今日は東京国立博物館 東洋館がリニューアルオープンした日です。3年はかかっているのではないかな?正月2日目から開演なんて、お国としては結構サービスいいじゃないの!と言うわけで、正月といっても特にする用事もないので行ってきました。
工芸品、書道、彫刻がメインですね。1階から5階まで。3Dなので、飽きずに全フロア鑑賞することができました。また、ソファの設置場所が多いのが気に入りました。ダイエットのしすぎでひ弱な私には、休憩場所が必要なのです。なんたって、貧血で献血ができないからね。
さらに、巨匠、谷口吉郎によるオリジナル設計がどういう風に改修されたのかも楽しみでした。中央は全階好き抜けでガラス張りのエレベーターが設置してあります。そして外周がスキップフロアになっています。これがややこしい動線になっているのです。同じフロアでも5階から3階へ下る階段もあれば、4階へ下る階段もあると言う・・・。まあ、じっくりと鑑賞する時間があればは、降りる階を間違えてもいいんですけどね。
書道を除き、ほとんどの展示物が撮影可能です。その部分は良いかも。東南アジア、中央アジア、中東、エジプト方面まで広い範囲を取り扱っていますので、入場料600円でお得感があると思います。私は青磁の器がたくさん鑑賞できて満足でした。
次は本館です。日本文化専門です。1月14日まであの国宝、「松林図屏風」が鑑賞できます。いやー、3年ぶりですか、観るのは。いつ見ても素晴らしいです、墨によるモノクロ絵画なのに濃厚な湿度を感じるこの絵は。
しかしですね、これ、みなさん写真バシバシ撮っているのです。国宝なのに。説明文には撮影禁止のピクトグラムがありません。
この絵は特別ブースにて、この絵だけが展示されています。にもかかわらず、係員が常駐していないのです。国宝をこんなぞんざいに扱って、ここの館長は太っ腹だなあ、といたく感心しました。当然、撮りまくりましたよ。
そうしたらですね、撮影禁止の立て札が倒れていたのですね。ほかの客に言われるまで分かりませんでした。もう、後の祭りだっちゅーの。