阿部千鶴 日本画展 in 佐藤美術館

淡く優しい眼差しから描かれた絵は、いわさきちひろを思い出します。
この人の作品は幾つかの展覧会でスポット的に何回も見てきた気がします。
今回、まとめて鑑賞できたのは有意義でした。

サブタイトルの「Flower palette」とは、花いっぱいの一枚の画面という意味と展示会場をパレットのように彩り、花畑にいるような空間と時の流れを感じてほしいという願いが込められているそうです。

TANAAMI!! AKATSUKA!! That‘s all Right!! in パルコミュージアム

田名網が、生前に親交があった赤塚不二夫への想いを馳せて制作したコラボレーションです。
漫画家と前衛アーティストが友情を育んでいたとは。

ご高齢にも関わらず、短期間のうちにこれだけの作品数を作成。そして特装版作品集「That‘s All Right!!」も出版。このバイタリティは、友情からでしたか。


いちゃあ何ですが、いつものワンパターンのコラージュ作品。
コラージュの素材には、ウルトラセブンも常連ですが、それが赤塚不二夫キャラに代わったと言う感じですか。
ワンパターンで、キモカワイイわけではないのですが、見てしまうんですねェ。

田村セツコ展 85歳、少女を描き続ける永遠の少女 in 弥生美術館

お姉さま方へ
断言しましょう。これを観たら、乙女に戻れます。
セツコ・グッズが壁一面、てんこ盛りです。
デビューから現在まで「カワイイ」の連続です。

しかし、それだけではありません。サブタイトルに注目する必要があります。
老後はどうしようか？のヒントの一つが作者によって記されています。
今回の企画展のテーマは「少女とおばあさんの共存」だそうです。

マシュー・パラディーノ and 山路紘子 in NANZUKA

二人のアーティスト同時開催です。
1Fではアメリカ人アーティスト、マシュー・パラディーノの新作個展「High Desert Mirage」、2Fでは山路紘子の個展「すみか」となっています。

パラディーノはサンフランシスコ生まれのアーティストで、現在はボリビアを拠点に活動中。
果物、植物、置物、動物など配置した水彩絵画が特徴です。
南米ボリビアでの生活を通して、現在好んで制作している「サボテン」シリーズを展示しています。

山路紘子は日常の中で発見した風景や時間、心象、思考をヒントに創作します。

と言うか、そう言われてもピンとこないのが素人🤣
NANZUKAだから出来る展示でしょうね。

第77回春の院展＜令和4年度＞選抜展 in 西武百貨店池袋店

選抜された作品112点展示と言う事ですが、何を基準に選抜なのか？
それはそれとして、安定の院展です。
何を見ても満足のいく作品ばかりです。