パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

Neo Japanese Paintings展 in 代官山ヒルサイドフォーラム

2023年11月27日 | アート・文化
日本画を継承する10名の現代画家の展示です。
たまたま、ここの学芸員の方と立ち話をする機会がありました。
「今の洋画と日本画の違いは、油絵の具か岩絵の具の違いだけであって、描く対象物は同じですよねぇ」と聞いた所、
「そうですねぇ、生活が洋式化してしまったため、作家さんは日本らしい対象物を見つけるのに苦労してますよ」と言う返事でした。
奥村土牛の様な本格的な日本画はもう無理なのかぁ。インターネットによるフラット化する世界の功罪だよなぁ(棒、と感じたのでした。

日本人のアイデンティティの一つが日本画だと思うんですよ。アイデンティティを描画していると言う。

誰かが買う事で日本画が継承するわけで、そう意味で値段もアップしました。現代作家の価値はどれくらい?と言う興味もあって。
もちろん、私には買えませんが(笑)
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永井天陽 遠回りの近景in 埼玉県立近代美術館

2023年11月24日 | アート・文化
彫刻家ですが、アクリル材、剥製、既製品など、異なる素材を重ね合わせた組み合わせた作品を制作しています。
「metaraction」シリーズというのがありまして、透明なアクリル材(それもカラフルな蛍光色)の中にぬいぐるみなど別の既製品を組み込んだものがあります。
微妙にずれた部分がポップで可愛いく感じたので、楽しく拝見できました。

解説によると「ものや出来事へのささやかな疑いを出発点として、人が無意識に抱く感覚や認識への問いをテーマに制作」しているそうでが、凡人私にはサッパリです。見て楽しかったので、それで良いです(笑)
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霊気を彫り出す彫刻家 大森暁生展 in 西武百貨店池袋店

2023年11月20日 | アート・文化
「霊気を彫り出す彫刻家」とサブタイトルが付いています。
「霊気を帯びているかのように神秘的で、今にも動き出しそうなほどリアル」という説明ですが、言われてみればその通りかも。
舟越 桂のように不気味さは感じるものの、動物かつ木彫なので、三沢厚彦の作品のように多少は親近感を感じます。
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超絶技巧、未来へ! in 三井記念美術館

2023年11月17日 | アート・文化
明治政府の外貨獲得の使命、職人を尊ぶ風土と相まって、技を極め過ぎて、作品時代のあだ花と言うか、今となってはアートと呼ぶべき所からちょっと外れた超絶技巧としか言いようのない作品ではないかな?と思っています。
現代作家の作品は、明治の作品から感じられるインパクトが無くなり、何気にそこに存在していると言う、そのリアリズムの追求は、それはそれで恐ろしいほどの技量だと思った次第です。
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読書する女性たち in アーティゾン美術館

2023年11月10日 | アート・文化
アーティゾン美術館の展覧会場は3階に渡って催されています。1階ごとに内容を変えていますが、この動画は4階 展示室で行われている「読書する女性たち」です。
当時のヨーロッパの識字率からすれば、女性の読書は少なかった方だったと。
18世紀以降、読書する女性の姿が描かれるようになります。渡欧した日本人画家を含めて紹介しています。

6階がメインの展覧会で、山口晃作品。5階が「美術映画シリーズ」という61人の芸術家を取材した17本の記録映画の上映です。
山口晃がまいりましたわ。入場前に床・天井・壁・家具すべてが傾いた部屋から始まるのですが、これのおかげで平衡感覚が狂ってしまい、気持ち悪くなって十分鑑賞できませんでした。あー、歳は取りたくない(笑)


5階の映画上映は貴重ですね。動く巨匠が観れたので。どういう筆使いなのか?興味深かったです。


「読書する女性たち」を動画にしたのは、これがごく普通の絵画展示だったからです。

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