黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 前回の運用3Y5X彼是

2018年01月24日 | アマチュア無線
 愈々ブーべ島からのDXペディションが行われる様だが当局の古い業務日誌に書き込まれた走り書き等を調べてみた。当局の此の地との1stQSOは1989年の12月30日の14MHz,SSBに始まり最期のQSOは1990年の01月06日の7MHz,SSBでのQSOで終わってアマチュア無線家には正にビッグなお年玉に成った。当時私は41歳でDXingに熱心に取組んでいる時代で有った。


 確か其の当時のアンテナ・システムは7MHz帯がクリエートのAFAー40(短縮2エレ八木)に14~28MHz帯はミニマルチの7SDX 7エレのトライバンダーで有った。当時の業務日誌を見ると交信通しナンバーが20000台に入った直ぐの頃で此の前後に国内との記述が全く無いのでアマチュア無線はDX一本に掛けて日夜ワッチして居た時であった。此の時のBouvet(516A)からの運用は3Y5Xで行われ各バンドを賑わしたが私が交信出来たのは7MHz(SSB)、14MHz(CW,SSB)、21MHz(CW,SSB)で有った。当時の業務日誌を辿ると此の前後のQSOは28MHz帯が中心の運用に成って居るのだが(アンテナ設備としては一番交信の可能性が有るのに)何故か信号を受信できたり呼掛けを行った記述が全く無いので当局には其の信号が聞こえなかったと思われる。今回の運用時期は調度1ヶ月遅れの運用と成るが大体良く似た日本時間で信号が聞こえると思うので少しは参考に成ると思う。此の時には其のスプリット幅の広がりには往生したが彼の地からの信号が弱過ぎた印象は残って居るのだが前回はDxコンディション最盛期時期で有ったのに対し現在はボトム状態なので其の影響は解からない。運用はJA向けに200mHに設置したりJAのオペレーターが1名参加される情報も有るので此れは私達JA各局には朗報で有る。


 7MHz帯(SSB)での交信は中盤の01月04日の06:18JSTに14MHz(SSB)は12月30日19:14JSTに(CW)は12月31日の19:22JSTに交信し21MHz帯(SSB)での交信は12月31日の14:14JSTに(CW)は01月04日の18:01JSTの交信と成って居る。JA局の対応にはJA1ISTの藤原さんが勤めパイル幅は100KHz以上に広がったが藤原さんが英語でUPーXXXとアナウンスした後に早口の日本語で235とか受信周波数を囁いてJA側に便宜を図ってくれたが海外の強兵も中々強かで、きっちりと日本語を理解して其の周波数に参戦して来たりして居た。


 早い物で此の運用があってから既に28年が過ぎたが其の後にDXに興味を持って始められた各局には待ちに待ったBouvet Isからの信号が2月に入る頃には聞こえる事に成る。余談だが此の当時はバブル経済全盛でブーべ対応用のリニア・アンプが飛ぶ様に売れて其の業界は潤ったとの噂で有ったが果たして現在は如何なのだろうか?兎に角アマチュア無線のDX界で難度AAクラスの マルペロ、ナバサ、ブーベの一角からの運用が始まりアマチュア無線の世紀の祭典に参加出来る事は嬉しい限りで此の世界に導いて頂いた先人に良い冥土への土産話に成りそうだ。







 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  TV番組で懐かしい秋田県... | トップ |  Z60Aと念の為にQSO »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アマチュア無線」カテゴリの最新記事