黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 パソコンの異常温度警告エラーの原因

2016年11月16日 | その他


 私が一番使用するパソコンのDELLのOPTIPLEX-775が夏頃からCPUの温度上昇警告表示と警告音が長時間使用すると時々作動する時々症状が出ていた。最初の内は本体パネルの空気取入れ口のグリルの部分を掃除機の直管部分を当て吸取れば正常に動作して居たが先月頃から其の対応では駄目でパソコンを2時間以上使用すると出る時々症状に天板を外しCPUクーラーのヒートシンクを外して其の上の冷却用のファンも外して羽根の埃とヒートシンクのフィンの隙間を綺麗に掃除して使用していた。分解した時にCPUとヒートシンクの間の熱伝導グリスも塗り替えるべきであったが手持ちが無かったので其の侭で仕方なく組上げて使用して居た。


 此のパソコンは非常にコンパクトで場所を取らない上に動作音が非常に静かで無線機の送信中の音声の中にファンの風切り音が入り難い事が気に入って一番重宝してるのだが矢張りセットを分解すると音も静かなだけにファンも小さいしチャチナ部品を使って居る「この様なファンで本当に確りCPUを冷やせるのか?」と如何しても疑問を感じる様なファンを使用しているのだ。まして此のパソコンは私がCPUをオリジナルの物より可成りグレードの高い物に交換して居るがファン用のダクトや其の取付け構造的にファンの入替が出来ないので仕方なくオリジナルの物を使用して居るしビデオカードも本来はオンボードの物を使用だが此れは画面表示の大きさの制約や画質や表示スピードが劣るので此方も増設用のスロットに別のビデオカードを挿して使用して居り此のカードの発熱量が半端な状態では無い(勿論冷却ファンは装備済み)其れでも問題無く動作はして居たが此処2週間位は2~3時間連続の動画などを見続けると必ず症状が出る様に成った。


 警告エラー表示は相変わらずの「冷却ファン及ぶヒートシンクのチェックをして下さい」の英文表示、前回に遣れる事はして居たので?やはり熱伝導グリスの問題か?其れ以外にする事も無いし回路的な問題では無さそうだし?」何故なら警告表示はクリックして消せばパソコンは動作するのだが暫くすると同じ動作の連続でパソコンが熱暴走に寄るハングアップする様な事は一度も無かった。其処で熱伝導グリスの可能性は少ないが遣れる事は遣らねばと思い立ち先日、車検用の保険書類を取りに徳島市内に行った時の帰りにパソコンショップで熱伝導グリスを買い求めて念の為に塗り直してみたが矢張り症状は改善されなかった。(熱伝導グリスは結構値が張り1500円の投資は無駄に終った)


 其処で二日前に徹底的に原因を追究する為にパソコンを早朝から連続通電状態で動作させたが通常の待機状態では何時間経っても症状は出ない。此の段階で「単なるCPU(CPUだけの発熱量に寄るトラブル)だけの問題で発生する症状では無いのでは?」と何と無く感じた。其処で動画を長時間動作させると時間は区々だが何時かは必ず症状は再現する。其処で症状が出た段階でパソコン本体の空気取り入れ口からドライヤーで冷風を送り込むと症状は直ぐに治まるが10~20分すると動画再生時は必ず症状は出るのでCPU自体の発熱の問題では無くセット内全体の熱が抜けずに警告表示が出るのでは?の考えに至った。其処でパソコン本体を引っ張り出して天板を外そうと触ったら矢張り天板は可成り熱い状態、天板を外してCPUのヒートシンクを直接に触ったが確かに熱いが私が思って居た程は熱くは無い状態、反してビデオカードのヒートシンクは触って居られない程にチンチンに熱い状態だしHDDのケースも思いの他に可成り温度が高い。パソコン形状がコンパクトな為に別挿しのビデオカードのヒートシンクとHDDケースのサイドとの距離は1cm位しか離れて居ないが其れにしても温度が高過ぎる。取敢えずビデオカードをソケットから抜き取りファンの羽根とヒートシンクのヒダをピンセットとメン棒を利用して綺麗にした。次に念の為にHDDを取外す為にSATAコード類を外しHDDを斜めに持上げたら別のコードが見えたので「あれ ひょっとしたら冷却ファンが装備されてるのかな?」と気が付いた。今まで沢山のメーカー製のパソコンを見て来たがHDDに確りした冷却装置が付いているセットを見たのは初めてで驚いたと同時にひょっとすると此れが原因の可能性かもと裏返してファンの羽根を見たらプロペラ状の構造と違う羽根には可なりの埃が溜まって居た。此れは掃除機では取れなかったので同じくピンセットとメン棒で丁寧に掃除した後に全てを組上げて早速テストを始めたが可成り過酷なテストを長時間に渡り繰り返しても症状は出なく成った。


 此のパソコンの各部品の内部配置はパネル前面の空気取り入れ口から入った空気は電源ボックスに使用して居る様な口径のチャチナ構造のファンでヒートシンクの冷却フィンの目を抜けた後HDD下の空間を通り後面の排気口から外部に流れ出す構造で多分此のHDD冷却ファンの吐き出す風の流れも利用してCPUでの発生熱をも上手く放出して居る感じ、本来はオンボードでのビデオ回路を使用するシステムに別のビデオカードを使用し発生する熱がHDDのケースが近い為に上手く流れず且つHDDの冷却ファンの目詰まりに寄る空気の流れが悪く成りセット内の温度が上昇し警告が出るのでは?の結論に至った。特に動画の再生時にはビデをカードの負担が大きいので発熱量も当然に増えて症状が出易く成るのではと思える。エラー表示は全て英文なので私には良く解らないがHDD本体の異常温度検知回路は多分附加されて居ないと思われるので?多分ビデオカードの発熱量とHDD冷却ファンの能力低下の相乗効果でCPUのヒートシンクを抜けた後の空気が澱み異常温度上昇検知が作動したのだろう。


 今回は異常温度上昇検知の作動エラーと成るとCPUの冷却装置以外には考えられないと思った事と今まで使用したパソコンのHDDに過去の経験から冷却装置等は付いて居ない筈と思い込んで居た先入観が邪魔をして原因の追究に随分手間取ったが良い勉強に成ったと思うしか無い。何故なら人に口答で教わった事は時間が経つと直ぐに忘れるが自分で悩み経験した問題解決は時間の経っても決して忘れる事は無いからである。

 

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 静かに成ったハイ・バンド

2016年11月16日 | アマチュア無線


 此の1ヶ月以上の相次ぐ南太平洋方面からDXペディションも漸く一段落した感じで昨日辺りから各周波数は静かに成って来て昨日と今朝の午前中はDX局との交信は無しの状態であったが午後の時間帯には少しDXの信号も聞こえて交信は出来る様で我慢強くこまめに聞くしか無い様である。




          昨日から今日までの交信



  V63AJ(14,CW)  CE2AWW(21,CW)  HC5F(21,CW)

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