共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

ちゃんと御用意頂けませんこと? ε=(`へ´メ)

2015年01月21日 21時47分54秒 | 日記
昭和時代の駅の改札口には切符切りの駅員さんがいて、華麗な鋏入れの名人技を駆使して乗降客を捌いていました。しかし、それも今は昔、現在はどの電鉄会社でも素っ気ない自動改札が幅をきかせています。

かつての達人技も味わい深いものがありましたが、自動化したことによって今日のようにICカードが発達したりもするわけですから、ことスピードを要求される現代社会においては利に適った高い利便性を備えたものと言えます。ただしその利便性の高さも、使う人間の要領や能力次第であることも事実だったりするのですが。

今日、電車を降りてから人波に沿って自動改札に向かって行って、いざPASMOを読み取り口にかざそう…と思ったら、私の前のヲバチャンが自動改札の前で突然ピタッと立ち止まったのです。びっくりしつつ私も慌てて止まったのですが、後ろから歩いてくる人達の慣性の法則には逆らいきれず、結構な勢いで追突されてつんのめってしまいました。

とりあえず体勢を立て直してから『しっかし何だってまた急に立ち止まったモンだかコイツ!(-"-)』とヲバチャンを見てみました。そうしたら、何と自動改札の真ん前まで来てから立ち止まってバッグの中をゴソゴソ探って財布を取り出し、その中から更にSuicaをいちいち取り出すと、ようやくそれを自動改札の読み取り口に『ピピッ』と当てて、自分の後ろの人達を散々滞らせておきながら「すみません」の一言もなく改札を出て行ってしまったではありませんか。

まあ、元来女性の御召し物には男物と違ってポケットが少なくて、鍵でも財布でも何らかのバッグに別途入れて持ち運ばなければいけないことに関してはお察し申し上げます。ただ、電車を降りて改札口に向かったからには自動改札を通過することが分かりきっているのですから、そんな間際ではないところで歩きながら財布を出しておくなり、或いはICカードそのものを取り出しておくなりして、『自動改札を通る』という来るべき状況に備えておけばいいだけのことではないかと思うのです。それなのにどうしてこういうヲバチャンというのは、そんな簡単なことが出来ないのでしょうか?

これが女子高生だと、ICカードをパスケースに入れてバッグにぶら下げておくという芸当を知っている分、こういったトラブルも少なくなるのでしょう。しかし、こういう言い方をするのも何かと思いますが、どうもヲジチャンよりもヲバチャンに、こういう『間際族』とでも言うべき人種が多く見受けられるような気がしてなりません。

今日はたまたまラッシュのピーク時間でもありませんでしたから最悪の事態には陥らずに済んだようなものの、こんな呑気なヲバチャンがラッシュアワーに同じようなことをしでかしてくれたら…と思うとゾッとせずにはいられません。せめて自主防衛のためにも、これから自動改札を通過する時には、なるべく鈍臭そうなヲバチャンの後ろには立たないようにするしか、こういったトラブルを回避する方法はないのでしょうか…。
コメント
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