ちょっと遅くなりましたが、一昨日指揮者のクラウディオ・アッバード氏が他界されました。享年80歳でした。
私が子供の頃、最初にアッバード氏を認識した時は40代半ばくらいだったと思います。何を聴いたかはよく覚えていませんが、スラっとしたかっこいい指揮者だな…というのが第一印象でした。ちゃんと認識して聴いたのはドレスデン歌劇場管弦楽団のブラームスの交響曲第3番のレコードだったと思いますが、第3楽章が物凄く美しかったことを強力に覚えています。
その後、ベートーヴェンやシューベルト、マーラー等、いろいろな録音を聴きましたが、イタリア人らしいすっきりとした明快な音楽の構築の仕方が好きでした。個人的に好きなのはマーラーの交響曲第6番の演奏です。
それと好きだったのがオペラです。中でもヴェルディの作品には名演が多く残っています。特に《シモン・ボッカネグラ》は2種類の画像が残っていますが、癌を克服した後の2002年のフィレンツェ5月音楽祭での公演のDVDは、個人的にベスト盤だと思っています。
昨今『巨匠』と呼べる音楽家が次々と亡くなっていますが、アッバード氏が亡くなったことでいよいよ『巨匠』と呼ぶに相応しい指揮者が少なくなってしまいました。
You tubeで画像検索をしていたら、かなり古そうなヴェルディの《レクイエム》の画像を見つけました。1970年と書いてありますが、それにしては画像が白黒映像なので、実際の公演はもっと古いのではないかと思います。どこかの教会での公演ですが、出演独唱者がレナータ・スコットにマリリン・ホーン、ルチアーノ・パヴァロッティ、ニコライ・ギャウロフといったとんでもない顔ぶれが勢揃いしています。そしてアッバード氏が若い!昨今の痩せ細った白髪姿とは全く違う、精悍な黒髪の『かっこいい』と思った頃の姿が観られます。
このヴェルディの《レクイエム》をもって、改めてアッバード氏の御冥福を御祈念申し上げます。合掌。
Verdi Messa di Requiem Abbado, Scotto, Horne, Pavarotti, Ghiaurov Roma 1970
私が子供の頃、最初にアッバード氏を認識した時は40代半ばくらいだったと思います。何を聴いたかはよく覚えていませんが、スラっとしたかっこいい指揮者だな…というのが第一印象でした。ちゃんと認識して聴いたのはドレスデン歌劇場管弦楽団のブラームスの交響曲第3番のレコードだったと思いますが、第3楽章が物凄く美しかったことを強力に覚えています。
その後、ベートーヴェンやシューベルト、マーラー等、いろいろな録音を聴きましたが、イタリア人らしいすっきりとした明快な音楽の構築の仕方が好きでした。個人的に好きなのはマーラーの交響曲第6番の演奏です。
それと好きだったのがオペラです。中でもヴェルディの作品には名演が多く残っています。特に《シモン・ボッカネグラ》は2種類の画像が残っていますが、癌を克服した後の2002年のフィレンツェ5月音楽祭での公演のDVDは、個人的にベスト盤だと思っています。
昨今『巨匠』と呼べる音楽家が次々と亡くなっていますが、アッバード氏が亡くなったことでいよいよ『巨匠』と呼ぶに相応しい指揮者が少なくなってしまいました。
You tubeで画像検索をしていたら、かなり古そうなヴェルディの《レクイエム》の画像を見つけました。1970年と書いてありますが、それにしては画像が白黒映像なので、実際の公演はもっと古いのではないかと思います。どこかの教会での公演ですが、出演独唱者がレナータ・スコットにマリリン・ホーン、ルチアーノ・パヴァロッティ、ニコライ・ギャウロフといったとんでもない顔ぶれが勢揃いしています。そしてアッバード氏が若い!昨今の痩せ細った白髪姿とは全く違う、精悍な黒髪の『かっこいい』と思った頃の姿が観られます。
このヴェルディの《レクイエム》をもって、改めてアッバード氏の御冥福を御祈念申し上げます。合掌。
Verdi Messa di Requiem Abbado, Scotto, Horne, Pavarotti, Ghiaurov Roma 1970