった大型バスから小学生が徒歩でゴルフ場のある海岸の方へ歩いて居たので其の後を追ったら出島野鳥園に向かって居た。私は此の施設の存在は全く知らなかったので「へぇ~こんな場所が有ったのだ!」と子供達が帰った後でユックリ見学したが二番目の写真の場所から野鳥を見学出来る様に成って居て暫く見学して居たが鳥達はのんびりと池を泳いで居て30分間位の時間は何の変化も無い状態・・・・・カメラを三脚に固定して待ち構えて居たので悪いとは思ったが近くの水際に石を投げて水音で驚いて飛び立つ瞬間の写真が撮りたく成って窓の小さい隙間から石を投げ出そうとしたら手元が狂い内側の壁に当たって跳ね返った石がカメラの数十センチの近くに跳ね返りあわや虎の子のカメラをパァ~にする所で有った。然し懲りない爺さん今度は声で鉄砲の音真似をしたが鳥達は全く動ぜず変化は無く仕方なく諦めて出て来たら同年輩の人が駐車場に居て多分私の大人気無い声が聞こえて居たのだろうニヤニヤ笑って居たので恥ずかしい事此の上無い。今回の私の所業は鳥の観察をする人として遣っては成らぬ事をしてしまったので大反省する事と成った。
科学センターの中には小学校の子供の見学が多かったので観測ドームの内部や望遠鏡の見学は見合わせたが夏場に家族を対象とした夜の観望会の案内が広報に載って居るので星の好きな家内を誘って一度訪れたいと思って居る。町の人口では勝っても文化施設面では私の生まれた町は及ばない事を実感した。