黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 畑の土壌改良作業に取り掛かり始めた。

2022年04月12日 | その他

 

    

 

 先週の或る日に私の親父が夢枕に現れて『百姓の息子が畑を草茫々にして何をしとるんや、無線ばかりをしとるのが能でないぞ!』と怒られた。

 

 私は畑を草茫々にした憶えは無いのだが確かに言われると個人が作物を作り楽しむには十分な面積の畑を持ちながら其の畑本来の目的とは違う無線アンテナの置き場所として使用し小まめに草刈りは行っては居るが状態は雑草の絨毯状態・・・・・・

 

 此処数年間に渡り親父が夢枕に出て来る事は全く無かったのだが如何やら此れは私の潜在的な意識の中にあった事が夢として出て来た様に思えた。私は片田舎の貧乏専業農家の三男坊として生まれ、小学校の低学年辺りから農作業を手伝う様に成ったが御近所も全て農家で歳の近い子供たちは遊び心で家業を手伝う事は有っても強制される事は無かった様だが我家は『農作業を手伝え!』とは直接に言われなかったが『働かざる者は食うべからず』的な暗黙の空気感があり、農繁期には5人の兄弟は皆、農作業を手伝って居たが私は遊びたい盛りで此れが嫌で成らなかった。

 

 其れと近所のサラリーマンの家庭では此の農作業自体が無かったので何時も羨ましくて『何で自分はサラリーマンの家庭に生まれなかったのだろう?』と思って居たし此の頃には子供心に不思議だが農家には毎月の定期的な収入が無い事や封建的な家族制度(その頃は祖父が農業収入の実権を握り、父母は一番働きながら定期的な収入が無く何時かは其の全財産を受け継げる約束の、ただ働き制度)と1町5反程度の専業農家には将来は先が無い事は強く実感していた。

 

 従って私は成人したら絶対農業に携わらないサラリーマン(技術職)に成りたいと思い其の道を歩んで来たので現在の我家の敷地に個人が楽しみで行う程度の広さの畑が有っても此の地に住み始めてからの42年間で畑仕事をしたいとも思わなかったし遣ってもこなかった。

 

 然しよく考えてみるとエンジン草刈り機に寄る草刈り作業だけでも年に6~7回は遣らなければ成らないし、其の手間暇を掛けても其処から何も得る物は無いし其れに農家の真っただ中に在りながら畑を無線のアンテナ関係の置き場所だけに使用して居るのは歳と共に気に成り始めた。其れに私が今の所、一番夢中に成って居るアマチュア無線も現在の状態を何時まで続けられるだろうか?等と考え始めた事や、次の代の息子に今の侭の状態では渡せないな、と思ったら私が親父から受け取った状態までには戻さないければ!との思いに至った。

 

 其処で親父に夢で気合を入れられた事も有って先日から一念発起、作物作りの前に長年に渡り放置した痩せた畑の土壌改良に取り組む事に成り畑の土を深く掘り返して見たら此処は元、那賀川の川底の一部だったので大小の石が出て来るは出て来るはの状態!其の上に両親が畑の耕作をしなく成ってから我家が建つまでの何年かに渡り人に見付からない体の良いゴミ捨て場と化して居た様でガラスの破片や其の他諸々の物が出て来たので危なくて仕方がない状態に!其処で写真の様に畑の土を30cm程度を掘り返し其れを『ケンド』写真の丸い器具で篩いに掛け異物を取り除いた上で底に肥料をタップリと引き詰め、其の上に篩を掛けた上土を被せる作業を遣り始めたが此れは1日3時間程度の作業を遣り続けても出来上がるのは精々1.5~2m程度が限度で此の畑の全面積の土壌改良作業が終わるのは1か月先か?

 然し決断して一度遣り始めると農家の息子、あれ程に嫌だった土弄りも楽しくは無いが『意地にでも遣り終えなければ!』の思いに燃えて居る。此の行動に一番驚いたのが実は家内で以前の私の思いや行動等は十分に知って居たので私の変わり身や行動に未だ半信半疑状態・・・・・・・然も下手に関わると手伝わないと成ら無くなるので(家内は町育ちで私以上に畑仕事は嫌いな方)当たり障りの無い対応をして居るが今日『外は暑いから大変でしょう。』と優しく麦藁帽子を買って来てくれたが作業を手伝う気配は無く、安楽椅子に腰掛けて終日、大好きな本を読み漁り協力態勢は無し、又、近くを通る御近所の方々の表情も色々で『あの おっさん何を思ってあんな事をやって居るのか?』と興味深々で車を徐行し見届けながら通って居る。

 

 まあ思う事は色々とあるが『思い立ったが吉日』で行動を起こすなら今が年齢的にも最後のチャンスかとも思う。出来上がって野菜作りが面倒と感じたら季節毎に何か花が咲き揃う『お花畑』でも作ろうか?等と現在は夢見ながら作業を進めて居る。

 

 

 

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