先日、書いたアンテナ不調の件(同軸不良は解っていたが原因が解っていなかった)天気の良い本日午前中に同軸の中継コネクターの自己裕着テープの部分をカッターナイフで削り接続部を外し調べて見るとやはり水が入っていた。Mコネクターの先端が錆び接触不良に成っていた同軸の被服が破れ水が入った様子だ
上側の同軸7mくらいを(タワーに沿わせている部分)安全ベルトを架け替えながら昇り同軸の被服をチェックしたらタワーの上部の直ぐ下の部分で被服が破れ同軸の編線部分が露出しており変色しているのが見付かった。此処から入った水が下の中継コネクターで止まり悪さをした様だ。10D2Vの25m位をパアーにしたが原因が解れば私なりに納得した。
先日張替えた8D2Vの引回しと今回のトラブル部分の対応を確実にして、最上部に上がりこの前に撤去した2メーター八木が取り付けて有った所が歯抜け常態に成っていたので其其のアンテナ間隔を調整した。このタワー上部から飛出たマスト(5m)に下から21MHzの5エレ八木、中段に24MHzの5エレ八木、最上部に18MHzの3エレ八木を取付け直しをした。この作業は大変で二重管の2インチパイプに取付けたステップを昇り最上部の3エレ八木のマストクランプの移動、其の後ブームステーの取付け変更を行う。当然ステップの位置が変わるので予備のステップを使い足場を整えながら中段の5エレ八木、続いて下段の5エレ八木と同じ作業を続けながら下に下りる事と成った。最大の恐怖は最上部の作業、作業中は足の位置はタワー上部から3m強、目線は5mになる。安全ベルトだけが頼りの作業だ最初の5分位は可也怖いが作業をしていると段々と落着いて来る 何時も思う事だが電波を遠方に飛ばす為に必要なので仕方なく上るが仕事と成ると多分遣ら無いだろう。私は若い頃は高い場所は得意ではなかったが無線を始めて仕方なく昇り始め少しづつ克服出来た。
すべての作業が終わり地面に足を着けるまでに2時間以上が経過していた。この瞬間と少し距離を置いた場所でアンテナ全景を見る時に快い疲労を感じながら達成感を味わう事が出来る。安全ベルトを外すのも、もどかしく無線機に向かい各バンドのSWRを測定、21MHz と24MHzは全バンド内 1.3以下、18MHzは悪い所では1.7位まで上る トラップ入りとアンテナ間隔が1.5mくらいしか無いので以前から調子が良くない アンテナの多段積みはフルサイズの八木で無いと良くないように思う。
夕方、21MHzと24MHzでの「飛びチェック」21MHzで「CQ DX」はおこがましいので呼び手に回ったがロングパスのヨーロッパからは全て応答が有った。リポートは様々だったが人並みのリポートは戴いた。24MHz は局が全然聞えていなかったがヨーロッパ向けに「CQ DX」を数回出すとイタリアからコールが有り55のリポート、此方はロングパスで59を振っている 此方がショートパスにアンテナを振ると相手は53に落ちた。双方がロングパスに向けると此方に59を此方のメーターは59プラス10dbに上昇、朝方の北米との交信の様子等から24MHzの飛び割合に関しては安心した。
本日はSNが139と再度上昇してきた24MHz 等は独特のノイズが時々出始め開けている感じがする21MHzはそれなりの処が出ているが昨今のアマチュア局の減少傾向は海外も同じ状態らしく、ログにコールサインを打ち込むと、たいがい交信済みの局が多い。来年の早春には28MHzの5エレ以上のアンテナが必要に成る 暫くはアンテナ作業が続きそうだ。