パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

川瀬巴水 旅と郷愁の風景 in SOMPO美術館

2021年12月31日 | アート・文化
鏑木清隆の弟子にやっとなれたが、人物画に関しては他の門下生の方が優れていたので、風景画へ転身。
明治に入り浮世絵が衰退。絵に芸術性を持たせ「新版画」と呼称することで浮世絵復興を目指す版元、渡辺庄三郎とタッグを組みます。
日本各地を巡り、叙情豊かに表現した作風から「旅情詩人」「昭和の広重」と呼ばれました。
関東大震災を起点に作風が変わります。以前はセピアがかったノスタルジア溢れる絵でしたが、震災以降ハッキリと色鮮やかになります。「昭和の広重」と呼ばれる所以ですね。
震災以降、川瀬巴水 、小林清親、吉田博の3人の版画家について、私ははっきりと区別がつかないのです。似たような作風で。
小林清親

吉田博


私は版画が苦手です。アニメのセル画の様に立体感がない、のっぺりとした絵を何十枚も鑑賞出来ません。
しかし、新版画なら、写実的、グラデーション、光線画ありで何とか観れます。
特に巴水の詩情豊かな版画は観やすいです。

スティーブ・ジョブズと巴水には深い関係があるそうです。
Apple製品のシンプルイズベストなデザインは禅から来ると言われています。巴水の虚飾を排除した新版画から影響を受けた、と言う説が掲示されています。
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マリー・ロージー展 in 代官山ヒルサイドフォーラム

2021年12月29日 | アート・文化
ポール・セザンヌの玄孫で、小学校の美術教師。とは言え、彼女をポール・セザンヌのイメージで観てはいけません。彼女は彼女です。オリジナルの才能を持っています。
集団、動物、風景、静物、肖像画、古典絵画へのオマージュが作品の特徴ですが、彼女は「対比」にもこだわりがあります。背景が抽象画(時の流れを感じる)、対象物が静物画(時が止まっている)。

フランス本国では「予測不可能」と評されているそうですが、よく分かりません。
肖像画において、麺棒で拭きとってしまうと言う、斬新なアイデアが目を惹きます。

三菱一号館美術館「印象派・光の系譜」展でのレッサー・ユリィ、本館のマリー・ロージーと優れた作家を発見できたことは、今年最後の嬉しさでした。
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HOMMAGE in Sansiao Gallery

2021年12月25日 | アート・文化
現代アートを現役の日本人アーティストがオマージュした、と言う企画で7回目です。
八重洲ブックセンター近くの画廊で、無料・撮影可なので、ちょくちょく行きます。
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柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年 in 東京国立近代美術館

2021年12月22日 | アート・文化
ほとんどが日本民藝館の収蔵品。とはいえ、これほど大量に一挙公開することは民藝館では出来ないので、これはこれで鑑賞する価値があると思います。民藝館での地味な見せ方と違い、展示の演出方法で印象が変わりますねぇ。
柳宗悦&民芸品の組み合わせ。私はお金の匂いがプンプンします(笑)
田代まさしに似ているし。チョビ髭はやして。
大原孫三郎の寄付によって造られた日本民藝館。館内に自宅を作ってしまうことは、利益相反行為じゃないのかと(笑)
各地で展示会を開催して即売会。地方の物産品を民芸と称してメディアミックスを利用しての印象操作。安く仕入れてデパートで高く売ってんだろうなァ。
QVC?今はインフルエンサーか(笑)
民芸品は素晴らしいですよ。これは疑いようもありません。仏像を観るように心落ち着きます。
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河染波留可・いちにほ2人展 「drop + pop」 in MASATAKA CONTEMPORARY

2021年12月20日 | アート・文化
70年代・80年代に乙女だったお姉様方には、ノスタルジーかな?
おっさんには、ちと遠い世界であった🤣
にしても、最近の画家はアニメやマンガに影響を受けている人が多いですね。
信濃町にあるアートコンプレックスセンターに行くと、そんなのばっかりです。
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