昨日は雨降りで散歩に出掛けなかったので夜に部屋の明かりを消して窓から外を覗きましたが蛍が飛ぶ光は見えませんでした。今日は天気が凄く良かったので昼間は可也温度が上がって居た為に散歩は18時頃に出発して15分もすれば太陽が山の向こうに沈むと直ぐに少しひやりとした空気感に早代わりして非常に心地良く何時もだと往復で1時間の散歩ではびっしりと汗をかくのですが今日は其れも無く快調だったので30分程歩きを延長して家に帰り着く頃には周囲は薄暗く成って居ました。我家の玄関口に至る横の農業用水路の上を見ていたら20匹ほどの蛍が既に元気良く御尻を光らせながら飛んで居ました。
矢張り初めて蛍を見つけてから2日目に成ると確実に蛍の数は増えて居る様でこの日曜日辺りが一番数が多く成るのでは?と思います。何せ蛍は10日前後位の寿命なので毎年5月25日辺りから姿を現し長くても6月の第一週が終わる頃にはピタリと姿を消して仕舞います。今の最盛期の蛍は其々仲間が居て求愛動作とも言われて居ますが蛍の点滅する光が段々と同期して同じ間隔での光の点滅が不規則な光跡を残して元気良く飛ぶ様は見応えが有りますが時折、最盛期を過ぎた時期遅れの蛍が飛んでいる様を見ると折角この世に生まれ出ながら仲間と会う事も叶わず子孫を残す事無く寂しく一生を終えると思うとその点滅する光も物の哀れさを感じて仕舞います。
其の意味では桜と蛍は現れたかと思うとあっと言う間に姿を消して仕舞う潔さで桜は本格的な春の訪れを蛍は初夏と梅雨の訪れを知らせてくれる季節の移り変わりを知らせる風物詩と成って居ます。