パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

蜷川実花展─虚構と現実の間に─ in 上野の森美術館

2021年10月30日 | アート・文化
赤を基調とした写真(自室の壁紙も赤色らしい)。
鮮やかな写真と言うのが、特徴の様です。この展示会を観て感激した方には申し訳ありませんが、展示の方法(意匠)で誤魔化されたような気がして・・・・すみません。
女優のポートレイト(撮影不可)は綺麗に撮れています。 写真歴史博物館 (東京ミッドタウン)で行われている、大竹省二 「カラー写真が夢見た時代 COLOR DREAMS」の方が、それぞれの女優に個性が感じられて美しいんじゃないかなぁ?
1960年代の女優です。左から佐久間良子、浜美枝、鰐淵春子
  
ま、とにかく綺麗な写真ですから、それなりに見甲斐のある展示会だと思います。あっという間に観終わってしまうけど。
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刀剣 もののふの心 in サントリー美術館

2021年10月27日 | アート・文化
サントリー美術館がある東京ミッドタウンは、コロナ前であっても土日は閑古鳥が泣いているほど空いています。田舎モンにとってノビノビと楽しめる大規模複合施設です。
飲食店への営業時間の短縮要請解除二日前(10月23日)に伺いました。二日前だと言うのに混んでました。飲食店はどこも行列でした。大変珍しい事です。
そしてサントリー美術館も行列を作っていました。ありゃまぁ、皆さん我慢できないのですね(笑)
この人気ぶりはアニメ(刀剣乱舞)のおかげですか。


ライトに照らされた日本刀は艶めかしい光を放っています。刀文のウネウネがまた妖しさを醸し出しています。ここに二次元趣味の女子も魅かれるのでしょうか?
日本刀をスライドショーにしても面白くないので、展示していた浮世絵と狩野元信筆「酒伝童子絵巻」の一部を動画にしました。
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ピーター・シスの闇と夢 in 練馬区立美術館

2021年10月23日 | アート・文化
チェコの芸術都市『プラハ』で知られるとおり、チェコスロバキア(現チェコ共和国)は、アートの意識高い系のお国柄ですが、かつての共産主義政権下においては表現の自由が制限されていました。アニメーションは比較的緩かったそうです。

ピーター・シスはアニメーターとして活躍していましたが、1984年、ロサンゼルス・オリンピックに派遣されます。祖国を含めた東側諸国がオリンピックのボイコットを表明したことを受け、亡命しました。
生計を得る為めに挿絵画家となります。

版画の手法、エングレービングの様に細かい線描です。しかしこれが水彩画です。これが質感を生みます。


そして、鮮やかさにやや欠ける色彩と西側諸国とは異なるセンス。
モノクロにあっては、かつての『ぴあ』の表紙イラスト、あの点描を彷彿とさせる細かさ。
挿絵といえど、鑑賞に耐え得る作品となっています。

映画「アマデウス」のポスターデザインも彼が制作しました。映画監督ミロス・フォアマンもチェコからの亡命者ですね。




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ポーラ美術館コレクション展「甘美なるフランス」 in

2021年10月20日 | アート・文化
「花の都パリ」と言われた時代の作品がコンパクトにまとめられていて、素人さんでも楽しめる様になっています。
印象派、ポスト印象派、エコール・ド・パリ、ナビ派、キュビスム等色々な作家が一度に楽しめて、安定・安心のパリ芸術、と言った感じです。
箱根にあるポーラ美術館まで行かずに済んで良かったわァ。
コメント (1)
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美男におわす in 埼玉県立近代美術館

2021年10月16日 | アート・文化
「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は美男におわす 夏木立かな」(与謝野晶子)
題名の「におわす」は、与謝野晶子が鎌倉大仏をみた時の俳句から。


美人画があるのだから美男画も、という事で結構リキ入れた企画ですねぇ。
浮世絵から現代アート、マンガにアニメとあらゆる分野から美男についてアプローチしています。
マンガは「風と木の詩」はもとより、パタリロまで網羅しています。
アニメもあります「聖闘士星矢」(笑)
浮世絵では、若衆とか小姓等、ダイレクトに性の対象としての美男ですが、近代以降それが薄れていってボーイズラブに至ると。
これは前回紹介した高畠華


「若衆」の反対語が「野郎」と言うことを初めて知りました。


女子から見れば、鑑賞の対象になるのでしょうけど、野郎から見れば、むさ苦しいんですけどねぇ(笑)

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