随分久しぶりに青空の朝だった。朝の気温は ―6℃(非公式)まで下がっていた。
変温動物のように 気温の上昇を待って里山散策を一時間ほど。
山上に祀られる 御嶽山大神 の碑までのこの片道30分のコースはカンジキ不要だった。
11時を過ぎているのに 気温の低い今日は ブナ の枝に積もった雪が落ちない。
わずかばかりの薄日を枝の雪が遮ってくれるので歩いても熱くならない。
林を抜けた高台から振り返る。
いつもは黒々としている遠い杉林も枝に積もった雪で明るい雰囲気だ。
モノトーンの雪の世界で 唯一色が見えてのは 雪の中から顔を出していた笹の緑だけ。