パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

(黒澤明+宮崎駿)÷2=アバター

2010年02月01日 | 映画

「アバター」をやっと観ました。「3時間、休憩無しでも一気に観てしまうほど面白い」と、既に観た家族の感想だったので、期待して観に行きました。
私の感想はタイトル通り、"(黒澤明+宮崎駿)÷2=アバター"だな、と言う事でした。

まずは黒澤明の部分から。
「トンカツの上にビフテキを載せたごちそうを食わしてやる」この意気込みで製作したのが「七人の侍」です。
登場人物の成長、メロドラマ、農民の生活、ヒューマンドラマ、最後はあの戦闘シーン。
「七人の侍」はまさに上記の言葉通り、映画の美味しい部分をてんこ盛りにした長編映画でした。
アバターも似たようなものを詰め込んでいました。
上映時間はアバターは約3時間、七人の侍は3時間27分。

宮崎駿の部分は、
あの森が「もののけ姫」でしょ。空中に浮かんでいる岩(島?)はモロ「ラピュタ」。
自然と調和している原住民と近代化のため資源の搾取を企む地球人との戦いは「もののけ姫」。
ドラゴンの空中戦はラピュタの空賊ドーラ一家、または「紅の豚」の戦闘シーン。 
あの巨大なヘリコプターは「ナウシカ」に出てくるトルメキア軍の飛行艇かな?

誰もやりそうで出来なかった2大巨匠のコラボレーションをやってのけたキャメロン監督の力量はさすがだなと。
しかし、タイタニックから12年間かけて出来上がったのが、この合わせ技?
黒澤明は「生きる」の2年後に「七人の侍」だったんですけど。
ハリウッド資本って羨ましいですね。

蛇足
3Dで観ましたが、眼鏡のせいか画像が暗いですね。しかし、字幕が最前列に表示されて見やすかった。老眼の私には助かりました。
3Dって、年寄りに優しいテクノロジーなのですね。がんばれソニー。

コメント
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